自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

赤城山麓一周ライド

5/30は赤城山のまわりをぐるっと一周してみました。近いのに何気にやったことなかったんだよね。なぜならたくさんのぼるのは嫌だからだ。
本当は時計回りで片品経由の自走奥日光したかったんですが、PEAKSとコースとかが被るみたいだったのでそれが嫌で諦めました。粕尾峠と古峰ヶ原峠のステッカーもこの週末に発売されたから峠で飛ばす車やバイクも多そうな気がしたのでそのあたりのエリアも却下。


さて、ここのところ眠りが浅くて体が早起きモードだったので、久々に4時に目覚ましをかけて起床。のそのそと準備をして5時過ぎに出発。早い時間に自転車に乗るのはかなり久々な気がするけど、いつの間にか5時でも明るい季節になったんだなあ…。
遅めに出発すると桐生のあたりで車が増えるのがストレスなんですが、早い時間に通過出来たので楽しく走れました。ただし7時の時点でもうすでに暑い。
国道122号で日光方面に行く時はいつもながめ公園の上の方の細い道を走っていくんですが、今回は県道62号で沼田方面に向かうので大人しく国道を行きます。
高津戸峡、ちゃんと止まって見るの初めてな気がするなあ…。この辺の道はもう10回以上走ってる気がするんだけど…。




高津戸橋。初めてブルベで300km走った時のコースだったんだけど、あの時はいちいち止まって写真を撮る余裕なんてなかったような気がする。奥には三角のはねたき橋も映ってるよ。あの橋も渡良瀬川左岸の高いところから見たことしかなかったかも。




とりあえず道の駅くろほねやまびこまでばーっと走って一休み。わりとこの辺が今日のスタート地点みたいな感じかな。家から50kmも離れてるけど…。
朝あまりお腹空いてなくて食パン一枚しか食べてこなかったので、隣接のファミマでパンをひとつ食べました。今日は湿度は高くないけど気温は上がるので冷凍ボトルも背中に突っ込んで走ることにします。




まずは県道62号をのぼっていきます。この道、初めて通った時からもう二度と走りたくないって言ってる気がするけど、多分もう4回目か5回目くらい。
のぼり始めのここからの眺めが大好きなんだよね。あと10秒早く登れてれば渡良瀬渓谷鐡道の姿も捕らえられたんだけど、残念ながら貧脚なので、カメラを取り出す時には通り過ぎて行ってしまいました。




時々うるさいバイク集団が通るので、耳と頭がイライラしちゃってしょうがなかったです。いつも思うけど、せっかくの静かな場所なのに無駄にうるさいバイクが無駄に群がって無駄に早い時間にブンブンブンブンブンブンブンブンしてるの、近隣住民はどう思ってるんだろうか。私だったらストレス溜まって住めないや。
ここの坂がきつすぎて死ぬ思いで登っていきます。2台ほど向かいから颯爽と下ってくる自転車がいたけど、この時間に下ってくるってどういうことなの!?朝早すぎません!?あ、のぼるスピードが速いのか!




あじさい街道もありますが、まだあじさいシーズンには少し早いようで、花が咲いてるのを見ることはできませんでした。残念。
のぼりがきつい印象しかない桐生側ですが、いくつもの橋が連なる様相は大好きです。のぼりたくないのに景色が好き、見るためにはのぼらなくてはいけない……うーんこれは辛い。




高楢トンネル手前のこのぐいっと曲がる橋ほんとすき。通るたびに写真撮っちゃう。(これは写真を撮るために止まっているのであって決して休憩するためではないぞ)




トンネルを過ぎるといくらか坂が緩くなるので、穏やかな気持ちでのぼることができます。このあたりはまだ藤の花が咲いててびっくり。こういう山の中に藤が群生している景色大好き。




この道、何気に標高1050mくらいまでのぼるので結構油断なりません。赤城山一周コースだと一番標高が高いんじゃないかな。
花見ヶ原キャンプ場のあたりでそろそろ腰がしんどくなってきたけど、もう少しでてっぺんなので足を付かずにもうひと踏ん張り。
国道付近は気温22℃あったけど、このあたりは陰っているせいもあって15℃くらいだったかな。天国だ~。でも登ってるから汗はだらだら垂れてくるよ!




市境はもう少し先ですが、その手前らへんが多分最高地点なのでそこらで一休み。
前に来た時もそうだったけど、このあたりは虫の声がとても涼しげで居心地が良すぎます。それっぽい鳴き声が全部ひぐらしに聞こえちゃう。動画はインスタの方にあげてみたので良かったら涼しげな初夏の声を聞いてくださいな。





ちょろっと進んで沼田市へ。ここからは一気に下っていきます。やったね!
木陰のダウンヒルはとても涼しくて最高でした。交通量も少ないので青空カラオケも捗るね!




