自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

夏を感じる赤城山ライド

愛読書のツーリングマップルを眺めていたら、まだ通ったことのない赤城山の北斜面が景観の良いルートになっていたため、6/17にふらっと行ってきました。
まだ6月19日にはなっていないんですが、平日ということで自分の中で「遠いな」と思っている沼田市に足を踏み入れてしまったことをお許しください。



スタートは5時過ぎ。家を出たら、隣の家に住んでいるおじさんが朝5時過ぎから玄関のドア全開で掃除機をかけていてびっくりしました。さすがに早すぎぃ…。
定点ポイントの福川水門。6月とは思えない空気の澄みっぷりです。早朝のうちは雲一つない青空で最高。




ズームにすると…あれは浅間山かな?今年は結局リベンジしたいと思っていた4月上旬の軽井沢二度上峠ライドもかないませんでした。来年こそは!




さて、刀水橋に向かうまでの間に、県道4号で赤城山を登って北側へ降りるか、赤城山の東側をぐるっとまわって北側を登るか考えます。
ストラバのセグメント的には北斜面は14.2kmで平均勾配は6.4%。一方県道4号は畜産試験場から15.2kmで平均勾配は7%。ちなみに今回のぼるという選択肢は皆無でしたが、以前ダウンヒルで通ったことがある県道16号は10.3kmで平均勾配8.4%となっています。距離が短いけど坂がきつくてしぬやつ~。
いろいろ考えた結果、通勤時間帯に前橋の市街地に突入するのはやめておこうという考えに至って、まずは黒保根を目指します。


で、刀水橋から群馬側のサイクリングロードを走ってたら突然道がなくなる罠に引っかかる。階段も何もなくて車道に降りられないとかやめてくれ~。




先日国道122号から刀水橋まで走ったルートを逆走します。
やはり走りやすくて良かったけど、朝早い時間の阿佐美のあたりは微妙に道が狭くて車もそこそこ多いからちょっと申し訳ねえ…。
上桐原交差点を左折していざ国道122号。足尾方面から下ってくることは何度もありましたが、実は大間々の方から足尾方面へ向かうのは初めてなのです。意外と坂がしんどい……ほんと弱体化が半端ない……。


8時すぎに道の駅くろほねやまびこに到着。まだオープンしていなかったので、トイレだけ借りて隣のコンビニでおにぎり1つとパンを1つ食べて、ボトルを2つ満タンにします。ちょうど前日に「ブルベ以外のロングライドでコンビニ飯だなんて笑止千万!(意訳)」とツイッターでほざいていたばっかりだったのに、舌の根の乾かぬ内にコンビニ飯。




下田沢の信号を左折して、県道62号へ。
初めて通った時に二度と走りたくないと言っていた道なんですが、まさか1年後に来ることになるとはな……しかも逆側から。
国道を外れるとぐっと高い場所に来ます。それにしても見てくださいこの写真を。個人的にエモいポイントが凝縮されています。青い空、白い雲、青々とした山、棚田、のぼってきた道、さっきまで走ってた国道、民家、遠くに見える少し高いところに建っている家。たまりません。




この県道62号は紫陽花街道ともいうそうです。確かにいろんなところに紫陽花がいっぱい。綺麗だなあ~。




大分登ってきました。その昔、赤城山の一の鳥居はここにあったそうです。
利平茶屋の方へ向かう途中に二の鳥居があって、茶屋のあたりから鳥居峠のところにあるサントリービアバーベキューホールまでケーブルカーが走っていたんだとか。




この道は2回下ったことがありますが、のぼるのは初めて。下りは一瞬で通り過ぎてしまいますが、のぼりだと実は良い感じのカーブの橋があったんだなあ…。




途中に長さ1200mほどの楡高トンネルがあって、登り基調なので迂回できる道がないかなあと思っていたんですが、グーグルマップ上には道はあるらしいものの、舗装路なのか未舗装路なのか分からないので、交通量も少ないしトンネルを走ることにしました。
そしたら今週いっぱいトンネル点検で片側交互通行…!まじかよ…!のぼりトンネルで片側交互通行には絶望しか感じませんでしたが、車に先に行ってもらって、なるべくダッシュでトンネルを通り抜けました。前からも後ろからも車が来ないから、ゴーッていう音が迫ってくる恐怖感はなくて良かった…。




