自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

静岡神奈川遠征・伊豆編

9/13~14で伊豆・箱根に遠征ライドしてきました。
自転車でも車でも、東京を越えていくことの心理的なハードルが高かったので、自転車に乗り始めて4年目にして(ブルベは除いて)初めての東京以南。2か月前からぼんやりと計画を立てて宿の確保をしていたのですごく楽しみでした。



当日は3時半に出発。
初めて走る海老名のでかいジャンクションにビクビクしたり、煽り運転多発路線(というイメージ)の東名高速にビクビクしたりしながら沼津インターまで。そこから今回のスタート地点となる修善寺を目指しました。


修善寺に向かっている時はどんよりと重たい雲でしたが、7時過ぎに拠点を出発して西伊豆スカイラインを目指していると青空が見えてきました。これは大勝利の予感。




……と思いきや、西の方はやっぱりどんよりと重たい雲が出ています。
ぐぬぬ…さっきまでの青空はどこに…。




それでもとりあえず先を目指していると、次第に雨が降り始めました。
事前に雨雲レーダーを確認した時に、午前中のうちに少し降られるだろうとは思っていたんですが降り始めるのが早すぎる。しかもわりとしっかりした雨。まじか。




もういっそ引き返そうかなとも思ったんですが、雨のダウンヒルはトラウマなのでなるべくだったら下りたくありません。正直雨のダウンヒルのためだけにディスクブレーキ車が欲しいくらい。でもルナを気に入っているので買い替える決心はつきません。
下ることはできないので、どうせそのうち止むだろうと登り続けてだるま山レストハウスに到着。藤岡燦太はいるかな??




うーん、かろうじて駿河湾が見えますが、とにかく雲い。富士山もバッチリ雲の中。




東の方はもう少し待てば青空が広がりそうなくらいなんだけどなあ。
朝は雲やらもややら霧やら出てるのはしょうがないんだけどね。自分の遅さを補うために早い時間に出発してるんだから仕方がないです。




目的の西伊豆スカイラインを目指すべく戸田峠に着くと……。
うーん………これは山の上を走るメリットあるか……?いっそ海側に下りてしまった方が良いのでは……?




どうするか迷って、結局海側も道がくねくねしていたので予定通り西伊豆スカイラインを走ることにしました。
それにしてもどんどん景色が白くなっていっている気がします。なんだこれ…。




こことかもはや先に進んだが最後、二度と帰って来られなさそう。やばい異世界につながってそう。それか進んでも進んでも霧で元の場所に戻される的な仕掛けがありそう。




写真を撮っても白いばかりなので撮らなかったんですが、達磨山のあたり風も結構強かったです。景色も臨めず風も強く、それでひたすら湿っている苦手な坂を登らされる……苦行かな?ブルベでもないのになんでこんな辛い思いしてるんだろう(笑)


土肥峠のあたりまで来ると少しだけ遠くが見えるようになりました。
ああ~海いいなあ~。海無し県民だから海もご褒美ビューだよ!




南下するに連れて徐々に雲が晴れて青空が広がってきます。
やった!これは大勝利の予感かもしれない!




大勝利……とは……?(奥に見えるのが風早峠です)




大…勝利……???
涼しい日曜日なのに有名なサイクリングスポットで他のサイクリストを1人しか見かけない天気な時点で敗北なんだよなあ…。




仁科峠まで来たらこの先は南下せずに西側へ下りて海沿いを目指します。
西甘城高原牧場の牛さんたち。1匹が鳴いたらみんなしてモーモー言い始めてびっくりしました。




牛さんスポットから海を臨むのも天気が良ければ最高の眺めなんでしょうなあ。ちょっと雲が近すぎるよ!(でもこの道が伸びていく先に海が見える感じは結構気に入った!)