一気に下って今度は望郷ラインを目指していきます。望郷ラインを走ったのは3年前にこの辺の道の駅をめぐっていたときにたまたま辿り着いた時以来かな?
水面に反射した空がきれいです。雲が良い感じのコントラストになってる。




望郷ラインに入ると早速坂!ぐえ~~~!あつい!坂つらい!




途中で北の方を見てみると、雲がかかっちゃってるけどほんのり雪が残った山が見えました。多分谷川岳かな?谷川岳もいつか登ってみたいとは思ってるんだけど、死者数多いから怖くて行けないんだよな~。




あまり景色が開けない坂をのぼり終えると目の前に広がる広大な景色!
うおおーーー!この道が奥へ奥へ続いていく感じがたまらん!ていうかここから下り坂っていうのが最高すぎるな!




ああ~いいねえ~。




暑くなってくるといつもボトルの水分が足りなくなって途中でしぬので、途中で見かけたヤマザキで補充しておきました。本当は根利の自販機で補充したかったんだけど、自販機前にバイカーが群がってたりとか、自販機の横にゴミ箱がないから空ボトル持ち運べなかったりとかでなかなか補充できなかったんだよね。(今回サドルバッグはライトの予備と自転車の鍵くらいしか入れない小型だったので)
コンビニで休んでいたら結構自転車が通って、やっぱり自転車が多い道なのかな~と思いました。イベントやるような場所だしね。


途中で見かけた展望スペースから。正面の雲と雪被ってるのが谷川岳で、右のうっすら雪被ってるのが武尊山らしい。
目の前に広がる畑ももう少ししたら緑色に染まるのかなあ。見てみたいけど真夏にこんな日陰皆無な場所は走れないな…標高も700mくらいだからそこまで涼しくないしな…。




気持ちの良い下り坂を快走していると見覚えのある看板が。ここ、3年前にも同じ場所で写真を撮ってるんだよね。3年前はたまたま迷い込んだだけなんだけど。天気が三年前とは大違いだ。




根利で自販機をスルーした時には、道の駅あぐりーむ昭和まで水分補給とトイレ休憩はなしかなと思っていたんですが、この望郷ライン、わりと綺麗めな公衆トイレが結構いろんなところにあるので助かりました。だって道の駅まで下ったら、また望郷ラインまでのぼってこなきゃいけないんだもん(笑)




反時計回りだったおかげでほとんど登りがなく、気持ち良い景色の中を颯爽と下れたのが本当に良かったです。正直赤城山一周って結構登る印象あったから、もっとアップダウンくり返すのかと思ってたよ…。
望郷ラインを抜けると農道らしい道を通って渋川市へ。この辺は期待を裏切らないアップダウン。




右側に榛名山を臨みながらまた気持ちがいい一直線の下り。




今回お昼に食べようと思ってたのがここの牛すじ屋。
ルート引いてる時にたまたま地図上で目に入って、牛すじ大好きなのでここにしよう!と思ってました。からっ風街道との交差点にあります。
予定では14時~15時に到着するつもりだったんですが、思ったよりも早く13時前くらいに到着してしまいました。(荷物がないせいか、県道62号でPR取りまくってたんだよね…。こんなに早く着くとは想定外…。)
以前テレビで紹介されたことがあるらしく、それから平日でも並んで入るような日もあるそうです。お昼ピークについてしまったので、順番待ちの名簿に名前を書いて20分ほど待ちます。




牛すじ屋なので牛すじ定食も食べたかったし、卓上にある無煙ロースターで焼いて食べるみすじ定食も魅力的でしたが、ここは人気ナンバーワンの豚丼にしました。
なんとこの豚丼、デフォルトが特盛なんです。特盛850円とかやばい。
さすがに特盛は食べきれなかったら申し訳ないので、大盛にしてもらいました。特盛、大盛、茶碗盛、すべて値段は一緒だそうです。肉と米がいっぱい安く食べられるとかサイクリストが好きなやつじゃん!(偏見)
豚肉の取り皿つき。ご飯には甘辛いタレが染みていて、お肉はタレと塩胡椒がほんのり絡めてあるような感じだったかな。タレの染みたご飯を食べて、白い部分と一緒に豚肉を食べて、ご飯とお肉のバランスがぴったりでした。食べたいメニュー多いからいつかまた来たい(でものぼりたくない)




お腹もいっぱいになったところで、向かいのコンビニで新しい冷凍ボトルを仕入れて体を冷やしながら、からっ風街道を走って桐生に戻ります。
からっ風街道は標高500m台でひたすらアップダウンを繰り返す道。お昼ご飯を待っている時に全長や獲得標高を調べてたんですが出てこなかったので、心の準備がいまいちできていませんでした…。実際に走ってみたら、牛すじ屋からは約20km、獲得標高は500mくらい(渋川→桐生)でした。




