自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

大霧山ハイキング【ハイキング】

自転車入院中のため、引き続きハイキングです。



12/27は大霧山周辺のハイキングをしてきました。歩いてみたい場所はいろいろあるんですが、いかんせん秩父のあたりまで行くと結構時間がかかってしまうので、北武蔵で探してみました。ちょうど遠すぎない場所での初日の出スポットを探したかったのもあって、大霧山のあたりへ。


橋場(秩父高原牧場から県道11号に下りる場所)にも駐車場があるのですが、数台しか停められない場所なので少し広めのヤマメの里公園駐車場へ。年末も近いというのに、こちらにもそこそこ車が停まっていました。




自転車で長距離走るのが好きな人間はきっと長距離歩くのも好きに違いない。自転車も徒歩も手段ではなく目的なので、それ自体が楽しいのです。
というわけで、単純に大霧山の往復ではなく少し長めに歩いてみることにします。というわけでまずは白石車庫を目指して県道を歩きます。


前回の山歩きの時にも感じたんですが、歩いていると右の外踝に痛みを感じます。前回の時も痛みはありましたが、無理なく歩くことが出来たので、今回も大丈夫だろうと思いつつ進みます。
こういう風景良いよね。




さて、駐車場からここまで約40分歩いてようやく到着。定峰峠の入口です。埼玉の自転車乗りなら大体来たことあるはず。
時間は9時を回っていますが気温2℃。まあ日陰にあるしね。風は強くないので、先週ほど寒さは感じません。




まだまだ県道を歩くよ。定峰峠久しぶりだなあ…。秩父に抜けられなくなってから一度も来てないや。




鬼うどんを過ぎて一番最初のカーブで登山道に入ります。




最初はちょっと急ですが、足場はとてもきれいで歩きやすい道でした。




あ~~~この感じ、良い。分かりますか??




少しのぼると県道を横切ります。定峰峠までは2回県道を横断したかな。
自転車で走ってる時にこの看板を見て、「え!バス停に行くのに山の中に入るの!?」なんて思っていたんですが、これは周辺住民のためではなくハイカーのための案内板だったんですね。




ずきずきとくるぶしが痛みますがまだ大丈夫。でも今回は緩めの予定だしと思ってトレッキングポールを持ってきていなかったのでした。持ってきていれば、全体重を足にかけなくて済むからもう少し痛みがマシだったかな。
秩父周辺のハイキング大会のルートになっているだけあって、かなり踏み慣らされていて歩きやすいです。




そうこうしているうちに、9時49分に定峰峠に到着。
白石車庫からは40分ほど。ハイキングマップでは1時間くらいとなっているので、大分良いペースで上がってこられました。峠の茶屋はちょうど準備中。




秩父市方面は依然通行止め。定峰峠を通ってジェラテリアHANAでジェラートを食べて、秩父でわらじカツ丼を食べて、天空のポピー坂を通って帰るというのが定番ルートなので早く通れるようになると良いなあ…。




さて、今回の目的は大霧山。定峰峠からは大体1時間40分くらいかな。




さて、相変わらず他のハイカーとは遇いませんが、ずんずんと上がっていきます。




が、少し登ったところでまたも外踝がずきずき。どうやらシューズの縫い目か何かが当たっているみたいで、靴紐を縛り直してきつくすると尚痛く、逆に緩めると痛みはないけど歩きにくくてどうしたものかと…。
ていうかもうこのシューズで100kmくらい歩いてるから相当足に馴染んできてるはずだけど、こんなことある!?今まで痛みが出たことなかったのに!?




ちょうど定峰峠から少し上がったところで良い景色を見ながら腰を下ろせるところがあったので一休みしてどうするか考えます…。
今から引き返すと同じ道を帰らなくてはいけないし…何よりも今日の目的である大霧山に辿り着くことはできません。かといって痛みは相当強くて、いつものペースで歩くのはとても難しそうです。数歩進んでは止まってくるぶしが当たらないように靴を広げて……このままじゃ日が暮れてしまう……。




