自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

初春の浅間山満喫ライド

3月31日は残雪の浅間山を近くで見たかったので、玉村発着でぐるっと軽井沢の方まで行ってきました。
そろそろ雪も解けて群馬初めしたいな~と思っていたので(館林や太田、伊勢崎などの東武伊勢崎線沿線は群馬というより埼玉感が強いので群馬を走ったというカウントはしません)
軽井沢自体は300km弱なので自走で行ける距離なんですが(秋の軽井沢ライド参照)、ちょっとゆっくりしたかったので車でワープ。



最初は地図を見て走りたい道を詰め込んでたらこんな感じのルートになったんですが、獲得標高5000m超えてたので日帰りでは無理だな~と思って、新しく開拓した道はほぼ全カット。秋と同じようなコースになりました。(朝は天気が悪かったので景色を望めず行かなかった場所もあります)


カットしたコースの一部については御朱印ライドでも走ってるので参考までに。





朝4時に出発して、早朝に玉村宿に到着です。
明け方前に雨はやんで、朝には晴れの予報でしたが、すごくどんよりした雲が漂っています。




国道18号に出ようとしたらこんな…前が見えない…。この先が思いやられるなあ~と思っていたら、ぽつぽつと雨が降ってきます。
私のようにメガネがないと生きていけない人間にとって、すごい勢いで視界に吹き付けてくる霧雨は宿敵なのです。普通の雨の方がまだマシ。




ちょいちょい自転車禁止の標識があります。秋に来た時は気付かずに直進してしまった気がします。ごめんなさい。
今回はチャリ禁に気付いたので、左へ。でもここからコース復帰までちょっとてこずってしまった。




秋にはよく見えた妙義山も、この日は影も形もありません。
天気が良かったら、妙義山をバックにして手前の枝垂れ桜も綺麗だったんだろうなあ。多分1時間遅く出発してたらくっきり妙義山が見えたと思います。




足元にはつくしがいっぱい。春ですねえ。




基本的に国道18号はずっと上り坂。せっせと登っていくと、次第に進行方向に青空が見え始めます。日頃の行いがよかったのかな!やったぜ。




だんだん空が明るくなる中、碓氷峠に突入。これはてっぺんに着くころには良い天気になってるかも。




碓氷峠デビューは去年の山の日だったんですが、この辺は桜とか咲いたりするのかな?
もしそうだとしたら、桜の舞う走りやすい斜度の気持ちのいい道とか最高すぎませんか??最初の方とかそれっぽい木があった気がするけど…。情報求む。



もはや恒例の碓氷湖。もうそろそろここで定点写真を撮らなくてもいい気がしてきた。




まだ雲が多いです。そして相変わらず下まで降りるのを億劫に感じる坂嫌い。




めがね橋。まだ8時くらいだったので、車もほとんどなく気持ちよく走れました。バックが白いのがちょっと残念。




駐車場は一部白い花が咲いてたけど、この辺も花が咲く木が多いのかな?だとしたら開花したら景色最高すぎません…?妄想だけで楽しい。




だんだん晴れてきました。
峠の真ん中らへんでは、先客ローディーが道の端っこで休憩していました。挨拶をして、しゃーっと通り過ぎます。私も結構朝早く出てきたけど、それより早いとは…一体何時に家を出てきたんだ…。もしくは地元の人なのかな?




この場所も結構すき。




気持ちいいなあ~と思っているうちに、碓氷峠も終わり。雪はまったくなかったなあ。
そして軽井沢はいつも晴れてるような印象があります。
この晴れ具合なら景色も期待できそうなので、まっすぐ軽井沢の市街地へは向かわずに、町道三度山線で見晴らし台を目指します。




心配してたこの道も積雪なし。こんなことならもうちょっと早い時期に来ればよかったかも。




別荘地の途中からは、浅間山がとても綺麗に見えます。
いちいち景色が最高すぎて笑顔が顔から取れません。困った。




はあ~最高~。
浅間山は1~2月くらいは家のあたりからも天気が良いと見えるけど、3月以降は空気が澄んでないと全然見えないんだもんなあ。こんな間近で綺麗な浅間山が見られてよかったなあ~。




