【旅ログ10-1】不来方のお城の草に寝ころぶ旅1日目・雷雨と降雹の夢街道
5/2から5/6まで連休だったので、兼ねてより計画していた盛岡を目指す自転車旅に行ってきました。GWに連休があるなんて入職1年目以来だよ!
ええ、盛岡を目的地としたのはアニメの影響です。どうしても桜が咲くこの時期に盛岡城へ行きたかったんです(残念ながら今年は桜が早すぎてもう終わってるみたいですが!)
念のため改めて言っておきますが、居住エリアには緊急事態宣言および蔓延防止等重点措置は出ていませんし、自分自身ワクチン接種済みです。
「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」
石川啄木の詠んだ歌です。今回は石川啄木の故郷、盛岡の渋民を訪れたいと思います。
片道自走と行きたかったのですが、思った以上に盛岡が遠すぎたので、都合上東武鬼怒川線新藤原駅まで輪行しました。帰りは新幹線の予定なので縦型輪行袋。使うのは約2年振りです。埃被ってたので洗いました。
8時過ぎに新藤原駅に到着。野岩鉄道の鉄道むすめ、八汐みよりのアクリルスタンドが欲しかったので駅で購入しました。以前偶然鉄道むすめのページを見た時に一目惚れした子なんですけど、めっちゃ可愛くないですか?媚びてない感じが最高です。
みよりとかえでと女子3人旅のスタートです。
スタートの時は気持ちが良いくらいの快晴。
関東も晴れ予報だったもんね。でもね、旅程の4/5日が雨予報なのを知っているんだよ…お昼前から雨なんだよ……つらすぎるぜ。
天気が良いので龍王峡への寄り道も考えましたが、過去何回も訪れてるし、天気的な意味でのリミットも迫っているので今回はスルーしました。
アップダウンが多いことも考えてブレーキシューの予備を持っていこうと思ったら、予備がないことに2日前に気付いて、お急ぎ便のお世話になりました。出来れば使いたくはないしね…!
五十里ダム。
この辺を通る時に晴れていたのは初めてなのでは…?ちなみに福島方面に向かって自転車で走るのは2回目なのです。
1回目は自転車に乗り始めて3ヶ月とかそこらへんで、このあたりの坂がマジできつくて、何回も足をつきながらのぼった記憶があります。そのせいかこの辺はキツイイメージがあったんですが、なんであんなに苦戦していたのか分からないくらいサラッとのぼれました。(速くのぼれるとは行ってない)
成長を感じる!
まっすぐ山王峠トンネルの方へは向かわずに、八汐湖に寄り道。
八汐みよりの由来は八汐湖と三依地区のみよりなのでね、寄らないわけには行かないですよっと。
うーん、快晴の空は最高だねえ。
みよりと一緒に。
はー綺麗だな。ずっとこの辺にいられる。
まあ快晴とか言っていかにも良い天気です風に言ってますが、進行方向の空は常にこんな感じです。
意図的に写真に写らないようにしてました(笑)
不穏だねえ…。
だんだんと雷が聞こえてきました。
ゴロゴロ……って感じの音じゃなくて、ドーン!っていうやつ。落ちてんじゃねーか!
先を急ぎたいところですが、途中のふれあい公園で桜を見掛けたので寄り道しちゃいました。
良い天気風の写真。
進行方向?もちろんこんな感じです。
走り出して間もなく、雨が降り始めました。
レインウェアの上だけは着ていたんですが、思ったより降りが強いので、レインウェア下とテムレスを装備。
……している間に雨足は強くなり、なんかぶつかる雨粒がすげえ痛い。
と思ったら!これ雹じゃないですか!いてえよ!あっという間に路面がジャリジャリになってしまいました。走るの怖かった~。
ちなみに走り始めたらしばらくして弱くなりました。雨宿りしてればよかったよ!クソ~!
中三依を過ぎる頃には雨も雹も雷も止み、再び青空。
路面は濡れていたのでこの辺でも雨が降ったのは間違いありません。
国道400号と合流し、じわじわとのぼり始めると路面は完全にドライ。この辺は降らなかったのか。もうよく分かんねえな!
ここまで登ってくるのは初めてだったんですが、思ったより坂が緩やかでした。下ってくる時の高速区間のイメージが強かったんだよね。
トンネルを越えた先は世界が変わったかのように天気がまるで違うなんてことがたびたびありますが、ここはそんなことはなかったようで路面は乾いていました。
濡れた路面でのダウンヒル、特に私のような重くて勝手に下りでスピードが出まくるようなタイプにはつらすぎるので助かりました。
一気に道の駅たじままで。ここ毎回寄ってるな。
トイレ休憩から戻るとポツポツと雨が降り出し、出発の準備をしている間にザーザー降り。
道の駅まで来てしまえばそこまでダウンヒル区間も長くないのでまあいいんだけど。
会津田島駅近くまで来るとまたぱったりと雨が止みました。もうね、お天気がグズグズすぎてよく分からないよ…とりあえず急に降られても困るので、雨装備のまま走ることにしました。
西の方は青空なんだけどね!