考えた末に思い至ったのが、かかとをつかずに歩くことでした。靴の中でかかとを浮かせてつま先で歩いていれば、くるぶしが当たることはありません。
実際、そういうふうに歩いてみると痛みがありませんでした。今回は足元も比較的綺麗なので、これで進んでみることにします。最悪、旧定峰峠までたどり着ければ県道に下りられます。歩いてみて分かったことですが、下り坂はかかとにそんなに重心をかけずに降りられたので、あまりタイムロスはありませんでした。逆に登りは大変でしたが。




旧定峰峠へ向かっている途中では何人かとすれ違いました。猟犬らしき犬の鳴き声が聞こえたり、一発銃声も聞こえたりしてちょっとびっくり。
途中、秩父方面が見える場所がありました。まあこの景色が見られるのも冬ならではなのかな。




途中にあった獅子岩。どれだ。黒っぽいやつのことか。




微妙なアップダウンを繰り返しますが、なおも道は綺麗で歩きやすいです。
木の根っこや岩、落ち葉に隠れた穴がないだけでこんなにも歩きやすいのか。最高だな。なんとなく足の痛みも軽減されてきたので、ぼちぼちかかとを付きながらしっかり歩くことにします。
道の東側のすぐ下には、定峰峠の東秩父側から高原牧場まで続く林道?牧道?が走っています。確か一度だけ走ったことがあったような。→下見のはずが地獄を見たライド




ダイダラボッチって埼玉県民だったの??(笑)




10時55分、旧定峰峠に到着です。定峰峠を出た直後は痛みで何度も止まっていましたが、途中から調子よく歩けたので、概ねマップに載っている時間通りです。よかった。




旧定峰峠から大霧山方面に向かうと、少し開けていて休憩出来そうな場所がありました。でもお昼にはまだちょっと早いので今回はスルーします。




しばらく歩くと有刺鉄線の柵が。有刺鉄線なんてすごい久しぶりに見たよ。多分最後に見たの小学生の時とかじゃない?




ちょっと北東の方が開けている場所があったので見てみると、方角的に筑波山かな?ぼやーっとした中からひょっこり頭を出している山が見えました。まああの方向であんな山の形で北に向かって広がってる山なんて筑波山しかあるまい。
写真に写したくてズームにしたら大分画像が荒くなってしまいましたが、肉眼ではもう少しちゃんと見えたし、かすみから浮かび上がる山の姿は幻想的な感じでした。




ロープを掴みながら急な坂を上がります。これ下り坂じゃなくて良かった。
右側は有刺鉄線なので、ロープと間違えてうっかり掴まないように要注意だね。




さて。11時30分、大霧山に到着です。山頂にはいくつかベンチがあったのですが、満員御礼でした。
ここでお昼を食べる予定でしたが、それなりに人がいたので粥仁田峠まで下りてしまうことにしました。




ちなみに大霧山からの眺めはとても良くて、北は眼前に広がる高原牧場と寄居や小川の町、遠くに見える冠雪した山々(男体山も見えました)




西は秩父の町を見下ろすことが出来ます。浅間山も良く見えました。浅間山のちょっと気持ち悪い形と雪の感じがとても好き。




さて、トレッキングポールを持ってくれば良かったと何度目かの後悔をしながら粥仁田峠を目指して下っていきます。
目の前に見えるのは東秩父の村かな?




粥仁田峠まで50m。こんなに短い距離表示初めて見た。まあ分岐があるから立っているなんでしょうが。




12時4分、粥仁田峠まで来ました。ポピー坂を通った時に粥仁田峠の案内板は見たことあるけどここにあったのか。ていうかたまにバイクが通るけど、ここの道はどこなんだ??
そういえば山と高原地図は「粥新田峠」って表記されているぞ??




ともあれ、足の痛みが限界を迎えそうなので、ここから橋場まで下りることにします。


だがその前にお昼ご飯だッ!
以前職場の人たちと日光白根山に行った時にいたキャンプ趣味のNさんが、買い替えるからとバーナーを譲ってくれたのです。買うなら小型のが良いけどそれなりに値が張るしどうしようかと悩んでいたのでとてもありがたい申し出でした。この日には間に合いませんでしたが、後日「新しいのを買って今使っていないクッカーがあるから…」とそちらも譲っていただきました。今度お試しでご飯炊いたりしてみたいな~!


