自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

福島遠征1日目・裏磐梯周遊

7月23日~24日に福島へ遠征してきました。
仕事が日祝休みで基本的に申請しなければ連休になることもそう多くもないので、祝日2連チャンはありがたい機会でした。
地図を眺めながらどこへ行こうかなあと考えて、なんとなく空きがあった猪苗代の宿に予約を入れたのが二週間前。その二週間の間にまた新コロの件とかなんやかんやあったり、天気予報も雨だったりしてどうしようかなあなんて悩んだりもしました。
医療従事者としての職場から決められた事もあるため、今までのように何も考えずにのんびりゆっくり観光を楽しみながらというのも難しく……。
とはいえ貴重な連休、せっかくなので出かけることにしました。


前日の夜まで天気予報とにらめっこして、23日のお昼ごろから雨が降る予報だったため、早朝に到着すれば4時間くらいは自転車に乗れるかなという算段で早めの就寝&起床。
3時に出発して、6時前には猪苗代磐梯高原に到着です。連休の初日とはいえ、やはり早朝は道が空いていて良いなあ。


道の駅猪苗代で3時間ぶりに天気予報をチェックし、7時には雨が降り出す予報になっていて絶望します……。このままでは自転車を車に積んでドライブしに来ただけになってしまう……。


とはいえ、今回の目的は去年9月に発売された福島県の峠ステッカー4種コンプリートだったため、出来るだけそれらのコースは走りたかったのです。
雨に降られるのは嫌だったので、予定していた町営駐車場ではなく、裏磐梯まで車で行ってしまうことにします。ビジターセンターの駐車場を借りて、6時半前に出発!
磐梯山ゴールドラインは去年の5月に訪れた際にのぼっているので、今回は天気と時間の都合上割愛。どんより曇っていたから景色もそんなに期待できなさそうだったしね…。


走り始めてすぐに、うまく変速がキマっていない時のガチャガチャした音が聞こえたのでちょっと止まって確認。何度かぽちぽち変速ボタンを押しているといつも通り静かになったので、チェーンが伸びたのかなくらいに思っていました。


さて、改めて出発。とりあえず前回はゴールドラインから反時計回りに桧原湖を回って、国道459号から喜多方方面へと向かってしまったため、桧原湖一周できてないんです。南西は走ったことない。そんなわけで、今回は時計回りに進んでいくことにします。


ゴールドラインの入口。今回は走らないよ。




途中で磐梯山の方を見てみますが、どんより雲に覆われていて、どれが磐梯山だか分かりません。あの崩れてる部分を見ないと磐梯山だって区別出来ない程度の知識…。




途中の橋の上から。釣りやモーターボート?で遊んでいる人たちは結構いました。それにしてもあの離れ小島みたいなところで釣りしている人はどうやってそこまで渡ったんだろう?




さて、のんびり桧原湖のまわりをまわっているうちに、天気予報通りに7時を回ったことからぽつぽつと雨が降り始めます。
自転車・歩行者はトンネルではなく迂回路が設けられているため、そちらを走りましたが相変わらずの路面。そしておそらく前日までの雨が乾ききらずにびしゃびしゃな路面。正直交通量がほぼ皆無なのでトンネルを通りたかった……ぐぬぬ。




トンネル迂回路を過ぎてすぐに工事でアスファルトを剥がして完全に砂利道になっている区間がありました。体感1kmくらいはあったかな?えーん、せっかくこの日のためにタイヤ交換したのに(T_T)
雨もぼちぼち強まってきましたが、これは時計回りで正解だったかもしれません。もし反時計回りだったら、スカイバレーに寄ってからこの工事区間を通らなければならないわけで、そんなことになったら水浸しの登り基調砂利道を走らなければならなかっただろうから…。
ヨカッタヨカッタと思いながら走っているうちにスカイバレーとの分岐に到着です。
景色が良いと有名な初めての道はドキドキします。楽しみさと勾配の怖さでな…。




去年お話した地元ローディーからは「きついしクマが出る」と聞いてびびっていましたが、キューシートに熊注意と書かれた女川龍飛のためにクマ鈴を購入した今の私に抜かりはない!対クマ装備をしてきた!よし!いざ!


