自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

名峰会津駒ケ岳を踏破せよ!【登山】

10/10の登山記録です。
日光ライドの後、数日経ってから膝付近に違和感が出てしまいました。ポジションは一切変えてないんだけど、一応今週末にブルベを予定しているので、自転車で痛みが強くなったら嫌だな~ってことで登山にしました。
SCWでざっと雲のないところを探して檜枝岐に目星をつけました。本当は燧ケ岳にしようと思っていたんですが、前日夕方に改めて確認したら雲がかかる予報になっていたので会津駒ケ岳に変更。東北では燧ケ岳、鳥海山に続いて3番目に大きい山だそうです。


3時に目覚ましをセットしていたんですが、2時に目が覚めたので予定を繰り上げて出発です。
毎度思うけど、西那須野ICまで高速で行ってそこから100km下道ってやっぱりすごい遠いよね。今回は初めて暗いうちに那須塩原を抜けて福島県入りしました。那須塩原雨が降っていたのでマジかよ~!って感じだったんですが、だんだん雨が止んできて安心しました。


いつも休憩で立ち寄る道の駅番屋。
この日は6時前で気温10℃くらいはあったかな?これがあと3週間後には2℃とか3℃とかそんな感じになるんだから驚きだよね。




番屋を出てから5分くらいで腹痛の波が襲ってきて、引き返すべきか進むべきかかなり迷いましたが、なんとか耐えて6時半過ぎに道の駅尾瀬檜枝岐へ。無事に人権を守ることが出来ました。公衆トイレもコンビニもない田舎ヤバイ。
しばらくお腹が痛かったのですぐに登山開始せず、しばらく道の駅の駐車場で待機していたんですが、大丈夫そうだったので7時に滝沢グラウンドの駐車場へ移動していざ会津駒ケ岳に挑戦です。
入口は道の駅尾瀬檜枝岐からほんの数百メートルくらい先。




もっと上まで車で行けるという情報を見たんですが、駐車スペースがいっぱいで路駐も…なんて話もたくさん見かけたので、国道から歩いていくことにしました。
水辺はほんのり赤くなってる。




途中、近道があるっていうことだったので行ってみたんですが、いまいちルートが分からずとりあえず水路沿いを歩いていきます。




これ本当にあってるの…?と不安になっていると小屋が見えてきました。
奥武蔵グリーンラインもよく分からん狭い道歩いてたら小屋の裏手に出たっていうコースだったから何も疑問に思わずにいたんですが…。




なぜかこの先下り坂だし、よく見たら下の道車が走ってる!おかしい!あれ国道じゃん!
まあね、普通に考えて登っているはずなのに水路の水の流れに逆流せずに歩いた時点で逆走してるはずだもんね。バカでした。




7:46 振り出しに戻る。そんな馬鹿な。なんという時間の無駄。
その後も近道を見つけることが出来なかったので、遠回りにはなりますが車道を歩いて登山口へ向かいました。




8:07 ようやく登山口へ。階段を登ったら急登の始まりのようです。
タイムロスもありましたが、ここから山頂までは約3時間半の見込み。12時にはお昼ご飯にありつけそうです。




天気が良くて気持ちが良い!10月中旬は冬装備でと書いてあったのでダウンは持ってきていたんですが、ニット帽にしなくて良かったです。めっちゃ汗だく。




紅葉もちらほらと。団体さんを追い越したり、単独の人に追い抜かれたりしながらマイペースに登っていきます。




うーん、道のりはまだまだ長い。
「グループで来たの?一人?」なんて話しかけてくる人もいましたが、正直しゃべりながらペースを合わせて登れるほど余裕もないので普通に千切れました。




紅葉はまだでしたが、天気が良いだけでハッピーな気持ちになれるねえ~。




こっちはピーカンだけど向こうの方は予報通り少し雲がありました。SCWすごい。




ああ~!最高だよ~!
写真にはあまり人が写っていませんが、そこそこ人がいました。
途中で女性グループの人に「Tシャツ可愛いですね!どこのですか?」と聞かれたので、志賀高原のおこみんTシャツを宣伝しておきました。ちょっとぼろぼろになってきたのでもう一着ほしいんだよね。おこみんTシャツは可愛いし、吸水速乾だし、値段も手ごろなのがとてもありがたい。また志賀高原に行かねば…。




9:31 水場のある中間地点まで来ました。時間的にはまあ予定より少し早いくらいかな?




