自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

踏んだり蹴ったりライド【※流血話注意】

5月15日は自転車でリハビリライドでした。
元々天気が良くないみたいだったので家でジグソーパズルの続きでもやろうかな~と考えていたんですが、17時頃まで雨が降らない予報に変わっていたので長距離走る感覚を取り戻すべく、粕尾峠を目指すことにしました。


レインウェアを持ったとはいえ、雨に降られるのは嫌なので5時出発。もう5時でもすっかり明るくなっています。
昭和橋で利根川を渡っていると男体山の近くに雲がぶわっと広がってるのが見えて、あーこれ男体山に行ったら雲海が拝めたかもなあなんて思いました。この日は男体山てんくらAだったから。
でも月末の600kmブルベに備えて、少しでも長い距離を自転車で走りたかったんです。




佐野に入り、「今の自分が本当に粕尾峠走れる…?」と心配になり、急遽行先を老越路峠に変更。
粕尾峠は問題ないにしても、山の神~峠道の入口までの激坂に耐えられない気がしました。
老越路峠も田沼側から登ると結構きついのはきついんだけど、距離は短いからなんとか行けるかなって感じでした。
田沼から飛駒に向かう途中、焼肉屋さんの前の自販機でなぜかグリーンカレーが売ってました。ちょっと気になるじゃん。




飛駒までの道のりってこんなに長かったっけなあと思いながら、交通量が少なく快適な道を走ります。
飛駒から足利CCまではそんなに苦も無く登れたけど(速く登れるとはいってない)、そこからは結構きつかったです。増量したのやっぱり坂だとおもっくそ効いてくるな…。


定点写真。




下りでフロントをアウターに入れようとしたら入らなくて、もしやと思ったらDi2のバッテリーが消耗していたようです。
登りできつかったのはもしかして後ろがインナーに入ってなかったからだったのかなって思ったけど、後ろは変速出来ていたので単純に体重増加と脚力低下のせいでした。
ちょうど梅田湖が自宅から折り返し地点にして50kmちょっとのポイントなので、この先50kmをフロントインナーで走らなければなりません。インナートップだとチェーンがフロントディレーラーに(?)擦れてカシャカシャいうのが嫌なんですがしょうがない。


梅田湖は釣り人がいっぱいでした。ボートに乗って釣りしてる人もいました。




ちゃんとした下り坂は漕がなくても進むからいいんだけど、2~3%のいわゆる下り基調の平坦みたいな道は漕がなきゃ遅いし、漕ぐとペダルがスカッスカですごく走りにくかったです。
梅田大橋の近くに紫の花が咲いてる木がたくさんあったけどあれなんだろう?ヤシオかなんかかな?




梅田大橋を渡ってバッテリーが危ういことを確認。
そういえば最後に充電したの10月かもしれない。あんまり乗ってなかったけど、さすがに6か月充電してなければね…。そういえば前に同じように前がインナー固定になっちゃったときも老越路に向かう時でした。あの時は桐生側から登ってたと思うけど。




ハムスターのようにインナートップの進まない自転車を漕ぎ、せっかくの青空なのにもう引き返すのかあと切なくなりつつ(とはいえこの状態で粕尾峠行ってたら帰りがマジで地獄だったろうから老越路にしておいたのは良い判断だったと思う、この時点では)、これで車道走るのちょっと嫌だからサイクリングロード走って足利まで行こうかなってことで渡良瀬川CRへ。




途中で車道横断せずに橋の下通れるかなと思ってよく分からないところに迷い込んだり(カラスノエンドウを十数年ぶりに近くで見たわ)




交通量の少ない道を選んで走ったことのない近道を走ろうとして間違えて変な方向に行ったり(これはstravaの軌跡を見てもらうと一目見て分かると思う)


そんなこんなで走り慣れた道を通って大泉町へ。あと20kmくらいで家に着くな~というところで、路肩のアスファルトが隆起しているところでバランスを崩して転倒。
ちょうど信号が変わりそうだったので信号に気を取られて路面への注意が疎かになっていたんだと思います。ヤベッ!と思った時には地面に投げ出されていました。


※よく見かけるこんな感じのやつ。いつも見かけるたびに危ないなと思っていたけど見事にやられました。その場で写真を撮る余裕がなかったのでこれは現場の写真ではありませんが。こんな程度の盛り上がりならいいけど、めちゃくちゃもこもこしてるところあるよね。




道路端とはいえずっとそこにいると邪魔になるのでとりあえず自転車を引きずって歩道へ避難。
ぼたぼたと地面に血が滴っているのを見て、「あ、いっぱい血が出てる…」と思いました。
少し後ろを走っていたと思われる小径車乗りの人が「大丈夫ですか!?救急車!」と言って、回収しそこねたツールケースと壊れたメガネを拾って付き添ってくれました。
動けるけど体は痛いしメガネは壊れたし(ブルベの時は予備のメガネを持ち歩くんだけどそうじゃない時は持ち歩かないので)、そして何より頭を打ったのと頭から血が止まらなかったので救急車を呼びました。電話する時にスマホに映った自分の顔を見たら顔の左半分が血塗れになっててびびりました。


