自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

視力が悪い人のためのアイウェア選び(私見)

人それぞれ悩みどころはあれど、普段をメガネをかけている自転車乗りにとってアイウェア選びはわりと重要なポイントなのではないかと思ったり。
自転車を初めて早3年半ちょっと経ち、今までに色々なスタイルを試してきて、ようやく「コレか!」という自分的結論に辿り着いたので、同じく悩んでいる人のアイウェア選びの参考になればと思います。
このブログでは滅多にない「読んでくれている人のための記事」になるので、いつもより変な感じの文章でお届けします。ご了承ください。




まず前提として以下の2つを踏まえてのデメリットを中心に書いていきます。もちろんそれぞれメリットはあるけど、大事なのはデメリットが少ない、もしくは許容出来る範囲のものであること。
①コンタクトレンズは使いたくない。
②夜間走行、仮眠を含む走行をする。



視力が悪いサイクリストのアイウェア選びにおいて考えられるものが以下の8つ。
①コンタクトレンズ+アイウェア
②度入りスポーツアイウェア

③インナーレンズのあるスポーツアイウェア
④調光レンズのメガネ
⑤普段使いメガネのみ
⑥普段使いメガネ+シールド付きヘルメット
⑦普段使いメガネ+オーバーグラス
⑧2wayメガネ
⑨普段使いメガネと色付きメガネの両刀



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①コンタクトレンズ+アイウェア
まずコンタクトレンズを使いたくないのでこれは却下。コンタクトレンズを使いたくない理由は人それぞれではあるけど、
(1)個人的にはメガネを愛してやまないから。
(2)目が霞んだ時にゴシゴシ擦ったりしにくい。



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②度入りスポーツアイウェア
一度は候補に入れたことがあるけど、
(1)ちゃんとしたブランドのものを買うと結構いいお値段がする。
(2)夜間走行を考えると明るい色のレンズにする選択肢しかない。
(3)雨(特に霧雨)にやられると視界が完全に奪われてしまう。
(4)店に入る時にもサングラスをかけたまま入らないといけなくなってしまう。
特に4、コンビニに入る時でさえヘルメットとサングラス、あと出来ればグローブも外すべきだと考えているので、飲食店なんかにサングラスをしたまま入るのは個人的にはナシ。



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③インナーレンズのあるスポーツアイウェア
②-(1)の理由で一度これに手を出したことがあります。


「買いました」の後、特に商品レビューをしたわけでもないので、せっかくなので使ってみて感じたデメリットを。結局以下の理由(特に1番と4番)により、1か月ほどで使わなくなりました。
(1)インナーレンズにまつ毛が当たって汚れやすい。
(2)昼夜走るなら色の濃い偏光レンズ以外にも持ち歩く必要がある。
(3)ケースがでかい(バラで持ち歩いても良いけどいつか割りそう)
(4)店に入る時にもかけたまま入らないといけなくなる。



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④調光レンズのメガネ
使用したことはないけど、今まで使っていたメガネが大分ぼろぼろになってきたので、買い替える際に候補には入れたものの、ちょっとした心配要素があったので候補から外しました。
(1)トンネル走行で即時順応出来ない。
(2)紫外線量によって色が変わるため、「まぶしい=レンズが黒くなる」わけではない。



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⑤普段使いメガネのみ
基本的には今までずっとこれ。普段使っているメガネが一番しっくりきます。
でも、汗をかく運動時にも使っていたり、細かい砂などでレンズに知らぬ間に細かい傷が入っていたりします。劣化が酷いです。
ずっとかけているから気付かなかったんですが、夜間の街灯や対向車のライトがすごくギラついて前が見えないなあと思った時にスペアのメガネをかけたら、視界がすごくクリアになって驚きました。
ちなみにノーズパッド一体型はずり落ちてくるので運動には適さない。



