自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

2020年山の日 志賀高原ライド・その1

2018年山の日


2019年山の日



今年も山の日を山で過ごしてきました。
去年まではとにかく山を走るような感じだったんですが、今年は体力低下と体重増加に伴う深刻な脚力不足のため、ガツガツしたプランを立てることが出来ませんでした。というより、暑すぎて下界を走りたくない…。
そんなわけで、今回は高所スタートのゆったりのんびり山の空気を楽しむだけのライド(8/9~10)です。2日間ですが、走ったのは両日同じルートだし、2日間で100km以下、2000m以下のガチゆる旅です。写真多めなので記事を2回に分けます。



渋峠に行こうというのはざっくり前日に決めて取れる宿を予約。
天気を調べたら11時頃まで雨の予報だったので、まあのんびり行けばいいかなと思って目覚ましを掛けずに就寝。しかしローディーの朝は早いもので、5時に目が覚めてしまったので道が空いているうちに行こうと決めて6時半頃に出発。万座に車を停めて、そこから自転車で出かけようというざっくりプランです。
こっち方面に来る時は毎回道の駅八ッ場ふるさと館で休憩します。去年の中央アルプスを走ってから、この辺の道はなんとなく覚えました。




併設されているヤマザキで焼きたてパンを買うのが恒例となっているんですが、可愛い新作が出ていたので買ってみました。
「まゆ丸、丸岩をのぼる!」という名前のパンです。メロンパンにマシュマロとくるみが乗っかっていて美味しそう。すぐには食べず、自転車で出発する前に食べたいと思います。




最後に車で万座に来たのがおととしだったと思うんですが(秋の嬬恋満喫ライド・渋峠編)、当時国道292号が通れないので万座ハイウェーを使ったんですよね。でも今回は車だったら通れるので、292号を通って万座へ向かうことにしました。
292号をのぼっていると雨がぱらぱらと降り始めました。しかもちょっとびっくりしたのが、自転車やバイクが走っているんですよ。あれ?禁止なんじゃなかったっけ?と思っていたけど、通れないのは殺生ゲートからなんだっけ。実際、その辺りまで行くと有人ゲートというか、一台一台車をとめて「この先駐停車禁止ですよ」って声掛けをしてたから、そこが最終関門みたいなものなのかな。それにしても途中で見かけた大荷物を抱えた外国人の自転車乗りがあんなに登った後に雨の中引き返さなければならないことを考えるとちょっと可哀想だったなあ…。
初めて通った国道292号草津~万座は霞んではいたものの、すごい景色でした。車載アクションカメラ持っていこうと思ってたのに忘れちゃったのが悔やまれる。


朝は道が空いていたせいか、9時半ごろに万座に到着。路面はご覧の通りウェットです。だって土砂降りだったもの。レインウェアを着て上がっていく人も何人か見かけたけど、あと1時間すれば雨はやむ予報なので、車の窓を開けて冷たい空気を堪能しながらパンを食べて時間をつぶします。




10時半になると雨はやんだようだったので、ぼちぼち出発の準備を開始。
路面は濡れているけど、のぼりならスピードも出ないし、そんなに水を跳ね上げることはないでしょう。この後も雨の予報はなかったので、レインウェアは車の中に置いてウィンドブレーカーを持っていくことにしました。
あとは待ち時間中に宿に電話して、自転車を保管してもらえるかどうかの確認。大丈夫とのことだったので、輪行袋も車の中に置いていくことにします。保管NGだったら輪行袋に入れる必要があるので大きいサドルバッグは今回持ってきておらず、リュックに部屋着などを詰めていきます。


10時40分頃に万座空吹駐車場を出発。相変わらずしょっぱなから万座高原ホテル前の坂がキツイ。
道路はまだびしょびしょなので、川が2本流れているみたい。




あんなにびしょびしょだった路面も登っているうちにこんなに乾いてきました。これぞ貧脚の成せる業。まだ万座三差路にも到着していないんだぜ…!?