見晴台に到着。恒例の県境またぎ。




他のお客さんが誰もいないので、ひたすら写真を撮りまくります。
あー本当良い景色。群馬すき。




人がいないので、行ったことのない長野側もちょっと散策。
浅間~最高だよ~。
ちょっと見切れちゃいましたが、この左にある八ヶ岳連峰が良い感じの雪化粧で最高に綺麗でした。




どの方角に何の山があるのか分かるアレ(名前が分からない)もあります。




ひとしきり絶景を楽しんだ後は、軽井沢の市街地へダウンヒル。
この県道133号は初めてですが、碓氷峠から5kmくらいかけて登った高さをもっと短い距離で登れちゃうくらいの道なので、なかなかの斜度です。-14%とかばんばん出てくる。車はみんなこっちの道で登ってくるので、ゆっくり下ります。




フォロワーさんに教えていただいた旧軽井沢銀座通りにあるクレープ屋さんで糖分を補給します。珈琲黒庚 (コクラ) - 軽井沢/クレープ [食べログ]




メニューがめちゃくちゃいっぱいある~~~!超迷う~~~!




生クリーム入りのチョコバナナを注文したのにフルーツもりもり!しかもこのサイズ感!
これで480円ですよ…これはもうフードコートとかにあるクレープ屋さんのクレープが食べられなくなる…。




お昼はフォロワーさんおすすめの親子丼でガッツリ食べたかったんですが、クレープがあまりに重たすぎて食べられる気がしなかったので今回はスルー。
でも写真がすごい食欲をそそるので、いつか絶対リベンジする。オゴッソ (Ogosso) - 中軽井沢/親子丼 [食べログ]




ひたすら国道18号を走り、中軽井沢から北上するんですが、ちょっと怪しい雲が出てきました。ていうかこの道、スケキヨのコースなんだよね…今度は途中で北上せずにコースを走りにこよう。




中軽井沢から国道146号へ。すると雪が降り始めます。
写真に写り込む白い物体の数々…お分かりいただけただろうか…。




止まっていると手とバッグにも雪が積もり始めちゃいます。




R146沿いに、また別のフォロワーさんに教えていただいたパン屋さんがあるはずなんですが、見つけられないまま本格的な登りが始まろうとしています。
親子丼を逃したからバッグに詰めてパンを食べたかったのに…。そういえば秋に来た時もこの辺のジェラート屋さんを目当てにしてたのを見つけられなかったんだった。




ウェルカムクソ坂滅んでくれ。




この道相変わらずキッツイんですが、初めて来た時よりはなんだか楽な印象。
着実に私の脚力もついていってるって考えてもいいかな!でもこの日は碓氷峠の時点でなんだか脚の重さを感じていました。(碓氷峠でフロントがアウターに入っていたのに気づかずに、「そんなにきつい坂じゃないはずなのにツライ!なんで!?」ってなってたので無駄に脚を使ってしまったようです)




時々思い出したかのように出てくる勾配の書かれた標識。
大体8%以上なんだからもはやこういうのいらんでしょ…。5%以上は激坂。それ以上もそれ以下もないです。




登ってるうちにまた空が明るくなってくれたのがうれしい。
これが鈍足のメリット。ゆっくり登ってるうちに雲が流れて良い天気になる。逆もまた然り。




登坂車線の終わりが見えて「これ以上登らなくてもいいんだよ」っていう安心感をもたらしてくれました。登坂車線ありがとう。
国道50号の「ゆずり車線」という名の登坂車線は許さんからな。
ちなみにここが本日の最高地点、標高1400mちょいです。




登り終わって後ろを振り返ると綺麗な浅間山。美しい。




この後はしばらくダウンヒル。やったぜ。


峰の茶屋の自販機では、私のように昼を食べはぐった人間にも優しい補給食が売られています。グルメライド中はこういうどこでも食べられるものは食べないようにしてるけど。




とりあえず登りを頑張ったのでコーラ乾杯。坂を登って汗をかいた後はコーラに限る。




コーラを飲んでいるうちにまた天気が変わり始めます。
さっきまで青空が見えていたのにまたしても真っ白に。そして再び雪が降り始めます。下りで勢いがあるというのも相まって、吹雪のような感じでした。