国道と並走するような形の福島県道347号を走っていきます。
交通量は少なく路肩広め。アップダウン少なめ。まさに快走路という感じ。
路面はフルウェットですが、青空が後を追いかけてきてくれたのでしばらく雨には降られずに走ることが出来ました。
下郷に入ると何度目か分からないどしゃぶり。
ぼちぼちお腹も空いてきたところだったので、お昼ご飯がてら少し休むことにしました。
通り沿いにあった農家レストラン蕎屋。チェックしていた蕎麦屋さんのうちのひとつだったので、タイミングよくてラッキーでした。
店内に入るとまさかの靴を脱いで畳に上がるタイプ\(^o^)/
幸い他のお客さんもいなかったので、店員さんに声を掛けて下足を置くところにレインウェア上下とリュックのカバー、靴下を置かせてもらって裸足で上がりました。レインウェア脱いだら寒かったので、ファンヒーター近くの席を陣取らせてもらいました。
注文したのは一番人気の天盛り。
十割そばは歯ごたえがあって美味しくて、天ぷらも野菜嫌いな私でも食べられる美味しさでした。好きなエビとさつまいもの天ぷらは最高だった…。あと草餅みたいなのを揚げたやつも美味しかったな。
食事を終えて外に出ると、雨は止んでいました。ラッキー。
花桃綺麗だねえ。
さて、タイミング良く青空になってきてくれたところで観光スポットです。
一度阿賀川を渡って国道側へ。それにしても川の上流の水の綺麗なことよ。
塔のへつり。
初めて電車で路線図を見た時から気になっていた場所でした。自然に作られた塔のような岸壁がこんな感じで連なっているんだとか。
言うほどイラストみたいな感じではなくないか…?と思いましたが、景観は良し。
橋があったら渡らねばなりません。
橋は結構揺れる感じで、橋の両側に警備員さん?が配置されていました。橋の定員も30にんと決まっているようなのでその監視なのか、はたまた対岸から川に人が落ちた時のためなのか…。
橋を渡って上流の方を見てみます。
あー、これは綺麗だわ。いいなあ。近所の利根川もこんな感じにならないかなあ。
こういうところ大体石が積み上げられたやつ存在する説。賽の河原か??
いや、これ絶対年に1回は足を滑らせて落ちる人いるでしょ…。
狭い石段を譲り合って上に登ってみました。
これから塔のへつりに行くことがある人のために言っておくけど、ここ絶対SPD-SLシューズで来ちゃダメだよ!スニーカーなりぺたんこ靴を用意して!石段下りるのめっっっちゃ怖いから!!
ひとしきり見て回ったところで再び雨が降ってきてしまいましたが先を急ぐことにします。
再び国道を外れたり、時々合流したりしながら大川ダムへ。
ダムから南側に少し雪を被った山が見えました。何の山だろう?
芦ノ牧温泉周辺でうっかり道を間違えて国道と合流してしまいました。交通量多かったです。
トンネルを抜けたところで国道を外れます。多少のアップダウンはあるものの、交通量ほぼなくて走りやすい道でした。
ルート引いたの2ヶ月くらい前だと思うんだけど、当時の私グッジョブすぎる。
魅惑のストレート。
ここは特に名もなき滝かな?
このあたりで国道と並走していた道がなくなってしまったので、あとは国道121号を行きます。
が、すぐに外れます(笑)
この自転車道、以前喜多方の道の駅に行った時に近く通ってたやつかな?名前に見覚えがある。
まあサイクリングロードほど走りにくい、走っていて楽しさを感じない道はないので、一般道の方を走っていきますよっと。
素敵なストレート。しかも追い風。雨は止む。こりゃ最高だね。
数キロ走ったところでこの快走路も終わり。あとは国道を通って会津若松市街地へ向かいます。初日の宿は会津若松なのです。
思ったよりも早く着いたので、鶴ヶ城まで来てみました。ここは小学校の修学旅行で来た時以来なので、約20年ぶりといったところかな。いやあ、小学生やってたのもう20年も前なのか。最近のことのように感じるな。
残念ながら桜はほぼ終わり。
少しだけ桜じゃないけど花が咲いていたのでお城と一緒にフレームにおさまるかなと思ったけど全然ダメでした。
まだ明るいし鶴ヶ城でのんびり過ごしていたら、何度目かわからない雨が降ってきました。駅前に宿を取ってあるので、早々にチェックインしてしまうことにしました。
コンビニご飯は味気ないので、比較的近場の有名なとん八というソースカツ丼のお店のテイクアウトを利用。会津といえばソースカツ丼だよね。
電話で注文して、ドラッグストアで翌日のボトルの中身を買うがてら歩いて行くことにしました。雨止んでて良かった~。マリンシューズ、嵩張らないし歩きやすいし便利です。
ソースカツ丼の他に漬物、煮物、味噌汁もついてきました。味がしみしみで美味しかったなあ~。
ご飯を食べたら、翌日の天気を確認して絶望したりなんかしながら眠りにつきました。
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