その１の続き。

腹ごしらえ後は道の駅いたこへ。
19時まで営業していることは事前に調べていたので、余裕をもって到着することが出来ました。

道の駅のホームページを見ると、手作りどら焼き推しみたいだったんですが、海老天が非常にハードだったので空腹感もなく(むしろ胸焼け感でいっぱいだった)、今回は見送りとなりました。どれも美味しそうなんだけどね…！味の種類はたくさんあるし…！

道の駅を出た後は、予定では霞ケ浦総合公園でイルミネーションのリベンジが出来たら…と考えていたんですが、この時点で18時半。霞ケ浦総合公園までは約70kmあり、21時までに到着するのは私の脚では無理なため、諦めてのんびりと筑波山に向かうことにしました。
とりあえず土浦までは霞ケ浦沿いを走ります。真っ暗ですが、遠くに光がぽつぽつ見えてきれい。これは行方市かな？

マニュアルモードにしてもスマホカメラでは機能的に限界なので綺麗に写真を撮ることはできませんでしたが、周囲が真っ暗なおかげで星空がとても綺麗でした。パソコンからだとちょっと写真が明るく見えるので、オリオン座が映っているのがかろうじて分かります。実際はプラネタリウムのような一面の星空でした！

お気に入りの天王崎公園。夜だと筑波山はおろか、湖すらよく見えません。

暗くて昼間のように視界が良くないのでのろのろと走って、道の駅たまつくりに到着。ちょっと休憩することにします。
先日、大利根の道の駅では営業時間終了でも休憩スペースは出入り出来て風を凌げたんですが、ここは閉まっていて入れませんでした。さむい。

なんとなく小腹が空いてきた気がするので、温かいお茶を飲みながら銚子で買ったイチゴ大福を頂きました。そういえばこの時点で海老天食べてから4時間くらい経ってるんだもんなあ。
それにしても綺麗な景色を見ながら食べる甘味は格別にうまい！

この後は霞ヶ浦大橋を渡って土浦方面に向かう予定だったんですが、橋を渡って湖沿いの道に入ろうとするとまさかの封鎖＆迂回…。
迂回路は地図があったんですが、こんな寒くて暗い中、予定にない馴染みもない暗い道を走るのは嫌だったので、そのまま国道沿いに筑波山まで向かうことにしました。

途中、土浦の夜景がとても綺麗に見えました。
この時は確か22時は回っていたと思うので、もうイルミネーションは終わってしまっていますが…。

ずっと道なりに行き、パープルラインの入口です。
海老天が重すぎて補給はいらないかなと思ってたんですが、もう食べてから普通に5～6時間経ってるんですよね。とりあえず、朝コンビニで買ったカロリーメイトを詰め込んでから登り始めることにします。

登り始め地点の近くにある気温計は2℃を指しています。そりゃあ寒いはずだよ。

朝日峠を登るのは、6月に来たっきり2度目。
「ブルベのために夜間に山を登る練習をするならそこそこ走り慣れた筑波山」とは思っていたけど、まさか深夜に走り慣れない道を走ることになるとは…。林道みたいな狭くて暗い道じゃなくて、暗いけど片側1車線の道だったので走りやすかった。
ちなみに夜間の街灯のない登りは天空のポピー坂が初めてでした。

久々に来て、思ったより苦しくない！？と思ったけど、家に帰ってstravaアップロードしたら6月より遅かったです。まあ200km以上走ってからのヒルクライムなのでしゃあなし。

安全運転心がけたいですね。ちなみにここまでに遭遇した車は、登ってくるのが2台、下りてくるのが2台だけでした。朝の方が走り屋もやかましい。

朝日峠展望台には車が何台か止まっており、夜景デートかよリア充爆発しろと思いつつ、自分も景色を楽しみました。
相変わらずスマホカメラではこんな感じにしか撮れませんが、実際はすごく綺麗で美しい夜景だったのでぜひ一度見に行ってみてください。さすが日本夜景遺産。

せっかくなので不動峠の看板のところまで下りてみました。真っ暗すぎてこわい。ガサガサっていうのまじやめろ。
でも、空を見上げて不動橋と木々の間から見える星空は最高に綺麗でした。

この先そんなに見晴らしのいい場所も少ないというか、朝日峠と同じような景色になるのでは…と思って、不動峠を下って帰ろうか迷ったんですが、せっかくだからつつじが丘まで登ってみることにしました。
というわけで風返し峠。ひとけがなくて静かです。

ちょうど24時も回ったところでつつじが丘に到着。まさかの深夜ガマ詣。
初日の出ライドの時に手のひらに乗っていた鏡餅はなくなっていましたが、チビガマはいたのでアレずっといたのかも…？
ちなみに車、バイクは片手で収まるくらいいましたが、自転車はいませんでした。

