自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

なくなった連休の鬱憤を晴らすライド・その2

その1の続き。





さて、数か月ぶりの金精峠。わくわく感いっぱいで登り始めます。
登り始めてすぐに「お疲れ様です」という声と共に、キャノンデールお兄さんに抜かれます。
完全に偏見なんですが、「お疲れ様です」と言ってくる自転車乗りはブルベに出てる人ってイメージがあります。普通は「こんにちは」とかのが一般的じゃないですか?まだブルベ6本しか走ったことないですけど、みなさん「おつかれさまでーす!」って先行くんですよ。
結果的にその人は尾灯2つ付けてるし、ヘルメット尾灯も完備だし、フレームにはランドネきたかんとフレッシュのゼッケンプレートも付けていたので間違いなかったんですが。




いつ来ても最高に景色の良い金精峠ですが、やっぱり雪山は格別です。
冬でも湯元温泉までは自転車で行けるし景色も良いですが、金精峠通れるようにしてほしいよ~!栃木県さま群馬県さまよろしくお願いします~!




群馬県側の登りが割と楽でイージーモードなのでそれに比べるとちょっときつく感じますが、夏に訪れた時に比べるとなんだか楽に登れるようになっている気がします。もっときつくなかったっけ?って感じだったし、のぼってる最中に車から話しかけてくる人に対して、「苦しいんだから話しかけてくんなよ~!」って思ってたのに、息を乱さずに登れるようになってるし(速く登れるとは言ってない)
でもまあ、あの頃から6000kmくらい走ってるんだから、少しは楽に登れるようになってくれないとね…。




このスノーシェッドを見ると、金精峠だな~って感じがしますよね。
手前の工事箇所はすっかり綺麗になっていました。そういえばここ工事信号機設置されてたね、懐かしい。




写真を撮りながらのぼっているキャノンデールお兄さんと抜きつ抜かれつしながら金精トンネルに到着。
つい二週間前に日光白根ヒルクライムで来た時は、日光側の景色は見ないでお預けにしてたんですよね。あの頃はなんかすごく寒かったけど、たった二週間しか経ってないのにもうこんなに暖かいなんて。




お馴染みの場所で写真撮影。
キャノンデールお兄さんと記念撮影場所をじゅんばんこに譲り合いです。自転車乗りはみんなトンネルと標高のとこと下の景色が見えるところで写真撮るから!




はあ~最高~!やっぱり日光っていいところだなあ~!男体山と湯ノ湖を同時に臨めるここからの眺めは大好きなのです。





さて、ここまで150km弱走って約3000mほど登ってきました。
日光駅の方から輪行で来る人は大概そのまま駅まで戻りますが、今回は月末に予定していたお泊り自転車旅行で予定していたコースを走るプラン。そのまま日光側へ下るわけにはいきません(群馬側の景色も最高なので、みなさんもぜひ日光側へ引き返さずに沼田を目指してみてほしいと思っています。最高だから!)


というわけで金精トンネルを抜けて群馬側へ。
二週間ぶりだなあこの景色。この前は曇っていたけど、今日は青空。うんうん、最高最高。




群馬側は山に遮られるせいか、栃木側よりもたくさん雪が残っていました。




菅沼キャンプ場の前の売店で、初めて食べた時からドはまりしている花豆ジェラートを頂きますこれすっごく美味しいんだよね~。
日光側から輪行で帰る人にもぜひ食べていただきたいアイスです。金精トンネルから3kmくらい下ったところで、のぼり返しもそんなに斜度きつくないのでぜひ。




本当に今日は天気が良くて最高だなあ~。




日光白根ヒルクライムの時に写真を撮り忘れた菅沼。
二週間前に比べると、少し表面が解け始めています。




遠くに見えるあの山は谷川岳かな?すごい綺麗。
アタック日本海の時にもあの山見えたよね。その時は必死過ぎて写真撮り忘れたかもしれないけど…。




群馬側はコレがたくさんあります。ただのトンネルじゃないからこれすごい好きなんだよね。
子どものころにプレイしてたレースゲームでもこういう場所を走るコースがあって、すごい好きだったなあ~。




白根温泉のあたりまで下ってきてびっくりしたのが、まだ桜が咲いているということ!すごい綺麗!




写真撮るのが忙しすぎて全然進めない。困った。まさか5月で標高1000m以下のところでまだ桜が見られるなんて思わなかった!月末来れなかった時点で諦めてたもんな~。




あつあつの温泉入りたい。そういえば最後に温泉旅行したのっていつだったかな…。




国道120号の脇を川が流れていて、ホーホケキョの声と川の流れる音に癒されます。マイナスイオンの暴力!