牧場の家の前から。むむむ……雲が……。




とりあえずここでソフトクリームを頂くことにします。




ソフトクリームに+100円で自家製のいちごソースかみかんソース、あんこを乗せてもらえるみたいだったので、みかんソース乗せにしました。ソースっていうよりもみかんの実って感じだった!ほんのりとした苦みがソフトクリームの甘味と良い感じに相殺されて美味しいです。




ここからは国道136号を目指してダウンヒル。
下りはひんやりとした冷たい風も当たってすごく気持ち良い。今回は景色がちょっと残念だったので、ダウンヒルのために頑張って登ったといっても過言ではないぞ。下りこそご褒美だ。




途中で見かけた滝に癒される。




ああ~マイナスイオンを感じるんじゃ~。




林道によくある感じの道を抜けて(※県道です)、海を目指します。




わーい、海だー!
さっきまでの雲はどこへやら、青空も広がって良い感じです。海の水の色と入り江(?)の水の色が違うのとかすごく綺麗。




堂ヶ島海岸らへん。海の青と空の青がたまりません、。良かった!下界も真っ白じゃなくて良かった!
でも下界で晴れているということは、めちゃくちゃ暑いということなのです。ずっと標高が高くて曇って涼しいところにいたので、下に降りてきてこの暑さはなかなか強烈です。




海ほんとたまらん。よし、埼玉に海を作るために東京を海にしてしまおう。そうしたらきっと東京以南への心理的ハードルが大きく下がるぞ。




南伊豆もぐるっとまわりたいところではありますが、伊豆半島一周なんてしている時間はありません。
松崎町から婆娑羅峠を通って下田を目指します。
しかしこのまま山の中に突入してしまうとお昼を食べる場所がなくなってしまいます。海沿いに来ておいてなんですが、海鮮は苦手なので海沿いを走ってる時に食べに寄れるお店がなかったんですよね。氷も補給したかったので、やむを得ず途中で見かけたコンビニでおにぎりを2個食べて登りに備えます。




それにしても東側のこの晴れ具合はなんなんだろうか。少し路面が濡れているので雨は降ったんだろうけど、とにかく暑い。こんなに暑いのにヒルクライムなんてしたら死んでしまう…。




県道15号を進んでいると道の駅花の三聖苑。なんだよ~!食べるところあったんじゃん~!
完全にノーチェックでした。ちゃんとツーリングマップル見ておけばよかったよ~!




自販機ではチューブも売られていました。空気入れも置いてあったよ。
パンクしてもここに辿り着ければ問題なしだね!




情報館には太平洋岸自転車道のサイクリングマップが3分割されて置いてあったのでもらってきました。愛知三重和歌山とか遠すぎて行ける気がしないけどな…。完全に整備された自転車専用道路だったら高速道路感覚で行けちゃうんだろうから楽しそうだけど…。




太陽にじりじり焼かれたりとか、肩甲骨の動きの悪さからくる首から腰にかけての痛みと戦いつつ、ようやく婆娑羅峠に辿り着きました。そんなに標高が高いところでもなければきつい坂でもないんですが、いかんせん内的要因が深刻すぎる。同僚にメニュー組んでもらって痛み対策はしているんですが、日に日に痛みが強くなっていて困ってます。




トンネルを抜けると下田市。ここからは念願のダウンヒルです。やったぜ。




やっぱり東側は良い天気。




下田の市街地へは行かずに、今回の目的その2であるループ橋と甘城越えのため北上していきます。




どこまで行ってものぼったりくだったり。伊豆半島に平坦区間など存在しないのだ。




河津の町?かな?




河津川を越えて、本格的な登りに備えます。




しかしここからがきついのなんのって。天城峠まで10km弱、重量級貧脚の腰痛に大ダメージを与えてくるような7%以上ののぼりが続きます。こんなにきついとは思わなかったよ、正直ナメてた。すまんかったよ。そして北側にどんより怪しい雲が出てきていることから目を背けたいよ…。


楽しみにしていたループ橋。下るのも楽しそうだけど、正直のぼり返す気持ちにはなれなかったのでのぼっただけでした。天気も怪しいからね、ただでさえ遅いのにもたもたしているわけにはいかないんだよね!




南側はこんなに青空なのになあ。どうして北と南でこんなに空の色が違うんだい…?




