自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

奥武蔵周遊【トレッキング】

12/20はハイキングに行ってきました。
前回、自転車の変速の調子が良くないからオーバーホールに出そうかどうか迷っていたんですが、先週の半休にオーバーホールを依頼しておかないとしばらくお願いしに行ける機会がなかったので…。(一日休みの日はやっぱり朝から遊びに行きたいし)
というわけで残念ながら今年は先日のライドが走り納めとなりました。



さて、先週の寒さで各地に雪が降り、標高が高めの山は登れなくなってしまいました。
というわけで今回は低山ハイキングです。埼玉県の自転車乗りなら一度は走ったことがあるであろう、奥武蔵グリーンライン周辺を歩き回ることにしました。林道は軒並み通行止めですが、ハイキングコースは通れます。ちなみに私はもう3年半も埼玉の自転車乗りをしているのに、奥武蔵グリーンラインは一回しか走ったことがありません


出発は8時ちょっと前に道の駅果樹公園あしがくぼから。
第二駐車場が登山者向けに開放されているようなので、そちらに車を停めて出発です。




まずは埼玉県内でも随一の絶景が見渡せる展望台があるという丸山を目指していきます。
が、国道から住宅のある舗装路を歩いていくわけですが、なかなかの坂のキツさ。歩きでもはあはあしてしまいます。こんな道、絶対自転車じゃのぼりたくないし、おりたくもない!




坂がきつすぎる分、一気に標高を上げていきます。
ちょっと横を見ると、この前登ったばかりの武甲山が見えます。




途中で舗装路とこんな道の分かれ道があったので、当然こちらの道へ。




少し歩くと開けた場所に出ました。横瀬町農村公園というところみたいです。長いローラー滑り台があったのでちょっと滑ってみようかと思いましたが、滑ったらまた登って来ないといけないのでやめました(笑)




さて、ようやく登山道の看板が見えてきました。
ここから登山道入り口まで、またさらに舗装路でガッツリ激坂を歩く必要があるんですが…。




民家の脇の登山道に入ります。
朝日が眩しくてよく見えなかったんですが、突然犬が目の前に現れてちょっとびっくりしました。脇の家で飼ってる犬かな?繋がれているので登山道に出てくることはありませんが、朝日に目潰し食らってる間にいきなり寄ってきたので完全に初見殺しでちょっとビビリました。




そこからさらに進むと、動物の侵入防止ゲートがあります。
ここをくぐっていよいよ本格的な山道へ…?




さっきまで日向だったので薄着で歩いていたのですが、さすがに山の中に入って陽の光が遮られると寒さを感じます。



標高が上がるにつれて足元は霜だらけに。霜も固まっているから、踏み鳴らしながら進むというよりはゴリゴリと音を立てながら歩くような感じでした。




しばらく進むとなだらかな道に出ます。
背景の青空も相まって、なんだか幻想的な雰囲気です。こんな場所で前後は誰もおらず自分だけ。この非日常感がたまりません。




なだらかな斜面はすぐに終わって直登レベルの急坂。のぼりだからいいけど、こんな急で砂利だらけの道は絶対に下りたくないですね。足がずるずる滑っちゃいそうだもん。




しばらく歩いていると突然カーブミラーが見えてきたのでアレ?と思ったら、車道に出ました。県民の森の近くだからかな?というか埼玉県民の森ってこの辺にあったんだね、知らなかった。




車道を横断して再び登山道へ。




県民の森はこんな感じになっているらしい。右下の展望台を目指していきます。




途中、景色が開ける場所がありました。
あんまり埼玉を走ることはないけど、奥の鉄塔が立っている場所は知っているぞ!堂平山だろ!自転車で行ったことあるぞ!




丸山の駐車場を見下ろしながら、展望広場までの道を歩きます。そう、景色が見たいだけなら車ですぐ手前まで登ってくることができるのです。今は通行止めになっているのかなっていないのか分かりませんが、車は何台か止まってはいました。




まもなく丸山の展望広場に到着。標高960mと意外と高めです。
さっそく展望台をのぼってみます。




360°の展望というだけあってなかなか良いながめ!




こっちは北側かな?
展望台の上で食事してる団体さんがいたのであんまり写真が撮れませんでした。




展望台の下にはベンチやテーブルがあるので、休憩タイムにします。
寒いので暖かいカフェオレを飲みながらパンをひとつ。うーん、おいしい!