「自転車ってどうすればいいんですかね…」と小径車の人に声をかけてみると、ちょうど道を挟んで反対側に個人経営のお店があったので「預かってもらえないか聞いてみます」と言ってくれました。とりあえずガーミンだけ外して、「すみません、サドルバッグに鍵ついてるんでかけといてもらえますか」とお願いしていると救急車到着。
そのまま救急車に乗せられたので小径車の人とはそれ以上お話できず、どこの誰かも分からずお礼も言うことが出来ないままお別れとなってしまいました。もし心当たりがある方いらっしゃいましたら連絡ください!





救急車の中で簡単な処置をして警察の方とお話し、希望の搬送先はあるかと聞かれたのでダメ元で勤務先の病院を伝えました。
それほど離れていないから大丈夫ということで、県をまたぐにも関わらず勤務先の病院へ。本当にありがたいことです。知っている先生と看護師なら安心だし、その後の通院・診察も勤務時間中に出来るから何かと助かります。



頭の方はヘルメットも破損していたものの脳に問題はなく、おそらく頭が地面にぶつかった衝撃でメガネを破損し、そのメガネで傷つけて出血したのではないかと思います。
受傷後40分くらいしても血が垂れてきていたのでちょっと焦りました。結果として、眉のあたりを3針だか4針縫いました。


ヘルメットの破損はこのくらい。大破はしてません。ちょうど4年くらい使ってて替え時かなと思ってはいたので良いタイミングだったのかもしれません。




メガネはヒンジのところではなくその手前からバッキリ割れていました。
テンプルは耳に掛かったままだったので、折れた本体のところでザックリ切ったんだと思います。




週に3~4リットル牛乳を消費しているおかげか、大きい挫創はあるものの骨折はありませんでした。(この傷は砂がすごかったらしく、「このまま塞がると入れ墨みたいになっちゃうからね!」と言ってガシガシ擦られて砂を除去されたのがマジで痛すぎて泣くかと思いました)
この記事を書いているのがこの日から2日後なんですが、現時点では左目がお岩さん状態かつ歌舞伎メイクになっています。おそらくこの後パンダになるのかな。朝それなりに目が開いていても、お昼ごろになると半分以上目が閉じてしまいます(笑)
下敷きになった左腕は青あざだらけでパンパンですが、骨は無事なので普通に仕事は出来ています。患者さんを車いすに乗せる時に左肩から腕にかけて掴まられると痛すぎて悶えますが。額の方も下を向いたりすると傷口が痛みますが、普通にしている分には大丈夫です。来週の月曜日には抜糸の予定です。


現状としては、左まぶたが腫れてほぼ見えないので車通勤はせず歩いたり、近所に住んでいる同僚に送ってもらったりしながら通勤しています(自宅職場間が公共交通機関を使いにくい場所なので)
自転車は当日回収しています。預かってくれたお店にお礼に行ったら「自転車とめるだけなら全然いいのに」と言っていましたが、おばあちゃんこの自転車は中古車が買えるくらいお金もかけてるしすごく大事な自転車なんだ…。サドルとブラケットが曲がってますが、左側に倒れたのでディレーラーは無事だと思います。ホイールは多分大丈夫だと思うけどまた後日点検してみます。


自転車保険ですが、みんなだいすきau損保の自転車保険に加入しているんですが、ブロンズだと入院以外には補償金が出ないようなので特に何の手続きもしていません。(おでこ縫ってるので医療明細的には手術に当たるみたいですが、入院していないので恐らく対象外になりそうです。次の更新の時はシルバーあたりに変更したいと思います。)
警察の方でも診断書があると人身事故扱い、なしだと物損扱いということみたいですが、人身事故扱いだと手続きやら聴取やらがあるようで少し遠いし、シフトの都合もあるので物損扱いで済ませようかと思っています。(警察の担当の方のお話でも、物損で済ませる人も多いと言っていました。)


こんなことなら大人しくジグソーパズルで遊ぶか男体山登りに行けば良かったな。
とりあえず体の傷が治るまでは自転車はお休みにするので今週末は大人しく過ごそうかと思っていますが、月末のブルベには間に合ってほしいものです。自転車乗るの怖いなって気持ちもあるけどね。とりあえずヘルメット買い替えなきゃ。
あと今まで丸5年自転車乗ってきてそんなに怪我はしてこなかったのに、今年入って大して乗ってないのに2回も怪我してるからお祓いでもしてこようかな……今年本厄だし……。



数少ないツイッターでつながっている人の中にも、路肩のアスファルト隆起で落車した経験がある人が数人いたので、みなさまどうぞお気をつけくださいませ。

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