そして再び群馬県へ。ここまで来ると渋峠もすぐなのにね。有料でもいいから万座ハイウェー自転車でも通れるようにしてくれ~。




定点写真。これ写真にちらついてる白いの雪なんですよ…結構降ってきてしまいました。うーん寒い。




さらに下って、軽井沢グルメを調べていた時にちょっと気になったプリン専門店。プリンの写真が食欲をそそります。プリン大好きなんだよね。
スイーツランベルセ 北軽井沢店 - 嬬恋村その他/ケーキ [食べログ]




店内にはいろんなプリンが。はあ~見てるだけで楽しい~。




プリンだけでもいいんですが、お昼を食べはぐっているので、軽食を頂くことにします。
プリンパンケーキもおすすめらしいので結構迷いました。




プリントーストと生クリームプリンを注文。
フレンチトーストはそんなにプリン感は感じなかったなあ。
甘いものばかり食べていてちょっと気持ち悪くなりそうだったので、プリンの方はお持ち帰りして、景色の良い場所で食べることにします。
ドリンクバーセットは、コーヒー、色んな種類の紅茶、りんごジュース、軽井沢牛乳の飲み放題でした。牛乳飲みまくっちゃった。でもホットミルクがあるともっと嬉しかったな…!




さて、この日の目的はほかにもあるのです。
鬼押し出しの近くにある、浅間北麓ジオパーク。
嬬恋キャベツヒルクライムの時に車で寄ったんですが、浅間山のすぐ麓まで行ける場所があるんです。しかもここは有料道路ではないので、自転車でも通れる町道になっています。


国道ではないので、さすがに路肩に雪があります。
そして3km強のドストレートですが、ラスト2kmくらいはわりとしっかりした登りです。ゴール地点がずっと見えているのになかなかたどり着かない苦痛。




途中気になる道を発見しました。浅間サイクリングロード。
どう見ても初心者お断りの優しくないサイクリングロードです。上り坂なのに悪路。ひどい。そもそもサイクリングロードにたどり着くまでに町から数キロ登ってこないといけないという…。




目的の場所へ到着どーーーん!
って明日からやんけ~~~~~!!悲しみ~~~~!!




悔しいので行けるギリギリのところまで行きます……。
本来だったらあの道の向こうに駐車場があって、そこから浅間山をどどーんと眺められるのに……。そこで浅間山とルナちゃんのツーショットを撮るのが今回の目的だったのに……。ショックすぎる……。




浅間山の方は雲がかかってますが、北の方はすごく良い天気。
これは嬬恋パノラマラインをコースに入れて、吾妻線で輪行で高崎に戻ってもよかったかもしれない。今の時期のパノラマラインは枯れたキャベツ畑しかなくて景色望めないかなあと思ってて全然候補に入れてなかった。失敗したなあ~。




雲の流れが速く、ちょっと待っていたら青空が見えそうだったので、しばらく待機してシャッターチャンスを狙います。山の高さはずっと雲があったから、ちょっとこの辺で妥協。でも雲と山の輪郭の境目がしっかり分かるからいい感じの写真が撮れました。




名残惜しいので何度も止まって写真を撮りながら、泣く泣く鬼押し出しストレートを下ります。
ちなみに写真待機中に風で自転車が倒れたせいで、プリンの中身がぐちゃぐちゃになってしまいました。松田川ダムでケーキを食べた時の悲劇が思い出されます…。




さて、気を取り直して二度上峠へ向かいます。
北軽井沢旧駅舎かわいいです。前来た時はこんな場所があるのにも気付かなかった。




たまにしか車が来ない気持ちのいい道を登っていきます。
ここは結構緩いので、私のような貧脚でも登りやすいです。




この場所本当に好きなんだよね~~~!10月中旬ごろには間違いなく紅葉が綺麗なはずだから絶対また来よう!(でもR146のぼりたくないよ~~~!)