榛名山。と麓には渋川の街。関東のド平野民だから、生活圏にあんなにでかい山があるなんて信じられない。うちのあたりなんて天気が良い日に山のシルエットが見える程度だぞ。最寄りの山は家から片道50kmだ。




Up/ Downを繰り返しながらFeel it!鼓動がBu, Bu, Bu, Burn~♪
なんて最初の方はまだ歌いながら走る余裕があるくらい緩かったのよ。最近ビーフラインの話を少ししたばっかりだったのでビーフラインと比較しちゃうけど、あまり景色が開けなくなってからは正直ビーフラインの方が楽に感じたよ…。




そういえば赤城山一周とか言っておきながら赤城山の写真を撮り忘れていたのをふと思い出してちょっとだけ撮ってみる…。
赤城山もいつかぐるっと一周歩き回ってみたいねえ!(登山の方ね)




途中でやべえ看板を見かけました。真っ白な看板に赤い点で示される現在地。
地図を入手してない状態でダンジョンに潜ってるWizardry系のゲームかな?それともただの未開の地グンマーかな?




ここからちょっと写真撮り忘れてたりでほとんどないんですが、10kmちょっとで大間々へ戻ってきました。県道4号から県道16号までが結構遠く感じたなあ…。どっちも赤城山のてっぺんへ登る道のはずなのに。(そもそも北側の251号がクッッッソ遠いけど…)
からっ風街道の終わりから大間々まではだーっと下るだけだったので(そもそも大間々が標高200mくらいだしね)、走りやすくて楽しい赤城山一周のラストでした。これ逆回りだったらしょっぱなからガッツリのぼるもんね……と思ったけど、反時計まわりだと県道62号で最初からクライマックスだったね……。


自分でもびっくりするくらい早く15時には大間々に着いたので、一年半くらい前に教えていただいてからずっと気になっていたかき氷屋さんに行ってみました。…が、予約のお客さんで埋まっていてまさかの一時間待ち。一時間くらいなら…と思ったけど、周辺に時間をつぶせる場所もそんなにないので諦めて帰ることにしました。またの機会に行ってみることにしよう。
そこからは走り慣れた道で帰路へ。
帰りはどっぷり暗くなると思っていたからサイクリングロードではなく車道メインで刀水橋へ向かうルートを考えていたんですが、予定よりも早かったので少し遠回りして上武大橋から埼玉県へ。16時には埼玉に入ったけど、かき氷待ってたらこの時間にまだ大間々にいたんだよな……諦めて良かったかもな……。




遠くに見える雲がすっかり夏の雲のようでした。まあ、もう5月も終わるもんね。




上武大橋から利根川サイクリングロードに入る道はまだ工事中。以前来た時よりも迂回路ひどくなってない…?土手上に上がる階段は健在でした。




あとはひたすらサイクリングロードを下流に向かって走ります。
が、なんの変哲もないサイクリングロードの写真を撮っている時点で察してほしいんですが、向かい風が強すぎて止まって休みながら進んだんですよ!(笑)
漕いでも漕いでも進まない自転車……スピードは遅いのに増えない累積標高……なんだこの達成感のなさは……。




福川水門を過ぎるとうっすらと虹の足が見えました。
写真を撮ろうと思ってスマホを撮り出したらお母さんから久喜が雨が降ってるよと連絡が来ていて、ああそれで虹が出てるんだなあと納得。雨予報なんてなかったけど、これは少し急いで帰った方が良いかもしれません。




ちなみに上流の方は太陽の光と重たい雲でなんだか神々しい感じになっていました(笑)
こういう演出、ドラクエ7で見たことある!神が降臨するやつじゃん!




虹がうまく撮れなくて写真を撮るのに時間を使ってしまったせいか、サイクリングロードの向かい風がつらすぎて進まなかったせいか、家まであと2kmくらいのところで雨雲につかまってしまいました……。
かき氷を食べていたらびしょ濡れの路面を防水サドルバッグなしで走って背中に泥水被りまくっていたであろうことを考えると、かき氷を食べずに帰ってきたのは正解でした。
まあ真の大正解は水沼駅まで車載して、赤城山一周したら温泉に入って車で帰ることだったんだけどね!!


久々に長距離走ってたくさん登って、最後の最後で雨に降られないように頑張って自転車を漕いだから、帰宅してお風呂入ったら一歩も動きたくないくらい疲れちゃいました。今後のためにもうちょっと頑張って自転車乗って体力を取り戻さないとな~。
でものぼり多めのこのコースでブルベペースで走って帰って来られたのは嬉しかったです。やはり坂は敵だな~。



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