使い方もバッチリ教えてもらったので、今回のごはんは鍋焼きうどんです!
小川町のコンビニで買ってきたものですが、気温が低いせいもあって3時間常温でも全然解凍されてない。よしよし。
さっそくセッティング!




うお~~~!グツグツしてきた~~~!
カップ麺も手軽で良いですが、500円弱で食べられるならこれも良いかもしれない……おいしい……。食べ終わったアルミ皿を小さくまとめられるから持ち帰る時もかさばりにくくて良いかもしれません。




本当は山頂で出来たら良かったんだけど、それでも歩いた後に外で食べる温かいごはんは最高です。マスクに汁が跳ねて、マスクをしたらめっちゃ良い匂いがしたけど、元気復活したのでこのままゴール目指して歩きます!
本当だったらそのまま縦走して寄居まで抜けたかったんだけどね…。


……が。休憩中に右足のシューズを脱いでいたせいかのかなんなのか、履き直しても履き直しても痛みが強烈すぎて参りました。下り坂なのにこんなに痛いとは…。
ここからは完全つま先歩きで帰ります。もちろん休憩も挟みながら。なんでこんなに痛いのか……。




途中で橋場バス停、皆谷バス停の分岐がありました。
駐車場は皆谷なので、そちらへ向かって行きます。ハイキングマップには載っていないルートですが、おそらく舗装路を進んで県道に出るルートなんでしょう。




なかなかの斜度ですが良い雰囲気。イイネ。




しばらく進むと、道路が崩落……全面通行止め……まじか……。
徒歩なら突破できない道ではありませんが、車両通行止めではなく全面通行止めと書いてあるので、大人しく引き返して橋場バス停へ向かうことにします。ええ、良い大人ですから…。




ただでさえ足が痛いのに、右足はかかとを入れずに完全につま先歩きをしているせいで、足の前側がとても痛かったです。普段からヒールのある靴とは無縁の生活なのに……。ちなみに右足だけつま先歩きのせいで脚の長さが違い過ぎて、左脚も変に痛くなってきました。くそぅ…。




比較的綺麗な道を歩いていると、突如みかんの木が現れました。
しかし自転車乗りならみかんの木を見ても驚きません。むしろみかんの木があるであろうことは予想がついていました。




なぜなら!ここに至るまでがとんでもないクソ坂だったからな…!!クソ坂のあるところにはみかんの木あり。これは自転車乗りなら知っておくべきことかもしれません。クソ坂があれば大体みかんの木があるし、みかんの木を見かけるとクソ坂があるものです。




民家裏のような道を進むと、高原牧場から県道に下りる道とぶつかりました。ちょうどそこに公衆トイレがあったのですが、驚きの綺麗さでした。全公衆トイレがこんな綺麗だったら最高なのになあ…。本当にありがたいことです。
それにしても舗装路の下り坂……自転車で下りたい……足が痛すぎて余計にそう思います。
歩いてる途中に自転車が数台下りてきましたが、とても羨ましかった。と同時に、結構なスピードで横を通られるとすごく怖いと思いました。
もちろん、そんなスレスレを通過していったわけではありません。歩行者がいたら多分私もそのくらいの距離をあけて走るかなという距離です。でも、やっぱりスピードが出ているだけあって怖い。今度から歩行者の横を走る時は、自分が思っていた以上に距離をあけて追い越ししようと思いました。


いったん車道を外れて狭い道を通って下っていきます。
葉が積もっていて足場が分かりにくかったので、うっかり足を滑らせてくるぶしにダメージを与えてしまうことが何度かあってしんどかった…。




橋場からは再び県道沿いを歩いて駐車場へ。到着時間の記録を取り忘れてますが、多分14時半くらいだったかな?
痛みが酷すぎてバスが来るのを待とうか本気で悩みましたが。それにしても意外と一般道歩きの距離が長い長い。多分この日の1/3くらいが車道なんじゃなかろうか。
帰宅してくるぶしを確認したら赤黒く腫れ上がっていて、もはやシューズに足を入れるだけで痛いので、残念ながら初日の出ハイキングは中止の予定です。2日経った現在もまだ治っていません…。
1月にアウトドア連休を取っているのでそこまでに完治させないと。とりあえず痛みの原因究明もしないとね。


というわけでなんとも不完全燃焼な2020年最後のアクティビティでした。


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