自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

【旅ログ8-3】上信越秋旅行3日目・米と絶景を求めて

2日目の続き。



3日目の朝を迎えました。
奥志賀の朝は少し肌寒い感じでしたが、朝から部屋の窓を開けて外の空気を満喫します。ほんと気持ちいい~。




朝は薪ストーブを焚いてくれていました。おしゃれすぎる~!




朝食は庭で昨日剥いていた栗で炊いた栗ご飯や、自家製ベーコン、採れたてきのこの味噌汁にデザート付き。栗ご飯大好きなので、おかわりも頂いてしまいました。朝からお腹いっぱいだあ~。




せっかく友達のところに来ているので、珍しく朝はのんびり9時出発です。
次の宿は魚沼なので、距離的にも120km程度、標高1400mほどのここから200mくらいのところまで向かうのです。ええ、この日はほとんど下り基調なのです。
そう思っていた時期が私にもありました。




友達に見送られて出発です。
写真は撮ってもらったものを使わせてもらいました。




さて、ここから奥志賀公園栄線の起点となります。北信州もみじわかばロードともいうそうで、確かに紅葉真っ盛りの季節にはそれはそれはもう最高に美しい景色なんだろうなあと思います。緑でもこんなに良い感じなんだから…。




友達が駅に向かうそうだったので、途中で追いつかれるかな~と思ったんですが、結局会えませんでした。残念。というか車がほとんど通らないのここ…めっちゃ走りやすい…。




雑魚川。名前はアレですが、こういう山の中で水の流れる音を聞くのってすごく良い気分になれますよね。川沿いの道好き。




木島平村。チャリダーで木島平村でロードレースやってる回を観たことがあります。まさかこんな山奥にあったとは…!そしてウサ吉注意の看板。




と思ったらすぐにまた栄村に。このあたりはわりと入り組んでますよね。
桜川市と石岡市を行ったり来たりする吾国山みたいなそんな感じです。スケールが全然違いますけどね!




登りもせいぜい5%前後の緩やかな坂です。疲労が蓄積した初日からまったく回ってくれない脚にとっては、これでもわりといっぱいいっぱいです。




え!牛が飛び出すの!?




葉っぱが良い感じに赤くなってきています。




ずっと森の中を走っているような感じでしたが、少しだけ開ける場所がありました。




そんなこんなで奥志賀公園栄線開通記念碑に到着。
ここまで30kmほど走っているのですが、標高はスタート地点と変わらないはずなのに、獲得標高は500mくらいなのです。おかしいなあ…今日は下り基調だから実質レストだと思っていたんだけど……?




もう少し進むと、街が見えてきました。あれは津南町とかなのかな?
これは宿に着いてから気付いたことなんですが、奥志賀を出てから野沢方面に行かずに秋山郷の方へ向かえば、アップダウンもここまで多くなく30kmも少ない距離で津南の街中まで行けたのです…。地図を縮小しすぎると細い道は表示されなくなってしまうので、ルートを引くときに完全に見落としていました。




スキー場。この道、確か冬季閉鎖になるんだったっけ。冬はこの道が雪で埋もれてゲレンデになるのかな?
この辺りで、スキー板にタイヤが付いたやつで坂をのぼってくる集団と遭遇してびっくりしました。多分自転車をやらない一般の人が山奥で自転車に乗っている人を見た時と似たような感覚だと思います(笑)




スキーは小学生以来やってないので分からないんですが、スキーのリフトにも駅ってあるんですねえ~。




町が見える感じ最高。




綺麗だなあ~。




ススキも良い感じです。そういえば今日から10月だなあ、秋だなあ。
遠くの棚田もたまりません。ほとんど刈り取られちゃってますが…。




野沢温泉方面と栄方面の分岐で栄方面に向かいます。
するとわりと狭めな道。これでも10分に1台くらいは車に会うので、カーブでは気を付けて進むことにします。




この辺りは道祖神の森というそうな。そんな名前の看板が立っていました。
写真では伝わりにくいんだけど、なんだか幻想的で静謐そうな雰囲気の場所でした。




だんだん人里が近づいてきました。




千曲川。以前見た時は確か千曲市で見たんだったっけ。
利根川はなじみがありすぎてどこで見かけても「利根川だなあ~」って感じだけど、有名だけど頻繁に見る機会のない川だと、「おお~!これ前にあそこで見た川だ!つながってる!」ってなるよね(笑)




地図を見た時にはトンネルが多いからなるべく迂回出来る道を選んでルートを引いたんですが、実際に来てみたら交通量はかなり少なかったので、トンネルのある国道を走ることにしました。




コスモスが良い感じ。最近は週末の天気が悪かったり、引っ越しのためのバタバタだったりであっという間に時間が過ぎてしまいましたが、もうコスモスの季節だもんね。
去年感動した高崎の高鼻展望のコスモスは今年もまた見に行きたいなあ。




さて、時間は12時を回りました。道の駅信越さかえに到着したので、お昼ごはんとスタンプを……と思いきや、まさかの定休日!お昼をアテにしていたのに食べられませんでした。
※農作物が置いてある売店はやっていました。




お腹もぺこぺこだし、いっそこの巨大カボチャにかぶりつきたい…。




でも大丈夫!なんと出発の時に友達が栗ご飯のおにぎりを3個も持たせてくれたのです!うめえ~!大好きな栗ご飯がいっぱい食べられて幸せじゃあ~!
のりとごま塩もつけてくれたので、塩分もばっちり補給できます。うめえ~!




