自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

【旅ログ12-2】奥日光雪遊び旅2日目・冬の半月山【登山】

1日目の続き。




2日目の朝です。
慣れない布団と柔らかすぎる枕でなかなか熟睡できず、浅眠を繰り返して気が付けば4時。
朝のお風呂は5時からだったので、気を紛らわすこともできずにゴロゴロ。5時を過ぎてようやく寝入ったけど、朝食が7時半からだったので7時前に目覚ましで起床。どう見ても寝不足です本当にありがとうございました。


朝食は時間を3つに分けて宴会場で少人数制でした。
ご飯のお供が多すぎて白米が足りねえ~!(後から実はおかわり出来たということを知りました)




日の出の時間は過ぎていましたが、部屋に戻って外を見てみると、ちょうど山の影から太陽が顔を出すところでした。




うおっまぶしっ!




お腹を休めてから最後にもう一度温泉に入って、ちょっとだけゴロゴロしてから9時過ぎにチェックアウト。
夜間に降雪がなくて、冬季は登る人が少ないらしい半月山でもトレースが残っているだろうと確信があったので、この日は半月山の登山にしました。
まあ外に出て湯元のこの快晴を見たら、ここでスノーシューレンタルするのもいいかもなんて気持ちが揺らいでしまいましたが…。




二荒山神社中宮祠の1月限定御朱印があるという話を耳にしたので一応御朱印帳を持ってきていたんですが、思ったよりチェックアウトが遅くなってしまったので寄りませんでした。
歌ヶ浜駐車場に車をとめて、9時半過ぎから2日目の行動開始。




昨日今日と気温が高めのせいか、飛沫氷はいまいち。
駐車場と湖の間の柵も氷がありませんでした。足場もつるつるせず。




中禅寺湖スカイラインの脇道からハイキングルートを辿っていきます。
念のためチェーンスパイクを装着。




イタリア大使館別荘記念公園のあたり。




湖岸の飛沫氷もなんともまあ不思議な感じ。




すごい。あと中禅寺湖の向こうの雪山がすごい。奥白根?




じわじわのぼり。冬靴はやっぱり重たいので歩いていると少し疲れます。




途中で後ろから追いついてきた2組がいたんですが、彼らはおそらく社山の方へ向かったので狢窪でお別れ。私は分岐から一人で半月峠を目指していきます。
登り始めてさっそくチェーンスパイクだと心許ない感じがしたので、アイゼンに付け替えます。(半月山をチェーンスパイクで登ってきてる人にも会ったのでアイゼンを履く必要はないんだろうけど、持ってきたから使いたいのです。)




倒木!脇の雪を登って反対側へ乗り越えます。




土曜日曜と降雪のない連休からの月曜日だったのでトレースは残っていましたが、正直新雪の積もった道を歩いて進む自信はありません。初心者のうちは人が多い場所か、トレースのしっかり付いた場所を歩くに限ります。




ここめっちゃ氷!でもアイゼンならがっちり刺さって滑りません。安心感半端ねえ~。




ふう~結構のぼってきたなあ…(と思ったけどまだ半月峠まで半分くらいのところでした)




隙あらば自撮り。
ハードシェル着てネックゲイターしてニット帽を被っていると暑すぎてめちゃくちゃ汗をかくので、それらは全部ザックにしまいました。ちなみに手も足もめちゃくちゃ熱くなるタイプなので、未だに春用の薄手のグローブを使っています。せっかく高いアルパイングローブ買ったのに、暑すぎて使い道がない……使いたい……。




疲れたな~と思いながら登っていたら、いつの間にか山側でも空が見える場所まで来ていました。




11:55 半月峠。
夏山ではコースタイム60分ほどのところですが、80分弱かかってしまいました。写真撮ったりしてたせいもあるだろうけど。ここから半月山展望台までは30分ほどののぼりですが、余分にかかると見て、到着は12時半をまわりそうです。




半月峠から足尾方面。ちょっと雲が出てきたなあ~。




峠からしばらくは急登。赤城山もそこそこ急だったけど、あそこは岩とかもあったし、稜線ではなかったからそんなに怖い感じはなかったけど、周りに木々が少ないだけでなんだか登りの恐怖感が増すような感じ。




風紋良い。




ふう~大分登ってきたな~(まだそんなにのぼってない)
ちょうど上を飛行機が飛んでいきました。飛行機雲どこだか分かるかな~?