楽に登れるような道ではないけどそんなにきつかった記憶もないっていう思い出があったんですが、普通にきつい。今や7%勾配でも、うんとこしょどっこいしょしないと登れません。ていうか暑い。寒いくらいだろうと思って長袖インナーを着てきたのが間違いだったかもしれない。汗が止まらない…。
三差路が見渡せるこのポイントはやっぱり押さえておかないとね。やはりのぼってきた道が見えるところは最高のビューポイントだと思うんだよね。




ガスってはいませんが、今日は青空は拝めないだろうなあ…雨のち晴れだったから、のぼってる間に青空が見えると思ってたんだけどなあ…。
しかし嘆くことなかれ、翌日も同じコースを走れるゾ!




曇っていても緑は結構鮮やかで綺麗でした。やっぱり夏の植物はのびのびあおあおとしているなあ!




アーーーここ、渋峠のコース中最も好きな場所です。
奥行きのある道に手前と奥の山、奥には洞門や横手山ドライブインが見える最高のスポットです。分かりますか???行ったことある人なら分かりますよね。曇っているから全然その良さが発揮されていないけど…。




はあ~~~!!ここ!!良い!!道路が写る構図の方が好きだけど!!でもこの辺りとても良い!!青空くれ!!




後ろを振り返っても素敵な眺め。そういえば、2年前は山田峠のあたりってロープ張られてなかった気がするけど、立ち入り禁止ロープが張られていました。




途中の展望駐車場から。目の前の道もさることながら、右奥にも道が見えるところがたまらない。




そういえば、この辺をのぼっていたら、「あとちょっとだから頑張れー!」と散歩中(?)のお兄さんが声を掛けてくれました。いろは坂以外でヒルクライム中に応援されるのは久しぶりかも?
芳ヶ平湿原の方は酷くガスってはいないものの、曇り空のせいでちょっと残念な感じ。でも緑は良く見えたかな。初めて来たときは何も見えないくらい真っ白だった気がするしね。




最高地点!バイクのお兄さん方がずっと写真を撮っていてなかなかあかなかったので自転車の写真はなし。朝早くというわけでもないから、車もたくさん止まっていて、絶えず誰かが記念撮影していました。碑の前に誰もいない隙に写真だけササッと。




渋峠ホテルでは恒例の到達証明の購入。今回4回目の訪問なので、4番の絵柄にしました。あと1回でコンプリートしちゃうよ、6回目以降どうしよう。




マーカスくんは今日は内勤でした。




渋峠ホテル前のリフト乗り場のあたりにはニッコウキスゲがたくさん咲いていました。
今回は走行距離も短いからリフトを使って上まで行ったりしたいなと思ってはいたんですが、この日は天気も決して良くはないためリフトは乗りませんでした。




最高地点で撮れなかったのでここで撮っておくね…。




長野側からの眺めも相変わらず最高です。
超広角にするといつも手が写り込んでしまうの本当どうにかしたい(しかもそういう時に限って1枚しか撮ってなかったりする!)




ドライブインの横から292号。スカイレーターに乗りながらだともっといい感じに道が写るんですが、それでも肉眼で見るとほんと感動する景色。この写真だと1/10くらいしか伝わらないよ~!




今日は大して頑張っていないのですが、ケーキを頂くことにします。山で食べるおやつはおいしい!
ドライブイン2Fのレストランも席数を少なくしていました。まあ席数が少なくなろうが安定の窓際カウンター席なんですけどね。




さて、おやつを食べたら再出発です。




木戸池。本当はここに宿を取ろうと思っていたんだけど、土曜日の朝の時点では空室7部屋あったのに、仕事の昼休みにチェックしたら全部埋まっちゃってたんですよね。
木戸池のホテルはサイクリストウェルカムな宿泊プランがあったから取りたかったのに。Go to割もあるので普段泊まらないような良いホテルに泊まるのも良いかもなんですが、埋まってしまっては元も子もないと思って、あまり下調べせずにコインランドリーと部屋にトイレがついているホテルを慌てて取っちゃったんですよね。そしたら予約したホテルの隣がサイクリストウェルカムホテルでした。宿泊プラン名に記載がなかったからノーチェックでした。