浅間隠山の反対側に見える浅間山まじ神々しいです。でもちょっと雲が厚すぎるかな。ていうかこれ二度上峠のてっぺんに着くころには雲かかってんじゃない…?




県道なので標高1000mくらいからはもう雪。R146は1300mくらいでちょっと雪が残ってたくらいだったけど。




この前はサル注意の看板しか見つけられなかったけどウサギもいました。どんだけ地面見ながら坂のぼってんだっていう…。




ウサギの飛び出しというと、どうしてもこれしか思い出せません。



だんだん道に雪が増えてきますがどんどん登ります。車もたまにしか来ない。最高。




私も雪壁ごっこしてみたかったのだ。




遊びながら登っているうちにてっぺんに到着。
高崎とか前橋方面はすごく天気がよくて綺麗です。




ここから見えるあの山は赤城山?榛名山?
見て形で何の山か分かる山は、富士山と筑波山と浅間山と男体山くらいしかないんですよね。あとは見ても分からない(笑)




前回来た時には登らなかった展望スペース(?)まで行きました。
気になる浅間山方面は………


ハイ!厚い雲!残念!




待っていても風向き的に青空になる感じじゃなかったので、写真待機は諦めました。
しかも風が強すぎるしめちゃくちゃ寒いの。
でも山の上で食べるスイーツはおいしい!ということで、混ざってしまったプリンを美味しく頂きました!クレープ屋さんのスプーン捨ててなくてよかった~。




プリンを食べ終わったら、寒いので早めに撤退。気温高めだから真冬グローブじゃなかったんですが、寒すぎて手がかじかむので、ちょこちょこ休んで手を温めながらダウンヒルしました。
ところどころ雪の残った山がありますが、もうほとんど終わりかな。あと2週間くらい早く来てもよかったかも。




くだり途中、事故車両がいて警察消防が来ていました。
詳しい状況は分かりませんが、カーブでどちらかの車がセンターを割って出会いがしらの事故だったのかもしれません。
私たちも自転車で山に出かけますし、ましてやこの時期なんて「シーズンじゃないから反対からそんなに車来ないし」と思って下りで飛ばしがちの人もいるかもしれません(普段から飛ばしている人もかもしれません) 下り慣れた道だと余計にスピードも出てしまうかもしれません。
今回の事故は車と車でしたが、それでもぶつかられた方は結構な重傷のようだったし、ましてや自転車と車でぶつかったら自転車側は生身の体なのでただでは済みません。
よく「ヘルメットをしていなかったら…」なんて話も聞きますが、そんな次元ではないのです。公道を封鎖してのレースではないのですから、あくまでも安全第一で自転車を楽しんでいきたいですね。健康な体があってこその自転車生活です。


しかも山って、救急車もなかなか来なければ、搬送先の病院だって遠い可能性があります。
私が救急車とすれ違ったのは、ここより8kmも下った先でした。一番近い病院だって事故現場から10km以上離れてる。事故にあってから病院に運び込まれるまで、どれだけ時間がかかるのか分かりません。
人通りの少ない林道なんかだと、ひき逃げにあったら次に人が通りかかって見つかるまでにさらに時間だってかかるはずだし。本当に気を付けたいところです。



さて、倉渕から地図上で気になる道を発見してルートを引いたのですが、もう17時前なのでそろそろ撤退しなくてはいけません。
あの林の中に消えていく道が今回気になって引いたルートですが、さすがに今回はパス。いつか機会があれば行ってみることにします。




最後に。道の駅玉村宿には肉の駅という揚げたてのお肉が食べられるお店が入っているのです。
18時半ラストオーダーだったので、最後の力を振り絞ってぎりぎり18時27分に駆け込んだんですが、残念ながら完売終了でした…。
沼田屋のかりんとう饅頭といい、最近このパターン多すぎでは…??
玉村宿はわりと利根川CR沿いなので、またリベンジしに来たいと思います。




いろいろ考えさせられることもありましたが、今回も楽しいライドとなりました!
来年はもう少しだけ早い時間に来るなり一泊するなりして、残雪のつまごいパノラマラインも堪能してみたいと思います!
あとは浅間山麓リベンジ!




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