急なのぼりは怖いけど、登っててすごく楽しい感じ。高く上がるほど景色も開けるからそれがまた最高。




北側の景色はこんな感じ。空のグラデーションたまんねえ~!




遠くに鹿の親子?がいました。
熊鈴を忘れたので口笛を吹いてみたら、こっちを見て鳴いていました(笑) 口笛の音が鳴き声に似てたのかな?




反対側のもっと近くにも鹿。半月峠を越えたらめちゃくちゃいっぱい鹿いる。5匹くらい見たぞ。
鹿は臆病だっていうから突進してきたりとかはないんだろうけど、何を考えているか分からない感情のない目でじっと見られるとちょっとびびります。こいつら目そらしてくれないんだもん…。




急登でふくらはぎを攣りそうになったので、少し休んでペースも落とします。
半月山駐車場が見えてびっくり。なんでびっくりしたかって、冬季通行止めの道なのにしっかり除雪されてるんですよ…!まあ茶ノ木平とか行く時にスカイラインを横断するので、雪があったらハイカーは困るんだろうけど、冬季通行止めの道って雪がもっさり積もってるものだと思ってたから、全然雪がなくてびっくりしました。




土がむき出しになった狭い道を渡ります。
雪溶けてるけど、このむき出しの土もアイゼンの爪がざっくり刺さるほど固い土でした。まあ氷点下だもんね。




半月山展望台が近付いてきたところでゴトゴトと物音がしたので、「鹿かあ~!?」って独り言を言いながら歩いていたんですが、展望台にいた先客が荷物を整理している音でした。独り言聞かれちゃったじゃん!(笑)


12:33 半月山展望台。
ちなみに展望台からの景色がこちらです。見よ、この絶景を!男体山のてっぺんは雲で隠れてしまいましたが、全体的に山が白くなっているのがたまらないし、遠くの山々が「ザ・雪山!」って感じに染まっているのもたまりません。




ズームで。うっ、このコントラストがたまらん…。




足尾方面はこんな感じ。




ちょうどお昼を回った頃なので、お昼休憩にします。
先客のお兄さんは入れ替わりで下山していったので、この展望台は独り占めです。やったね。




さて、満足したところで下山!
ここから歌ヶ浜までは夏山コースタイムで2時間ほどなんですが、夏よりは時間がかかるとみて2時間半。16時前には拠点についていたいので、13時には下り始めました。
ここの斜面を歩いて下っていくの普通に怖かった~!アイゼンで安心!とか言っていても、どこまで信用できるのかもまだ分からないから…。




隙あらば自撮り。




下りでも鹿がいました。草を食べています。横を通ろうとしたら食べるのをやめてこっちを見てきたので、「ちょっと通るね~突進してこないでね~」と声をかけて通過……したらお姉さん2人組がのぼってきました。鹿に話しかけてるの聞かれた~~~!はっず!!




半月峠までの急な下りはやっぱり怖い。おそるおそる下ります。ただでさえ下りは苦手なんだよなあ~。




無事に生きて峠に辿り着けました。ここまでくればあとは緩やかに坂を下っていくだけ。




これは何で撮ったのかまったく覚えていない写真(笑)




14:11 狢窪まで下りてきました。後は中禅寺湖沿いに歩いていくだけです。
往路の様子を見た感じ、この先滑るような場所はなさそうだったので、ここでアイゼンを外していきます。タオルでぐるぐる巻いて水分を取ったらアイゼンケースに入れてザックへ。
ちなみに峠から歌ヶ浜まで誰にも会いませんでした…。




木に埋まるようなウサギ?ネズミ?の雪だるま?がとてもかわいい。




最後に南側から飛沫氷を確認。




14:56 歌ヶ浜駐車場に戻ってきました。
急坂は時間がかかったけど、半月峠からここまでは大分スムーズに来られました。
翌日も午前休を取っていたので星を見て帰ろうかなと思っていたんですが、だんだん雲が出てきたので、15時半過ぎには帰路につきました。


1年前に果たす予定だった奥日光での雪遊び旅が今年こそ達成出来てよかったです。
次来た時にはスノーシューも体験してみたいなあ。


最近登山ブログと化してきていて非常に申し訳ないのですが、せっかく安くない冬山ギアを揃えているので、冬は少し雪遊び中心で行きたいと思います。でも自転車も乗るよ~!




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