まだこの日大して登っていないせいか、実際にここの坂自体が大したことがないのか分かりませんが、思っていたよりも苦戦することなく登れました。(速く走れるとは言っていない)
ちんたら登坂のせいか、のぼっているうちに雨が止んできました。やったぜ。それどころか、山形方面は雲の合間から微妙に青空が見えます。やったぜ。これはワンチャン大勝利あるかも。




のぼっている間にも、時々桧原湖がどーんと見えたりなんかして、「あ、下る時にここで止まって写真撮ろう」なんて考えながらてっぺんを目指しました。
青空も良いけど、曇りも幻想的な雰囲気が出たりするから嫌いではないんだよなあ~。そりゃ青空の方が良いに越したことはないけども。




標高1400m、大分登ってきました。




ここを過ぎると坂も大分緩やかになって、ちょっと下り基調だったかな?
そして白布峠に到着。山形県です。せっかくなので少しだけ山形に足を踏み入れておきました。でもたくさん登り返すのは嫌なので、ほんと数百メートルくらいだけ…。
さて、心配していた雨も止んだおかげでダウンヒルでブレーキシューが溶ける心配もなくなりました。(アタック日本海のトラウマ) あとは写真を撮りながらのんびり下るだけ。




んん……?登ってる時よりも雲が増えている……??
これはこれで幻想的な雰囲気なので良いんですけど、もっと桧原湖が見える感じが良かった……。




それかどうせならこんなモヤっぽい感じじゃなくてしっかりした雲海にしてくれ……!
とはいえこの1枚はわりとお気に入りです。こういう雲の上にいるような感じ、良いよね~。




標高が下がるにつれて景色はだんだん白に包まれていきます……ですよねえ……あんだけガスってたもんねえ……。せっかくここで写真撮影するぞ!っていう場所の目星をつけながら登ってたのに……!




こういうスポットも真っ白。遠くにうっすら桧原湖は見えるけども……うーん、残念すぎる!こんなことなら登りの最中に撮ればよかった!下りでも同じ道通るから下る時でいいやって思っちゃったんだもの!




ああ~この感じ。ナイスワインディングが見下ろせるというのに!白い!こういうの、竜泊ラインでも同じようなの見たぞ!




スカイバレーを下って、分岐に戻ってきたのが9時10分くらい。
去年食べたしお〇の会津山塩ラーメンとチャーシュー丼が忘れられなかったのですが、オープンまで1時間弱待てないのと、密封空間での食事は職場ルール的にアウトだったため諦めました。コロナが落ち着いて外食許可が出されるであろう数年後にまた食べに来るね…。


気を取り直して、時計まわりに桧原湖の周りを走ります。




一周し終わったところで10時近くなったので、今回の目的である峠ステッカーを入手するべく、裏磐梯物産館へ。
売店のおじさんのギャグが高度すぎてちょっとよく分からなかったりもしたけど、無事にゲットです。売店のおじさんが「今日は霧雨だからこれからは本降りにはならないよ」って言ってくれました。あとは「日頃の行いが良いなら晴れるよ」とも。
ちなみにおみやげに山塩ようかんと山塩まんじゅうも買いました。ようかんめっちゃ美味しかった~。まんじゅうはまだ食べてません。でも山塩だから美味しいに決まってる。
やっぱり旅先ではおみやげを買わないとね。ささやかながらも経済をまわすぞ~。




さて、物産館の前は霧雨でしたが、改めて天気をチェックしてみると、15時くらいまでくもり予報に変更になっています。15時まではまだ5時間もあるわけです。5時間あったら登りが多めでもあと40kmは走れるよ!
というわけで、サイクリング続行です。今回の候補に入っていた磐梯吾妻レークラインを走っていきます。
桧原湖から離れるにつれて、雨も止みました。やったぜ。日頃の行いが良かったんだな。
しかしこのレークライン、のぼりが地味にきついきつい……。なんだか本当に梅雨やら自粛やらで乗らないうちに脚の筋肉の衰えを感じます。あとは単純に体重増加ね。
何もなかったけど、写真スポット発見とばかりに足付き休憩。




しかしこのレークライン、レークラインというくらいだからもっと湖が見渡せる道なのかなと思っていたんですが、思いのほか湖が見えません…。なんじゃこの景色がつまらなくて坂がきつい道は……罰ゲームか何かか……。




最高地点が近づくにつれて、秋元湖がちょこっと顔を出しました。晴れていればもっとテンションが上がる風景なのかもしれないけど、標高がそんなに高い場所でもないので、幻想的の「げ」の字もないほどの曇り空です…。




レークラインの最高点は997m、この辺のなんとかライン系では一番低いかな?ギリギリ1000mいかないみたいなので、あと3mくらい頑張ってほしかったな…!?