トンネルを過ぎて大分登ってきたなあという感じなんですが、まだまだ続きます。
おかしいなあ、去年向こう側から来た時はもっとアップダウンだったと思うんだけど、なんでアップしかないんだろう……(ちなみに一年前にも「アップダウンだと思ってたけどアップアップだった」ってブログに書いていました。つまりはアップダウンなど存在しなかったのです。残念。)
花見ヶ原森林公園キャンプ場へ続くカーブはタイヤ痕とタイヤのカス?みたいなのがたくさんありました。夜中とかこの辺暴走してる人いるのかなあ……そういえば去年の中央アルプス600で夜中の清内路峠にいたドリフト族怖かったなあ…。




結局登り途中に4か所くらい工事区間がありました。標高700mを過ぎたあたりからはヒグラシの鳴き声が響き始めて、そういえばもうセミが鳴く季節なんだなあなんて思いました。初夏らしい気持ちの良い音に耳を澄ませながら走っているといつの間にか標高も1000mを超えてピークへ。そして沼田市へ突入します。桐生市がふたつに分断されてるせいで桐生(東側)はすごく近くに感じるのに、遠いと思ってる沼田と桐生が隣ってなんか変な感じ。遠いと思っていた沼田まで70km弱で来れることも驚き。




ここからは歓喜のダウンヒル。車のほとんど通らない道でのダウンヒルはとても気持ちいい。標高が高いから空気も冷たくて最高だなあ…。




途中の自販機でボトルを満タンにして、南郷郵便局を左折して赤城山北斜面をのぼりはじめます。
この道は本当に交通量が少なくて走りやすかったんですが、平均勾配6.4%とか嘘だろ!?ってくらいきつい。前半は8~10%くらいあったんじゃないかなあ…下り坂もあったから、そこで平均を下げたに違いない。これは平均勾配詐欺案件だ…!
少し登ったところから薗原ダムが見えるんだけど、この写真が結構お気に入り。下の川に空の青さが反射しているところもたまらない。




高くなった太陽から直射日光を食らいながら進んでいきます。
今日の前半(県道62号)とここまでの坂で体力を奪われて、ちょっときつめの坂続きだったこともあり、じわじわと腰痛が出てきます。もともと腰痛持ちだから、体感6~7%以上の坂がずっと続くと腰が痛くなってきてしまいます。お腹が出てて姿勢が悪いのが原因なんだろうなあ…。




カーブ5あたりの看板を過ぎると少し勾配が落ち着きます。5~7%くらいだろうか。このくらいの坂だったらそんなによいしょよいしょしなくても登れるはずなんですが、明らかに弱体化しているのと暑さに体力を奪われているのとでものすごくしんどく感じます。




無理をせずに途中で止まって休み休み登っていきます。
なんとなく小腹がすいた気もするので、持ってきていたビスコを食べます。ちょっとは元気が出た気がする。それでも腰が痛すぎるので、1~2kmごとに自転車から降りてはストレッチをして少しずつ進んでいきます。
4号は途中で自販機あったのにこっち側はないのか……ボトルの中身がすでにピンチ…。




日陰は本当に涼しくて気持ちいいんだよなあ…。青空だって、白い雲だって最高なんだよなあ…。体だけが最高の状態ではない…。
そういえば、のぼりの途中でガサガサッと音がしたと思ったら鹿がいてびっくりしました。クマ鈴を鳴らしたら、こっちを向いてガッツリ目が合いました(笑)




標高1373m、大分登ってきました。赤城山ってビジターセンターの標高1200m後半くらいじゃなかったっけ……あれ……それって榛名山だっけ……。
ちなみに最後の1kmくらいは下り坂でした。無駄に登らせるのやめて~。




さて、到着です。天気が良いからすごく写真映えする~!もちろん写真よりも実物を見た方が断然良い景色ではあるんですが。それは私の目にしっかり焼き付けておきました。




ダブルボトルだったけど中身が尽きてしまったので炭酸チャージ!
今回は食糧での補給よりも水分補給の方が断然多い。水分でお腹いっぱいになってしまう…お腹ちゃぷちゃぷ。




赤城山まで来たら鳥居峠に行かないわけにはいきません。
覚満淵もすごく良いながめ。スマホカメラの超広角を使ってみました。1年半前の秋の終わりの写真ともぜひ比較してみてね。