中間地点を過ぎるともうあまり急な登りはありませんでしたが、疲れてきたので根っこにつまずいて転ばないように気を付けながら歩いていきます。




心配していた膝の痛みは全くなかったんですが、代わりに同側の脚の付け根が痛み出しました。痛みで脚が持ち上がらない感じ。この辺から徐々にペースを落としていきます。
景色を眺めて休憩がてら、後ろから来る人たちに道を譲ります。
なかなか景色が開ける場所が少なかったんですが、ある程度まで登って開けた景色の染まり始めた山に感動しました。奥只見の真っ赤な紅葉とまではいけないけど、それでもしっかり秋を感じられる山の色です。




痛みで脚が持ち上がりづらいのでもたもた木道を歩いていると後ろからまた追いついてきた人たちがいました。横に避けて道を譲ったんですが、「颯爽と抜いていきたいところなんだけど体力が限界だから先行っていいよ~」と。
結局その人たちとは追いつ追われつしながら駒の小屋のあたりまで適度な距離で一緒に登ったみたいになりました(笑)




途中でベンチがあったので一休みして写真撮影しました。
やっぱり稜線に出ると爽やかな気分になれていいねえ。まあ脚の痛みは限界なんだけどね…。(ベンチに座って休んでたら少し痛みが引きましたが、またすぐに出てきてしまいました。)




ンーーーー沼とか池ってほどの規模じゃないけど良い感じ。




あ~本当に気持ち良い。この脚の痛みさえなければるんるん気分で登っていきたいくらい気持ち良い。現実はぶん回し歩行に近い感じだったけど。




最高だ~~~!本当にここだけ雲がないのすげえ~~~!
近くにいた人たちが「安達太良山が見える!」とか話してたけど、安達太良山の形が分からないのでどれのことだか全然分かりませんでした(笑)




駒の小屋が見えてきました。ここまで来たらあともうひと踏ん張り。




超広角でも。眺めが最高すぎる。パリピだったら自撮り棒でも持ってこれを背景に撮影してたかもしれない。陰キャなので風景写真だけで精一杯ですが。




あの山なんだろう?てっぺんが少しつんつんしてる?




登ってきた道が見えるっていうのは自転車でも登山でも良いものだ!




11:05 駒の小屋に到着しました。ここで買いたいものもあったんですが、ベンチがいっぱいだったので先に山頂を目指すことにします。




まだまだ歩くよ。風が出てきたし、やっぱり脚の付け根の痛みで脚が持ち上がらなくて、ここからは大分コースタイムよりもかかってしまいました。




手前は多分花とかが咲いていたんだろうけど、時期的に終わってしまっているようです。
でも奥に凹凸がくっきり分かる山々があるだけでテンションがぶちあがります。




雲が少しずつ出てきたかな?




向こうの高い山は燧ヶ岳かな?予報通り、向こうは雲がかかってしまっています。もう一生ついていくよSCWさん。




11:28 ちょいとつらい登りを越えて、会津駒ケ岳の山頂へ到着しました!
山頂は意外と景色が開けるわけでもなく…といった感じ。




山頂碑の前で写真を撮りたかったんですが、圧の強い団体さんが来てしまったので、いなくなるまでのんびり待ちます。
これ見てもいまいちよく分かんないな~。




人が少なくなってソロの人たちしか山頂にいなくなったので、お願いして写真を撮ってもらいました。
こんなにまるまると肥えても登れるんだから、意外とハードルは低めなのかもしれません。脚の痛みはつらかったけど、多分単純に登りのキツさでいったら日光の男体山の方がキツかったかもしれない。




山頂から中門岳の方へ向かって行きます。
当初は中門岳へは行かずにキリンテの方へ下っていく予定だったんですが、中門岳の話を聞いたら行きたくなったので行く予定ではあったのです。
が、予定外の脚の痛みと最初の近道で迷子になってタイムロスしたことと、ライトを持ってきたのに車の中に忘れてきてしまっていたこともあって、途中までは行くものの、中門岳に登るのは諦めました。往復2時間くらいかかるみたいだし、脚の痛みでコースタイム以上に登りは時間がかかってしまうし。お昼食べて中門岳まで往復したら多分もう14時。下山に3時間かかると見込んでも17時。
歩き慣れた場所ならまだしも、初めての場所で時間に追われながらのライト無しはちょっとリスクが高すぎる。準備不足にただひたすら後悔しました。
だってこんなに絶景なんだもん!なんか左側に湖みたいなのが見えるからなにこれ奥只見湖?なんて思ってたんだけど、大津岐ダムのダム湖っぽい。




超広角でも。
あの道の先にある山頂にたどりつきたかった…。




東側を見てみると、なんの山だか分からないけどやっぱり綺麗!