さて、最高地点を迎えたということは、この道にここより高いところはないわけです。そうです、お待ちかねのダウンヒルタイムです。いえーーーい。
磐梯吾妻レークラインの峠ステッカーは中津川渓谷レストハウスで販売されているため、途中で立ち寄ることにします。




すこし早いけど、この先食事が出来るところもないし、食堂も空いていたので目の前の窓が開放されている席をゲットしてお昼ご飯にします。
一番人気らしいソースカツ丼。愛読書のツーリングマップルでもここのソースカツ丼が紹介されていたため、せっかくだから食べてみたかったのよね。
少し辛めのソースにボリュームたっぷりのカツ。ちょっとお腹いっぱいで危うく少し残してしまうところだったけど、なんとか食べきりました。




お昼を食べて満足していたらうっかり買い忘れそうだったけど、磐梯吾妻レークラインのステッカーもゲット。やったね。




片道10分くらいで行けるみたいだったので、腹ごなしに中津川渓谷まで散策することにしました。
ちなみに今日は歩く予定がなかったので靴を持ち歩いていません。クリートカバーだけ付けてゴーゴー!




足場がヤバイ(小並感)




しかし降りた先には美しい岩と川の流れ、ひぐらしの鳴く声が。
この岩なんなの?美しすぎるんだけど。これが自然に作られた岩なのか……ヤバイ。時間を忘れてまったりゆっくりしたいところではありますが、天気も心配なので長居は出来ません。




下ってきた階段をハアハア言いながら登って(自転車で坂をのぼるよりもしんどい!)自転車のところに戻ってきたら、反射材にトンボが止まっていました。桧原湖の方にもいっぱいいたんだよね。高いところにはトンボがたくさんいるねえ~。




秋元湖の東端まできたところで、国道115号までのショートカットをしようかと思いましたが、せっかくなのでレークラインを端から端まで走りたい。そんなわけでショートカットはせずにさらに東へ東へ進みます。はあ~のぼりしんどすぎるよ~。
途中に流れていた大倉川。高低差がある川はこういう人工的な滝みたいなのがあって綺麗だねえ~。この辺の利根川なんかじゃまず見られないや。




さて、国道115号とぶつかったところで裏磐梯まで引き返します。ここまで来たならいっそスカイラインも行きたいなあなんて思ったけど、私の脚力じゃ日が暮れてしまう。
国道を下っていると、猪苗代方面には青空が広がっていました。まじか、今日曇り予報じゃなかったの?どんだけ日頃の行いが良いの?




国道115号からは今度はゴールドラインを……なんてことはなく、普通に脚がくたくただったので、459号で裏磐梯へ向かいました。
最後の最後で面白みもない坂をのぼるの辛すぎ……と思っていたけど、勾配2~3%ととても緩やかな坂だったので、疲れた脚でも問題なく登ることが出来ました。多少交通量が多めでも、やっぱり脚に優しい道は良いなあ…。
それにしてもなんなんだよこの青空は!最高かよ!でもさすがに日差しも強いしスカイバレーおかわりはしたくないよ…!




ゴールのビジターセンターに寄る前に本日のソフトタイムへ移ります。
裏磐梯物産館の方にサイクルラックもジェラート屋さんもあるのは知っています。その道挟んで反対側の桧原湖側にも何やら青いソフトクリームがあるっぽいのは知っています。でも一日に3回も同じ道を通るのは嫌なので、そっちまでは行かないことにしました。
五色沼の中でも一番東側にある毘沙門沼。青い空に植物の緑、水面のブルーグリーンがたまりません。そこに浮かぶ白いボートも映えます。美しすぎる。




そしてお待ちかねのソフトクリームタイム。
毘沙門沼側の売店にはサイクルラックがないので、バイク置き場に横倒しで自転車を停めてきました。
このエメラルドのソフトクリーム、抹茶系かと思いきや、五色沼カラーの塩味なんです!そして白い方はミルクと見せかけて桃!福島といえば桃!桃と塩のミックス、桃の甘酸っぱさの中に塩味を感じるこのソフトクリーム、めちゃうまでした!ちなみにここの五色沼カフェにはものすごいソフトクリームのバリエーションがあります。おすすめ。




そんなわけで天気に恵まれた初日となりました!幸先が良い!やったー!
ちなみに15時前には下山して、夕食・朝食の買い出しとコインランドリーでのウェアの洗濯をしていたんですが、その時少し雨が降りました。ほんと良いタイミングで戻って来られて良かったなあ~。


2日目につづく!




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