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⑥普段使いメガネ+シールド付きヘルメット
これも自分の基本スタイル。シールドを付けるのは雨の時と、寒さで目がシパシパする時と、ダウンヒルの時だけ。基本的にちょっと暑い。走行中でも着脱しやすいので便利。
OGKカブトのヘルメットシールドは大分バリエーションが増えたけど、調光シールドは④-(1)の理由により却下。他のミラー系や色の濃いものもかっこいいんだけど、夜間に視界が悪くなるのでナシ。これからも採用していくならクリアか、せいぜいスモークまでかな。

シールド付きヘルメット自体のデメリットとしては、
(1)対応しているヘルメットが少ない。
(2)落としたりした時に傷つきやすい。



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⑦普段使いメガネ+オーバーグラス
これも過去に試してみました。

(1)重くてでかくてずり下がってくる。特に汗をかく夏場には本当に適さない。
(2)ヘルメットの紐が邪魔になるので止まっている時じゃないと付け外しできない。



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⑧2wayメガネ
これも今回買い替える上で候補に入れました。マグネット式と跳ね上げ式がある。
某低価格メガネ屋さんをいつも利用しているのでそこで試着したんですが(マグネット式)、店内で試着した感じは特に問題ない感じ。そこで実際にサイクリストのレビューブログを読んだりしたところ、以下のデメリットが。
(1)簡単に落ちる感じはないが片手では着脱が出来ない。
(2)通常のレンズともう1枚のレンズの間に隙間が生じるため、映り込みがひどい。
(3)セット販売なのでカラーレンズ側だけ失くした場合、そっちだけ買うことが出来ない。



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⑨普段使いメガネと色付きメガネの両刀
今回の記事はこれが個人的最強装備だと書きたいがために作成したものなんです(笑)
⑧よりもかさ張るんですが、「どうせレンズプレートを持ち歩くんだったらメガネもう1本持ち歩くのと変わらない」し、万が一道中破損した時に視力を補えるものがもう1つあるんだから本当に強い。


普段使い用とはいえ、自転車に乗る時のメリットも考えて選びました。
(1)ノーズパッド一体型ではないもの。
 →これは前述の通り、一体型だとずり落ちてきてしまうから。
(2)ハーフリムであること。
 →フルリムだと雨、雪の際にフレームに水滴や雪が溜まってしまって視界が悪くなるため。雪がメガネにへばりつくような天気の中で走ることはもう2度とないとは思うけど、アタック日本海の悪夢を忘れてはならん。
(3)くもり止めレンズにする。
 →某店では+5000円でくもり止めレンズに出来ます。トンネルなどによる寒暖差、ヒルクライム中や今の季節にガシガシ走った後に信号などで停車した時にブワッと曇ってしまうのを防ぐため。ちなみに風呂場でも曇りません。すごい。5000円の価値がある。
 ちなみにくもり止めレンズは反射防止コートされていないため、最初はぼやっと光が映り込む感じが気になりましたが、夜間の街灯や対向車ライトで変に反射することもなくいい感じです。でも外から見るとこんな感じに見えてしまうことがあります。



そしてもう1本のカラーレンズメガネ。


もう少しスポーツアイウェアらしい見た目のものにしたかったんですが(サイドが開いてるとか、アンダーにリムがないとか)、某店ではフルリムフレームでないと偏光レンズにはできないということだったので(普通のカラーレンズにはどんなフレームでも変更できます)こちらに。ちなみに偏光レンズへの変更は+5000円。
今までもフルリムで雨の日以外で顔周りの換気が悪くて困ったこともないので、これで運用していきたいなと思います。



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以上のことを踏まえて、個人的な最強装備はメガネ2本持ち+クリアシールド付きヘルメットかなと。
普段からごちゃごちゃと荷物を持ち歩くことを厭わない重量系メガネロングライダーのアイウェアに対する私見でした。メガネ民の数だけ考えがあるから、どれが一番とは言い切れないけど、少しでも今悩んでる人の参考になればと思います。




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なお、自転車オーバーホール中につき、しばらくライド記事はお休みです。

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