これは1年半前と比べると少し霞んでしまっているけど、夏らしい青々とした感じはやっぱりいいなあ。暑いのは嫌だけどね。桐生の街があんなに小さく見えるよ。




ビアバーベキューホールのところがちょうど桐生と前橋の境らしい。




そろそろエネルギー補給をしないと帰れなさそうなんですが、水分とりすぎてうどんやそばをガッツリ食べられそうもなかったので、観光案内所にソフトクリームを買いに行くことに。………したはずなんですが、ワンコインの白樺バウムクーヘンと牛乳のセット。
ソフトクリームの注文ラッシュがあってお店の人が大変そうにしていましたが、店内で少し待って注文したものが来てから外の席で食べます。職場の外食禁止令辛すぎるんだよなあ。
そういえば観光案内所も鳥居峠の方にあるビジターセンターも、マスクを着用していないと入れないようになっていました。
それにしてもこの牛乳めちゃくちゃ美味しかったです。水の代わりに牛乳を飲んでるような私が言うんだから間違いない。牛乳が美味しすぎて痩せない。私が太っているのは美味しすぎる牛乳が悪い。




結局さらに水分を投入したせいでソフトクリームは諦めました。お腹がピーピーになってしまう。
県道16号から山を下ることも考えましたが、今の疲れ切った体に八丁峠までののぼりはとてもきついような気がしました。小沼も見に行きたかったんだけどね…。
そんなわけで、その場でウインドブレーカーを羽織って県道4号を下っていきます。
ちなみに観光案内所から見える景色も最高でした。つつじの花もきれいだなあ。こんなに景色の良い赤城山は初めて来たんじゃなかろうか。




ちなみに奇しくも私が初めて赤城山をのぼったのは2年前の6月17日でした。まさかちょうど同じ日に登っていたなんてね。




赤城山にチャリで来た的な写真を撮っておきます。最近、景色の写真ばっかりであんまり自転車が入っている写真を撮ってないことはなんとなく自覚しています。




ここからは一気にダウンヒル、と言いたいところでしたが、少し下ったところでレザインのGPSがフリーズしていることに気が付きました。サイコン2個体制だから良いものの、最近このパターン多すぎる。帰ってきてから走行ログを見るのが好きなのにGPSが飛んでしまうのは本当に困る…。
仕方ないので再起動して、再び下り始めます。途中で(多分)アナグマが飛び出してきて道のど真ん中で立ち止まった時はウサ吉してしまうのではないかと焦りました。それにしても(多分)アナグマ初めて生で見たなあ…。
標高600mを切ると冷たかった風も生暖かくなりはじめ、ゴルフ場のあたりで路肩に避難して上着を脱ぎます。それにしても止まるとすごい暑い。


そこからは一気に前橋の市街地へ。時間的にも15時前ということもあってかすごく暑かったです。さっきまでずっと風が吹けば涼しいところにいたから……なんじゃこの灼熱地獄は……サイコンの温度計は35℃を示していました。
暑すぎて利根川に飛び込みたい。それにしても利根川の上流は本当にきれいだなあ…。いいタイミングで電車も通ってイイネ。




帰りは利根川CRをひたすら走って帰路へ。途中の紫陽花がたくさんの道がすごく綺麗だったなあ…。




そういえば玉村の通行止め区間はいつの間にか通れるようになっていました。最後に通行止めを確認したのが2月くらいだと思ったから、そこから4か月の間に直したのかな?
五料橋を過ぎて吹きさらし土手道に入るとガッツリ向かい風だったので、島村渡船のところで少し休憩を挟んでからのろのろと帰りました。



上武大橋のアンダーパスはまだ工事中。まだ砂利道でした。




でも一本西側にもアンダーパスが出来ていて、信号まで行かなくても反対側に渡れるのは有難かったかなあ。ちなみにCRに復帰するには砂利道をのぼらないといけません。階段じゃなくなっただけまだ良いかも。




水分ばかりとっていて空腹感もあったので、お弁当を買って19時過ぎに帰宅。日がかなりのびたからまだ薄明るいうちに帰ってくることが出来ました。ライト1本で十分だったな~。
久々にそこそこの距離走って2000m以上のぼったら体が悲鳴を上げているので、ゆっくり休みたいと思います。



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