さて、ここからは時間が許す限り遠くまで歩いてみます。
日没も早いので、行けても関八州見晴台・高山不動尊のあたりまでが限界かなと思っていますが…。堂平山がさっきよりも近くで良く見えます。




白石峠と大野峠の分岐。白石峠の方に行ってもいいんですが、そうなると帰りは来た道を引き返すだけになってしまいそうなので、今回は大野峠方面へ。




少し歩くとパラグライダーの発着場。
さっきまでびゅーびゅーと冷たい強風が着いていたのに、なぜか風がなくて日も当たってとても暖かかったです。ここで休憩している人も2人いました。




パラグライダー発着場から少し下るとまもなく大野峠。もう2年以上前になりますが、ここに来たのは2年以上前。まさか山歩きで来ることになるとは思わなかったなあ…。
大野峠で通行止めのバリケードを突破して丸山林道を走っていった車がいたけど……車でもバイクでも自転車でも、いい歳してこういうことをする輩はどこにでもいるもんだからどうしようもないです。普段からルールというものを守れない頭の弱い人なんでしょう。




大野峠から刈場坂峠までは、林道を見下ろしながらの山道です。左側に見えるのが林道。




地味にキツイ坂道を上がりながら、「なんですぐ横になだらかな舗装路があるのにわざわざこんな道を歩いているんだろうか…」と我に返ることも…。まあこれは自転車においても同じことがあるんですが。




急坂はやっぱり息が切れますが、山登ってる感じがするので楽しいです。




カバ岳。ここまで来たら刈場坂峠も近いかなと思っていたんですが、全然そんなことなかった!




それにしても意外と険しい大野峠と刈場坂峠間。
いつでも車道に下りられると思っていたんですが、いつの間にやら車道と登山道の標高差も結構あったり。




岩場もあるよ!写真だと簡単に通過できそうな道に見えますが、ここ結構大変でした。




さて、下り坂に差し掛かったのでいよいよ刈場坂峠かな?




と思ったら残念!ただの車道でした!
緩やかな車道を尻目に、その脇の急坂を登っていきます。




しばらく歩いていくと建物が見えてきました。これはいよいよ峠が近いのかもしれません。




建物の裏の道を抜けると刈場坂峠です。
ここではトレランの2人組と自転車が1人いただけでした。日曜日だからもっと人に会うかなと思っていたんですが、〇〇山みたいなところじゃないと意外と会わないものなのかな?




刈場坂からぶな峠まではさすがに退かして突破なんて出来ないほどの強固なバリケード。
もしかしてハイキングコースもここで途切れてる…?なんて思いましたが、南側に少し下ったところからまたコースが復活していました。




ぶな峠に向かう途中にある横見山というところに寄りたかったのですが、予想に反してたどり着けません。
ていうか何この道…?目印に沿って歩いてはいるけど、さっきまでとは打って変わって踏みあとが全然なくて不安になります。足元もふかふかしているし、倒木も柔らかくて、太いから踏んでも安全だと思いきや割れて足が沈みこんだりします。




いつの間にか目印も少なくなってきて、これはちょっとマズイのではと思い至ります。
後ろを振り返って見ても、いや道どこにあんの??状態。




現在地を確認してみると、大分横見山から離れていました。
登山道から外れてはいないんだろうけど、こんなに足元が覚束ない道を1時間以上歩くなんてまっぴらごめんです。そもそもこの道だと正丸駅の方まで下りてしまうし。




そんなわけで来た道を引き返しました。横見山に到着していないのにどうして横見山の南側の道にいたのかは謎ですが……。
横見山は諦めて林道沿いの道を行こうかなと思っていたんですが、ここでツツジ山というところへ。地図や標高的にはこここそが私の目指していた横見山のようでした。いや、山の名前違うんかい!
ここからの景色もなかなかのものだったので、ここで小休止。道を外れて彷徨ってしまったので大分タイムロスしてしまいました。この調子だと高山不動尊の方まで行くのは難しいかな?




太い木を跨いで先へ。こういうの、別に良いんだけど、跨いでも足届かないんだよね…!脚短いからね…!




いったん林道に出て、ここからは少しの間林道歩きです。




今まで林道に出ることはあっても、林道を歩く区間はなかったのでなんだか新鮮。ていうかやっぱり平らな道って歩きやすい!




ぶな峠に到着。




もちろん通行止めなので車と遭うことはありません。
平日は何か作業をしているのかな?道に木がたくさん積まれていました。




その途中にある林道も通行止め。ここはもともと砂利道なのかな?工事は2月5日までみたいだけど、ぱっと見自転車では通れなさそうな路面状況でした。




しばらく林道歩きが続きます。
ほとんど誰とも会わないけど、たまに反対側から歩いてくる人がいるとちょっと嬉しくなります。でも山登りしてる時ほど挨拶が返って来なくてちょっと寂しい。ストイックに山歩きしてる人が多いのかね?