旅の駅を通り過ぎてトンネルを抜けると驚きの光景を目の当たりにします。
めっっっちゃ雨降ってる………。えっ………トンネルの向こうは雨降ってなかったよ……?なんでこんな急に……?山の天気こわ……。




すぐに通り過ぎるかなと思って少し雨宿りしていたんですが、むしろ雨が強くなって、道路が用水路か何かになったのかと思うくらい水が流れてきます。
出来れば雨が降る前に天城峠を下りたかったんだけど仕方がない。のぼり遅いからね。
どうしたもんかとしばらく屋根のある場所で立ち往生していると、微妙に雨が弱まったのでとりあえず先へ進むことにしました。
しかしのぼりでレインウェアって暑くて嫌なんだよな。しかもさっきまでののぼりで汗もびっしょりだし。かといって濡れたままのぼってダウンヒルでレインウェア着ても中がびっしょりぐっしょりで気持ち悪いし。




とにかく交通量の多さもストレスなので旧道へ避難しようと思いましたが、まさかの通行止め。だがしかし!旧天城トンネルの手前にも旧道にアクセスできる箇所があるのは予習済みなのだ!そこからだったら工事区間よりも先だから合流できるはず。




幸い雨は途中で止んだのですが、路面がびっしょり濡れていることには変わりなく、途中でタイヤが空転した際に路面のゴミか何かにタイヤを取られてすっ転びました。雨ののぼりまでトラウマリストに加わってしまうからやめてくれ!おろしたての新品のタイツに穴が開かなくて良かったです。


で、肝心の旧道なんですが……なんでや!!旧道全部通行止めやんけ!知らなかったよ……!!今月いっぱい旧道は通れないそうです。交通量が多く滑るきつい坂を走らなければならないことが確定してしまいました……。
ていうかなんでブルベでもないのにこんなに辛い思いをしているんだ……?(2回目)




余裕がなかったので天城トンネルの写真はなし。ダウンヒルは路面が濡れていたため、慎重に。予備のブレーキシューも持ってきてたと思ったけど、明日の分のブレーキシューまで溶けないでくれよ~。
安全運転で道の駅天城越えまで来ました。道の駅スタンプを目当てに寄ったのですが、営業時間は16時までだったようで、残念ながら閉まっていました……まじか……悔しい……。
しかもこっち側路面乾いてる……ていうかもしかしたら降ったのは峠の頂上付近だけ……?




空が大分薄暗くなってきました。つい一か月くらい前までは18時過ぎても明るかった気がするのに、今はもう17時には薄暗さを感じます。そんなところにも夏の終わりを感じます。
ライトを点灯しようとすると点かなくて焦りました。雨でやられたのかと思ったけど、天城トンネルを走っている時には点いていたし。明るかったので見落としていたんですが、よく見るとvolt800の赤ランプがピコピコしていました。トンネルが多かったのもそうですが、西伊豆スカイラインが真っ白だったからライトをつけながら走っていたからバッテリーが切れてしまったのかもしれません。




まさかバッテリーが切れると思っていなかったので予備バッテリー持ってなかったんですよね。
ライトがつかないとなると暗くなる前になんとか拠点に辿り着かねばなりません。幸い修善寺駅のあたりまでは下り基調なので(国道414号避けたら軽いアップダウンだったけどな…!)ギリギリ明るいうちに到着することが出来ました。とはいえ個人的には要点灯な明るさだったけど…。




車の中で一息ついてから宿へ向かいます。
今回取った宿はビジネスホテルでしたがサイクリストプランのある宿で、室内自転車持ち込みOK、工具貸し出しあり、駐車場2日間利用OK、近くの銭湯の割引券あり、ランドリーの使用無料ととても良いところでした。結果的には銭湯とランドリーしか利用しませんでしたが。


チェックイン後に銭湯に行って、夕食は地元のテレビで紹介されたというお店へ。グーグルマップを見ていたらたまたま見つけて店名につられて入ったんですが、どうやらデカ盛りのお店だったようで。並盛なのにごはんてんこ盛りのハヤシライスの上にチキンカツ2枚というボリュームでした。脂がキツイお年頃なので、食べるのにかなり時間がかかってしまいました。





宿に戻ってから洗濯を済ませて朝までぐっすり。
なんだかんだで距離に対して獲得標高も多めでハードな一日となりました。


2日目の箱根編に続く。





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