寒くて仕方がないので下山します。
ちなみにホイールにVOLT1700のミドル(500ルーメン)、ハンドルにVOLT800のミドル(400ルーメン)で25～30km/hで下れるくらいには明るかったです。
車が時々来るので1700のハイは使わなかったんですが、こんな感じに明るかったです。ちょっとライトが下向きすぎて地面白くなっちゃってるけど…。

夜景超きれいです。ここからだと自転車のライトで地面の反射するやつも光って見えるので結構好き。この場所は朝は富士山も良く見えるのでわりとお気に入りスポットになっています。

大鳥居まで下りてきました。小指が引きちぎれるんじゃないかってくらい寒かったです。0℃対応のグローブなのに貫通してくる凍てつく空気半端ない…。

梅林のトイレはめちゃくちゃ明るいので、ここで一度しっかりと装備を整えます(でも今振り返ってみると、色々とこの時点で手遅れでした)
クリスマスライドで深夜～明け方走った時は山にも行かなかったし、霧は出てたものの気温3～4℃あったからそんなに寒い～！って感じではなかったんですよね。
合計5枚着て残りを下ることにしました。寒すぎるしお腹もすいてきた気がするから(海老天食べて6時間は経ってるしね！)、下山したらコンビニのイートインで温かいカップ麺でも食べよう。そう思っていた時期が私にもありました…。

筑波山のふもとに新しいコンビニが出来たというのは知ってたんですが、寄ったことはなかったんです。
セブンでも最近のセブンはイートインも備えてるし…と思って店内をのぞいてみると、イートインなさげな雰囲気。この時点で寒気でガタガタ震えが止まらなかったんですが、もうちょっと行くと国道125号沿いにファミマがあるので、ファミマならイートインがあると信じて先へ進むことにしました。

高道祖のファミマにもイートインなし…。
そのちょっと先のセブンもイートインなし…。
最悪クリスマスの時にお世話になったコインランドリーでせめて風でも凌ぎながら温かいものを食べようと思って、温めてもらったハンバーガーを持って125号を走ります。

途中、小貝川にかかっている橋の温度計は-3℃になっていました。
-3℃の中を25～30km/hでダウンヒルしたら体感温度はなんぼなの…？そりゃあ寒いの当然じゃない…？小指なくなるのだってあり得なくないよね…？5枚着てたって、のぼりでかいた汗を冷やすには十分すぎるくらい寒いんだよね。

頼りにしてたコインランドリーを探してたんですが、走れども走れども見つからない。
なんで～～～！って思って地図を見てみると、スルーしたファミマより手前だったみたいです。前回はりんりんロードから125号にぶつかって125号走ってきたけど、今回は神社側を下ってそのまま裏道通っちゃってて通り過ぎちゃったらしい…。

やっと見つけたコインランドリーも24時まで。この時点でもう2時。
いつも筑波山まで行く道でイートインのあるファミマを見たことがないので、仕方がないえ外で冷え切ったハンバーガーを食べることにしました。冷凍食品になってなくてよかった！

ここから家までは40kmくらい。
寒さでまったく心拍は上がらないし、自転車に乗っている時にはほとんど襲ってこない眠気で何度もふらふらしながら進み、家まで20kmくらいの地点でようやくイートインのあるコンビニを見つけました。
さすがにハンバーガーを食べてしまったのでお腹は空いてなかったため、温かい飲み物を買ってイートインで30分休憩。店内は20℃以上はありそうなんですが、まったく震えも収まらず、ぼんやりした眠気も収まらず。あー…これが低体温症ってやつ…？と思いましたが、対応が遅すぎでしたね。

相変わらず震えはとまりませんが、朝までコンビニにいるよりは早く家に帰って温かいお風呂に入らなければ…という使命感で店を出ました。
そこからはとりあえず頑張ってケイデンス上げて心拍数を上げて……寒さと眠気に負けてふらついて……を繰り返しながら、ようやく久喜市に戻ってくることが出来ました。
そういえば道の駅さかいのところに24時間の御老公の湯があったのもすっかり忘れてた…。

今回のライドも楽しいことは楽しかったのですが、わりとしんどい体験も出来たのでこれを次に活かしていきたいなあと思いました。
とりあえず今回勉強したことは、
・氷点下の山には行かない
・のぼりでかいた汗がしっかり引いてから下山する
・寒いなあしんどいなあと思い始める前に暖かい場所に避難する
・夜間通るルート中のイートイン付きコンビニ、24時間コインランドリーの場所をチェックしておく
・銭湯の場所と営業時間をチェックしておく
・この時期にブルベでもないのに夜通し張り切って遊びすぎない

次の休みは無理せず、今度のロングライドの予定はオダックス埼玉主催の1月27日アタック霞ヶ浦。頑張ります。

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