自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

【旅ログ11-1】北海道自転車旅1日目・北海道って涼しいんじゃなかったの?

周りの音やノー目覚ましによる早起きの不安からほとんど眠ることが出来ず寝不足で迎えた7/17の朝。
6時25分の便だったので、10年前の記憶から早々と5時に出発ロビーの方に向かったんですが、JALの荷物預けが5時半からだったので無駄に待ちぼうけをくらってしまいました(笑)
ちなみに新千歳行きはLCCなどもあったんですが、自転車を預けるのに際して追加料金を取られるとかペダルを外さないといけないとかいろいろあるみたいなのでJALにしました。JALは追加料金なしペダル外しなしで自転車の輸送も出来るし、目的地の空港でも丁寧に扱ってくれるという経験談も見かけたので…。



さて、出発時間も近くなってきて、いよいよ搭乗が近付いてきました。
昔は紙のチケットで飛行機に乗ってた気がするけど、今はスマホの画面をパネルにかざすだけなんだもんなあ。Suica感覚よ。




外の景色が見たいので窓際の席を予約しておきました。
羽田から新千歳までは本州の真ん中を突っ切っていくので絶対楽しいに決まってます。
羽の下に見える中禅寺湖とその右側には男体山。日光はジオラマも持っているので見れば一目瞭然です。




雲がかかってるけど猪苗代湖と磐梯山。
磐梯山の抉れた山肌や周りに点在する湖なんかで把握できるよね。




他にも田沢湖や津軽半島なんかを眺めているうちに8時に新千歳空港に到着。
スーツケースが流れてくるやつとは別で、空港職員の方がドアから輪行袋を担いで持ってきてくれました。丁寧に扱ってくれてありがとうございます。
「軽いね~」って言われたけど、シューズもヘルメットもバッグ類も全て宅急便で送ってしまってマジで自転車しか入ってないからな!




新千歳空港ではフロアポンプの貸し出しをしています。
タイヤの空気は少し抜いてあったので、入れ直す必要があるわけです。携帯ポンプで空気を入れる練習はしたけど、無事に借りられたのでサイクルステーションで空気を入れます。後輪だけなぜか全部抜けてたけどフロアポンプで楽々空気入れ~。(※空気が全部抜けてたのは後々重要になるので覚えておいてください)


空気を入れた後は手荷物の一時預かりに自転車を預けて、お土産屋さんめぐりと腹ごしらえ。荷物は大型ですが預ける時間が一時間くらいだったので、カウンターのおじさんの裁量で中型料金で預かってもらえました。(この辺は受付してくれた人によるかもしれないです)


今回の旅程を考えるとお土産を買った後も身軽で行動できる場所が他になかったので、空港内で買い物して宅急便で送るのがベストだったのです。長期で休みをもらった職場や、その間フォローしてくれる先輩への個別のおみやげ、習い事の先生へのおみやげ、あと実家へのおみやげ。


それが終わったらお腹も空いたので腹ごしらえします。カプセルホテルじゃ音が気になってとても食べれるような雰囲気じゃなかったしね…。
が、予定していた8時半オープンのお店が時短営業してて10時開店になっていました…!
このままじゃ朝食難民になってしまうけど、もう完全に札幌ラーメンを食べるテンションで飛行機に乗ってきたから他のものは食べたくない~!
……9時まで待ちましたとも。
そして札幌といえば味噌バターコーンラーメン!というわけで朝からガッツリいただきます!汁まで美味しくいただきました。




今回のSR600支笏洞爺は札幌駅から2駅離れた琴似駅というところがスタート地点なんですが、そこの近くのヤマト営業所留め置きで荷物を送っておきました。なので近くまで電車で行って、荷物を受け取って装備を整えたらスタートの琴似駅へ。
朝食難民になってしまったこともあり、予定より大分遅くなりましたが11時40分にスタートです!