枝垂れ桜も綺麗だなあ~。




そうこうしているうちに尾瀬大橋まで下ってきました。
初めてここに来た時は、一気に1000m以上下ったのと大きい橋に興奮したなあ…。
ちなみに月末旅行はこの橋の向こうにあるロッジに宿泊予定で、鳩待峠まで行ってみようと思ってました。その先のみなかみに抜ける県道63号が5月中旬~下旬まで冬季通行止めだったので別ルートを組んでいたんですが、せっかくなのでお泊り旅行は開通後にしたいと思います。みなかみにある阿部りんご園のアップルパイ食べたいんだよね…。




丸沼の高原の駅でお昼にする予定だったんですがお腹が空いてなかったのでそのまま下ってきてしまい、今になって空腹感を感じてきたので、すぐ近くの道の駅かたしなでお昼を食べることにしました。
ここ初めて来た時はオープン1週間前だったし、日光白根ヒルクライムの前に来た時は営業時間前だったので来たのは初めて。足湯があるの知らなかったな~!
八ッ場ふるさと館といい、よしおか温泉といい、群馬には足湯のある道の駅がたくさんで羨ましいです。
ちなみにキャノンデールお兄さんもここでお昼ご飯を食べていました。ちょっと気まずい~!




開館時間中に来られたのは初めてなので、ここで道の駅スタンプを回収します。
それともう一つの目的があって、それは国道120号の国道ステッカーを入手することなのです。




国道ステッカーは道の駅や売店などで売られているのですが、3桁国道は基本的に1店舗での専売です。国道120号ステッカーが販売されているのは道の駅かたしなだけ!
国道120号は日光の神橋交差点から沼田の戸鹿野町交差点まで。戸鹿野町交差点はアタック日本海の時のPC1手前の交差点でした。
お気に入り国道が120号なので、どうしても手に入れておきたかったんですよね。無事に入手出来て良かったです。
道の駅スタンプといい峠ステッカーといい国道ステッカーといい、収集癖がある人にはたまりません。そういえば峠ステッカー、北関東と埼玉は八方ヶ原以外コンプリートしたけど、神奈川静岡長野山梨などの西側はさっぱりなんですよね。真夏を避けて収集自転車旅行したいなあ…。


お昼ごはんは尾瀬名水うどんを頂きました。だしのしょっぱさがたまんねえ~!今日は暑くて汗もたくさんかいたから、体が塩分を欲している~!
そしてまさかの並と大の値段が同じだったんですが、残すのも悪いので並にしました。




その後再びキャノンデールお兄さんと追いかけっこをしながらアップダウンの120を進み、県道267号へ。
日光白根ヒルクライムの帰りに車のナビが案内してくれた道で、ここから県道62号へ接続して黒保根経由で国道122号に接続します。車で走った時にアップダウンが楽しそうだったので今回通ってみることにしました。あとは薗原ダムのあたりの桜がすごく綺麗だったのね、二週間前だけど…。




薗原湖に行くのに脱線したら随分下らされそうだったので、途中で引き返してきました(笑)




上から見る薗原湖も綺麗だよ!バックの山と手前の花がいい味出してくれてます。




道の駅富弘美術館から見える草木湖の景色(足尾300下見ライドの写真参照)とか大好きなんですが、こういう山!橋!湖!な景色ってたまらないですよね…。




目的の薗原ダムに到着。残念ながらここまでの道の桜はほとんど終わっていました。まあ標高高い場所でもないし、二週間あればそりゃ散っちゃうわな…。
ちなみにダムの放水はすごい勢いがあって迫力満点ですごかったです。




ダムの上を通って県道62号へ。




大間々まで39km…ダムから道の駅くろほねやまびこまでは30kmくらいだったので、なかなかの距離です…。
でもここアップダウン楽しそうな道だからたのしみだなあ~!
そう思いながら走り始めたら、まさかの地獄の始まりでした…。
後から地図見て気付いたんだけど、この辺から赤城山にも登れたらしいですね…。赤城山嫌いだから登らないし登ろうとも思わなかったけどね!でも走ったことない道だからちょっとだけ興味はあったよね!ちょっとだけね!



楽しいアップダウンだと思っていた道ですが、思ってた以上にダウンがなくてひたすらアップアップアップ…。
激坂はないんですが、ここまで3000mほど登ってきた脚には相当堪えます。ひたすらインナーローでよいしょよいしょ…。




トンネルを抜けて…




結構のぼってきた…いい景色だなあ…ていうかいつまで登るんだ…?全然アップダウンじゃないんだけど…?




あ、桜が咲いてる……。




路面は荒れてたり荒れてなかったり。連休中だからなのか分からないけど、この前通った時より全然交通量多いなあ…。




ていうかこれいつまで登るの…?