山の駅から北を目指すよ!1つめのトンネルはセンターポールも立っていて少し暗いので怖い。




3つめのトンネルの手前に発哺温泉方面に向かう分岐があるんですが、この道を進むとトンネルの向こう側に出られるようだったので行ってみることにします。多少登るとしても、トンネルはやっぱりできれば避けたいからねえ…。




こちらの道は車の通りもほとんどなく、静かで坂も緩やかな走りやすい道でした。路面も綺麗。




宿自体は高天ヶ原に取っていたのですが、チェックインの時間までまだ時間があるので、去年の秋旅の時にお世話になった奥志賀の友人のペンションに顔を出しに行くことにします。
高天ヶ原から奥志賀までは約8km、去年の記憶があまりなかったのですが、まさかのほぼ全工程下りです。ええ、戻ってくるときに8km登って来なくてはなりません……まあそんなにきつい坂ではないんですけど、ほんとこの衰えた体にはたった5%の坂ですら重くのしかかってくるんだよなあ…。




友人のところに到着すると、ガッツリおやつでおもてなししてもらいました!おいしかった~!
去年訪れた時にはなかったサイクルラックとハンモックが設置されていたので、人生初ハンモック!重すぎて破れるんじゃないかと心配したけど、なんと300kgまで耐えられるんだって!すごい!太りすぎて紐で縛られたハムみたいになってるけど全然問題なし!イエーイピースピース!




寝転がったまま上を見るとこんな眺め。え~もうこんなの最高じゃん~!ハンモックに一泊したいわ~!




久々に会っていろいろお話してたらあっという間に時間も過ぎ去り、この先しばらく上り坂なので少し早めに出発することにしました。またこっち方面に来る時には泊まりに来たいなあ…ごはんめっちゃ美味しいし…。
さて、16時前ですが宿に到着!こんなに曇っていて標高1700mもあるのに気温20℃。もうちょっと涼しいと思ってたよ!




とりあえず汗を流したいので真っ先にお風呂に向かいます。
普通の内風呂の他に、地下の洞窟のような雰囲気のお風呂もありました。時間が早かったので他のお客さんに会うこともなくお風呂と洗濯を済ませて夕食までお部屋でのんびり。
お風呂から出たらようやく青空が見えました。




夕飯はバイキングと言われて、よりによってバイキングか~と思ったんですが、60室くらいあるのにお客さんは毎日10組以下しか取っていないのか、食堂はガラガラでした。連泊以外で連日同じ部屋にお客さんが入らないようにしてるんだって。
食堂ではお客さんも食事時以外のマスクを徹底して、トングを使う時は手袋をして、とコロナ対策もしっかりしてそうでした。いつもの癖で手袋両手にはめて使用済み手袋は表面に触らないようにひっくり返して…としていたら、他のお客さんはトングを持つ手にしか手袋つけてないし、おかわりの時に手袋使いまわしてるしで、ちょっと手袋無駄遣いして申し訳ないきもち……衛生的にはどう考えても病院で使われてるやり方のが良いに決まってるんだけどね。
神経質になりすぎても旅は楽しめないしね(無神経な人ほど気兼ねなく遊びに来てたりするのかもしれないし、連休だからと大人しく家にいない私も同じなのかもしれないけど)



夕食後は売店でおこみんのTシャツを買いました。吸水速乾で1500円…安いし可愛い。カラーバリエーションも豊富。これはこの時期にも普段から着れるやつですわ…。





夕食後に部屋に戻ったら少しうとうとしてしまって気が付いたら23時。写真にはうまく写ってませんが、たくさん星が見えました。高原の星空は本当に美しい。




そして中途半端に目が覚めてしまい、布団と枕の合わなさも相まって眠れぬ夜を過ごしたのでした。
2日目に続く。



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