……で、スタートしたのはいいものの、想像以上の暑さでスタート直後からへろへろ。この日の札幌は関東並みに気温が高かったらしいです。しかも車が多い。朝スタート予定がもお昼……これから2000m以上ものぼる……まだ走り始めたばかりなのに体も脚も重い……こんなんで今日2000mものぼれるの……?
というわけで5kmだけ走って即DNFを決めました。決断速すぎて自分でも笑っちゃいましたが、人生のうちであと何度来れるかも分からない北海道で、わざわざ苦しい思いをしなくてもいいんじゃないの?と思ったので(笑)


そうと決まればさっそく登ってきた坂を下って引き返します。
1日目の宿は小樽市の隣の余市町に取っていたので、札幌から余市まで国道で行くことにしました。暑すぎてトンネルの中がマジ天国。




オロロンラインっていうと稚内に向かうための道っていう印象が強いけど、小樽のあたりからずっと続いてるんだって。
それにしても天気が良いから空の青も海の青もとても綺麗だなあ。クソ暑いけど。




なんとなくこの道を走ってて思ったんだけど、道の感じが新潟県に突入してからの国道17号なんだよね。あそこまでのアップダウンはないんだけど、ここのぐいーんってカーブしながら下っていく感じとか、三国峠過ぎてからのあの緩やか~な部分に似てるなって思いながら走ってました。




じわじわとのぼっていくような坂でヒィヒィしてたけど、SR600をDNFしたことでこの日の走行距離は-50km、獲得標高も-1000mくらいになったので焦る必要は皆無。なのでちょっとした坂でもインナーローでちんたらちんたら走りました。荷物が多いせいなのか分からんけど、のぼりがめっちゃキツかったんだよなあ…。
そのせいか分からないけど、なんともない緩やかな坂で特に踏んですらいないのに謎の脚攣り。漕ぎ出しとかですらないのに。
そういえば今回は塩持参するの忘れたな~と思いながら、日陰でちょっと休憩しました。


ちらほらとあじさい見かけたけど綺麗に咲いてたなあ。関東はもうおしまいだもんね。
そういえば2年前の女川龍飛も7月だったけど、あの時もちょうどあじさいが綺麗だったっけ。




交通量の多さにへとへとになりながらもなんとか小樽に辿り着きました。
ここが有名な小樽運河…!




おお~!海だ~!海無し県民は海を見慣れてないから、海を見るだけでテンションが上がっちゃうんだぞ~!




でもこの海、よくよく水面を見てみると、ものすごい数のクラゲが泳いでいました。ヒエッ…




小樽運河の近くでは白い恋人ソフトのお店も見かけたんですが、臨時休業しているようでした。残念。北海道といえば白い恋人なのに~。めちゃくちゃ暑い日だったし食べたかったなあ…。




小樽から余市の中心地までは20kmほどあるのでまだまだ漕いでいきます。




時々現れるトンネルが涼しすぎて救われるし、トンネルを抜けた先に海が見えるっていうのもまたたまらんよね。




コースをショートカットしたおかげで道の駅スペースアップルよいちの閉店時間に間に合ったので、道の駅スタンプを押してジェラートりんごのほっぺ。ほんのり香るりんごの風味が良い感じだけど、暑くて溶けるのが早い~!あっという間に手がべたべたになってしまうので、味わう間もなく急いで口の中に入れなければ…。




本日の宿にチェックインする前に海沿いをちょっと散策。
少し日が傾いてきています。それにしてもあまり霞んでなくて綺麗な空と青い海は最高すぎるね~。




この日の夜は近くにあるお寿司屋さんを予定していたんですが、さすがの人気店で18時には満席で待ち時間も長そうだったので近くのコンビニでお弁当を買うことにしました。
でもせっかく北海道まで来て、家から徒歩5分のコンビニで買えるものを食べるのもなんなので、それっぽいデザートも購入。
なんか安納芋みたいな甘くて柔らかいサツマイモって感じ。結構ボリュームがありました。




夜は街灯が少なくて空も霞んでいなかったから星が良く見えました。
スマホの写真だと分かりづらいけど、いくつか空に点々があるの見えるかなあ…。
夜空を眺めながら、明日以降も大幅にコースを変更することを決めたのでした。




*****


ちょろっとだけ山に向かったり、道を間違えて小樽じゃなくて石狩の方に向かったりしたので少しだけ距離が延びました(笑)
そして海沿いなのになぜかアップダウンで意外と獲得標高を稼いでいるという…。


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