国道120号外れたあたりでレザインフリーズしてしまって獲得標高リセットされてしまいましたが、なんかまた標高1000mくらいまで登らされています…なんてこった…。
ていうか全然ダウンないんだけど…?こんなに登りっぱなしだったっけ…?




世の中のローディーのように豪脚ではないので32Tをもってしてもくるくる回すことはできませんが、よいしょよいしょでやっとこさ登り区間終わり。
桐生市に入るとあとは国道122号へ向かってひたすらダウンヒルです。やったぜ!この時を待っていた!


ちなみにちょうど登り切ったあたりで200km3500m弱くらい。ゆっくりおやつや写真タイムしていたとはいえ、ここまでで家を出てから14時間半かかっていたのです。こりゃあ私には山岳ブルベは無理ですわ!まあ坂嫌いだからエントリーしようとも思わないけど…。




この辺りもまだ桜咲いてるのびっくりだなあ~。さすがにソメイヨシノとかじゃなくて山桜とかなのかもしれないけど~。




桐生側は花が多くて景色が楽しいです。登ってる時にこの景色が見られたら最高だったんだけどなあ~!なおこっち側から登りたいとはカケラも思いません。下りながら勾配見てため息出たから…。




あーこの辺すごい綺麗!たまんない!




廃墟と化した峠の茶屋。ていうかここって峠だったの?




長い橋の続く先に桜で飾られたトンネル。いやあ最高すぎますね~。
でもトンネルって嫌いなんです。のぼりもくだりも。トンネルの中に入ると平衡感覚が狂うような感じがして、いつの間にか下っててスピードが出てる時とか怖いんですよね。アタック日本海の時に通った、石峠トンネルとか下り基調ですごい怖かったな。あの時はブレーキも効きにくかったし…。




住宅も見え始めると、もう国道はすぐ近く。




無事に国道122号へ接続しました。ここからはほぼ平坦で家に向かっていきます。




国道122号をひたすら走って、上桐原の交差点にあるセブンで補給。
もはや食べるものがいつものブルベチックになってきてしまいました。
今回距離走ってそれなりに登ったわりには補給が少ない気がする。朝食の焼きおにぎり2個と、往路のコンビニのおにぎり2個とパン1個、アイス2個とちまき1個、うどん1杯。
220kmくらい走ってこれ…うーん…多いのか少ないのか。とりあえず甘いものが食べたいので甘いものを胃にぶち込みます。




平坦は安心するなあ。やはり私は平坦民族。
なんかここはいつも地味に混んでるなあと思いつつ赤城駅前を通過。




太田市が広すぎてなかなか太田から脱せなくてげんなりしながらも道の駅はにゅう方面へ向かいます。
刀水橋から利根川CRに、とも思ったんだけど、暖かくなってきて夜間に煌々とライト前回にしてCRを走るのは羽虫アタックの危険性もあるので…。
見慣れた行田の文字を見かけるとほっとします。決して行田も家から近い場所ではないんだけど、やっぱり埼玉だしね。




千代田に入ると急に空気がひんやりとして寒くなります。
この寒さは身をもって経験している寒さ。そう、これは利根川の近くを走っている時の寒さなのです。なぜ利根川沿いはあんなに寒いのか。体感温度が-3~-5℃くらいな気がするんだよね。


武蔵大橋は渡りたくないので、昭和橋まで一般道で行きました。交通量も少なくて快適。
そして安心と信頼のこの看板。北へ出かけた時は、この看板を見るだけで「帰って来たなあ」という安心感に包まれます。ここから家まで25kmくらいあるんだけどね…。




羽生の街中はほとんど交通量がなくて静か。なにこれ年末?って思ってしまうほどに静か。そのわりに明るいから走りやすくて好きなんですけどね、この辺の道。




ちょっとまたお腹空いてきたかな?と思いつつも、あとちょっとで家に到着出来るので一気に家まで帰りました。家に着いたのが21時半頃かな?
290kmで19時間半くらいだったのでなんとか平坦区間で巻き返せたなあという感じだけど、この鈍足のせいで中央アルプスが思いやられます…。早いうちにルート引きつつ300km地点でどのくらい登らなきゃいけないのか確認しておかなきゃ…。



そんなこんなでブルベでもないのに朝から晩までたくさん走って楽しんだ一日になりました!
GWに出来なかったことも出来てよかった!とりあえず群馬県道62号は二度と行くことはないと思います!(笑) しんどかった!
寝不足からの一日遊び通しでぐっすり眠れるかと思ったけどそうでもなく、翌日は眠い目をこすりながら仕事をするはめになりました。中央アルプスまでにこの眠れない問題をなんとかしなければ…。




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半月山に行ったことで、日光への愛が現れたハート形のコースになりました♡

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