さて、再び山道に入ります。登山道と林道をいったりきたりな奥武蔵グリーンライン。




青空が見えると嬉しいね~!




飯盛山に着いたところで、日陰でちょっと寒いですが暴風をしのげるのでここで二度目のごはんタイム。
パンを1つ食べてすぐに出発です(止まったらめっちゃ寒かった…)
ちなみにここで記録を一時停止した後、しばらく再開するのを忘れて歩いてしまいました。たくさん歩いた後に軌跡を見て満足するまでが楽しみなのに。ショック。




飯盛峠もはや砂利道っぽくなってる~!?




さて、この時点で13時半前くらい。予定よりも遅れていますが、少し時間を詰めることが出来ました。予定していた電車で帰れるかは怪しいですが、関八州見晴台まで行くことにします。




こういう道は歩きやすくていいねえ。ずんずん歩くよ!




途中で景色が見えるところ発見。冬だからこそ見えるんだよねえ、こういう景色も。春から秋までは木で隠れちゃうから楽しさ半減かな~。




ゲート破壊が多いらしい。まあここの北側のバリケード破壊されてたしね…。




日が当たるところはやっぱりあったかくて気持ちいい。
ずっと動いていて基本的に体はぽかぽかしているとはいえ、この日は結構気温が低くて寒かったからなあ…。




関八州遊歩道(舗装されてるとは言ってない)をのぼって、見晴台へ。




ガイドブックに載ってた写真ではあまり景色は期待してなかったんだけど、なかなか良い感じ。スカイツリーや東京湾まで見えました。しゅごい。




写真だと分かりづらいんだけど、画面中央のうっすら空に向かって伸びてるアレがスカイツリーだよ!スマホのカメラも肉眼と同じくらい解像度上がってほしい~。




こっちの方には富士山。画面中央らへんのちょっと奥にあるやつね。
埼玉から見ると絶対なんか手前の山が被っちゃって富士山の下の方が見えないんだよなあ…。ずっとあれはどこの山なんだろうと思っていたけど、檜原の大岳山という山らしい。




おやつも持ってきていたのでしっかり食べるよ!
手袋を外すとやっぱりめちゃくちゃ寒い。でもサーモスくんは優秀だね、まだお湯がすごく温かいので温かいカフェオレが飲めるよ!




さて、ここからはひたすら下りです。
途中、まだ葉っぱが赤いところがありました。




高山不動尊にも寄ってみたかったんだけど、最短ルートがいまいちよく分からなくてうろうろした結果遠回りしてしまった…。
なんとか道を見つけたので行きますよ。




もっと人で賑わっているのかと思いきや、意外とそんなこともありませんでした。時間帯のせいもあるだろうけど、自分ひとりでした。さて、もしかしたら予定の電車に間に合う可能性もあるので、少し急ぎ足で下山していきます。




足元の落ち葉がきれい。




高山不動尊からしばらくは歩きやすい道でした。
電車の時間のことばかり考えていましたが、日没が早いのでなるべく明るいうちに下山したいというのもあります。




途中からはなかなか足元も荒れている感じの道。日も当たらず、太陽が隠れてしまうこともあって、薄暗くて気温もぐっと下がったような感じがしました。




1時間ほど下ったところでようやく人里が見えてきました。
こちらも登山道の入口に民家があって、この辺に住んでいる人たちがすれ違いざまに挨拶してくれました。挨拶返ってくるとやっぱり嬉しいね~。




里から西吾野駅まで20分ほど歩きます。
ていうかなんで駅が坂の上にあるんだ……?駅舎っていうのは一番近い踏切の音が聞こえ始めたらダッシュすれば間に合う距離にあるものではないのか…!?
案の定、予定の電車にはギリギリ間に合わなかったので、30分ほど待ちぼうけを食らいます。




16時台最初の電車で西吾野駅から芦ヶ久保駅へ。7時間ほど歩いて来た距離も電車で10分です(笑)
芦ヶ久保駅と道の駅は併設しているようなものなので、道の駅でこの冬初めてのおしるこを買って体を温めて車で帰宅しました。
定峰峠が通れればもっと近道なんだろうけど、やっぱり秩父は遠いなあ…。国道140号じゃなくてポピー坂を通ればもっと早く帰って来られるのかな?でも国道の方が混んでるけどスピード出るし……今度試してみよう。





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