中門岳に後ろ髪を引かれながら下山に備えます。
さらば。機会があればまた来たい。ただし駒の小屋までののぼりがバチクソにキツかったから、次はいつ機会が来るか分からない。




必ずすべる怖すぎる木道。ええ、滑りましたとも。日陰で濡れてるところマジやばすぎるでしょ。




向こう側は雲。もう何度だっていうけど、本当に会津駒ケ岳のところだけが晴れていて、ああ本当に目的地をここにしてよかったなあという気持ちしかない。




駒の小屋のところまで戻ってきたら昼食を撮ります。




の前に、まずは欲しかった山小屋Tシャツと会津駒ケ岳の百名山バッジ。
電気が通っていないようなので自販機などもなく、ほんのりつめたいコーラも頂きました。歩荷さんとかが運び込んでるんだと思うけど、いや、ほんとこんなハードな場所を何十キロって荷物背負いながら登ってくるとか全然想像できない…。




ちなみにTシャツの柄はこんな感じ。吸水速乾Tシャツ欲しかったので手に入ってよかったです。ちなみにもう一つの柄は色が選べないやつで、その他にも山小屋の宿泊者限定のTシャツもあるそうです。ここの山小屋はすごく人気なんだって。




さて、お昼ご飯は秋の味覚ってことで栗ご飯を炊くための材料を持ってきていたんですが、今まで登ってきた山のようにのんびり調理って感じの場所ではなかったので、念のため持ってきていたランチパックを食べて下山することにしました。
12:30 下山開始。




絶景を眺めながらの山歩きは本当に楽しい。
下りは脚を持ち上げなくて済むので、痛みもなく歩けました。




何度でも言うけどほんとこの辺だけ晴れてて雲がないの最高だった。ぐるっとあたりを見回してみると、遠くの山は全部雲がかかってるんだもん。




帰りも同じところで写真を撮りながらのんびり下っていきます。




さらば会津駒ヶ岳、とても楽しい登山だった。いつかまたリベンジしたいけど体力がついていくかなあ…。




下りも安全歩行でゆっくり下っていきます。
意外と朝は気付かなかったけど、下の方にも思っていたより紅葉している部分がちょこちょこありました。




綺麗だなあ~。




下山中に大分雲が増えてきました。




14:30 滝沢登山口まで戻ってきました。駒の小屋からは2時間くらい。
今回は気を付けながら歩いたこともあって、下りで足の親指の皮がずり剥けることはありませんでした。膝の方も問題なし。




車を停めてある滝沢グラウンド駐車場まではまだまだ下らなくてはいけません。




そういえば帰りは正しい近道を通って山を下りることが出来ました。次からはちゃんと近道使ってのぼることができるぞ!




爽やかな清流の音を聞きながら、もう間もなく国道に出ます。




14:57 入口のトイレを借りて(公衆トイレと思えないくらい綺麗だった!)、トイレの横にある洗い場でシューズをごしごし洗って泥や土を落として無事下山完了。お疲れさまでした。




帰りは駒の湯で汗を流して帰ろうかと思ったんですが、清掃時間だったようで開いていなかったので諦めました。去年だか一昨年だかは時間が遅かったから空いていたから穴場なのかと思っていたけど、営業時間に合わせてたくさん人が並び始めていたので撤退。
道の駅併設のアルザ尾瀬の郷も今は改装工事中らしくて営業していませんでした。
とりあえず着替えだけして道の駅で休憩して、そういえば一昨年ここで買った南郷の塩トマトが最高においしかったんだよなあと思って(上信越秋旅行4日目・雲海を見に行こう参照)売店を見てみたんですが、今はもう売ってなくて残念でした。
しばらく道の駅で休憩した後、帰路につきました。宇都宮~館林のあたりで渋滞しててちょっと疲れたなあ~。


10月下旬は立て込んでいるので無理そうですが、11月の頭に恒例の奥只見紅葉ライドでまたこっちまで来たいなあと思います!




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