道の駅のトイレはなんかちょっぴりホラーな感じ。私って誰だよ花子かよ…。




お昼休憩後は国道117号で新潟県へ突入。
新潟はアタック日本海のトラウマもあるので、今回の自転車旅行でトラウマを払拭したいところであります…。




国道117号から国道353号に直結してるんですが、ツーリングまっぷる先生が景色の良い道があるよというので最短コースから外れます。
ふんふん、なるほどなるほど……。




なるほどなあ~!良い道だあ~!ただひとつ、なぜか登っているということを除けばな…!もう脚が限界だよ…!今日は下り基調だから実質レストじゃなかったんかよ!




登った分はきっちりと下って本線に復帰するのです。悲しい…。




ツールド妻有のコースなのかな?




何かと理由を付けて休憩しながら清津峡の方へ向かいます。
自販機が立ち並ぶオアシスを発見したので、昨日の反省をいかして予備にもう一本買ってリュックに入れておくことにします。




よいしょよいしょと時速1ケタでのろのろ登坂。ようやく清津峡です。
時間に余裕があれば寄りたいところでしたが、3時をまわってまだ40kmほど残っているのです。というわけで清津峡はまたの機会に行ってみることにします。




地味なのぼりがだらだらと続いて満身創痍。




新潟は棚田天国で目がとても喜ぶ…。




さてさて、3時半すぎに十二峠に到着です。
ここから魚沼スカイラインが20kmほど続きます。しかし、十二峠を国道17号に向かって行けば、あとは下りと平坦だけで済むのです。ものすごく悩みました。
魚沼スカイラインはわりと楽しみにしていた場所でもある……でももう脚が限界で一気に走りきれる時間はない……。




ルートラボを見て出した結論は、魚沼スカイラインを強行突破することでした。
登りは6km程度。これなら時速5kmでのぼっても1時間ちょっとで登り切れる。そこからはきっと下りのはずだから、私の速度だったら一番北側の八箇峠見晴台でサンセットが見られるかもしれない。山の上で迎えるサンセットなんて最高の景色に違いない。これはもう見るしかない。そんなわけで魚沼スカイラインに突入です。




西日のまぶしさを感じながら、7~8%前後の坂をよろよろのぼっていきます。
ドライブコースにもなってそうな場所だからしっかり片側一車線の道なのかと思っていましたが、全部が全部綺麗な道というわけではないんですね。




無事に6km登り切り、魚沼展望台に到着です。
展望台、まさかの東側で夕日見れず!(笑)




でも見てください、この魚沼の街を。絶景です。




夕日に照らされて赤みがかった街も最高ね。




魚沼展望台からさらに北にある栃窪峠(六箇峠)までは軽いアップダウンはありつつも下り基調。
西側が開けたあたりで良い感じに夕日が見られたので写真を撮りましょう。秋の夕日にススキはなんだか寂しげな感じですね。




栃窪峠から魚沼スカイライン最北端の八箇峠まではルートラボで引けていなかったので高低差などは分からなかったのですが(栃窪峠から六日町に下っていく感じで引いてしまっていました)、なんかめちゃくちゃ登りました。下りかと思ったらガッツリ登りました。詐欺だ…詐欺だよ…。
しかもここに来て、路面はアスファルトからコンクリート舗装で滑り止めの丸い模様がついたものに変わります。疲労による体感斜度の補正があったとしても、最大15%くらいあったんじゃ…?
写真のために足を着いてしまったら、坂が緩くなるまで自転車に乗れなさそうだったので写真はとれませんでした。写真を載せてるサイトがあったので参考までに。



激坂に苦しめられている間にも、日が沈んでしまいそうです。八箇峠見晴台まではあと数百メートルだったんですが、着く頃には沈みそうだったので、慌てて写真を撮りました。




そんなこんなで八箇峠に到着!この辺りは雲海ビューサイトのようで、あちこちに案内の看板が出ていました。
ギリギリ明るいうちに着きましたが、時期に暗くなるので、ここからはライトを付けて下ります。ここからの下りもなかなかの急勾配でした。八箇峠はどこから登っても激坂!これテストに出るよ!




魚沼スカイラインの出口まで無事に下ってきました。
が、ここからもまだまだ急坂を下っていきます。いや、ほんと雨降らなくて良かったよ…やはり私は天気の神様に愛されている…。




無事に下ってきたところで、この日の宿はコインランドリーがないので道中のコインランドリーでジャージなどを洗ってからチェックインすることにしました。
事前の調べでは浦佐駅周辺にはコインランドリーがないようだったので、そこから10km手前の六日町で1時間かけて洗濯やら乾燥やらしてたんですが(しかも最初間違えていきなり乾燥機に入れてしまって10分と100円を無駄にしてしまいました…)、宿でコインランドリーが徒歩5分のところにあることを教えてもらいました…。それ知ってたらチェックイン後に洗濯中ご飯食べるとか出来たよ…!


済んだことを後からどうこう言っても仕方がありません。ブルベ中というわけでもないので焦る必要もないのですが、翌日は早い予定なのでちょっとの時間の無駄も気になってしまいました。
結局19時半頃に浦佐駅周辺の宿に到着して、翌朝2時起きに備えて急いで準備を済ませて寝ました。



あ、この日楽しみにしていた新米の魚沼産コシヒカリのおにぎりは、閉店時間になってしまったため食べられませんでした。
最終日にもお店の前を通るので、その時の楽しみに取っておくよ!



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結局2000mのぼっているので脚休めとはなんだったのかライドになりました。


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