小平の大杉を見に行ったライド

2020/05/13 18:00

結果的に小平の大杉を見に行った感じになってしまったライドです。
さすがに最近100kmを超えることがほとんどなく、著しい体力の低下を感じていたので、少し距離を伸ばして150kmくらい走ってみる予定でした。まあいつもの行動範囲からはそう外れないような場所で。
国道122号の渡良瀬川を挟んで一本東側にある群馬県道334号から林道を抜けて草木湖へ向かい、そこから122を通って戻ってくるような予定でした。

平日は7時～8時になると通勤車もそこそこ増えてくるので、朝5時に出発して早いうちに山の中に突入します。
はあ日光行きたい。最後に日光を訪れたのが散々of散々なあのライドだったなんて信じられない。中禅寺湖スカイラインも開通し、金精道路も開通し、気が付けば男体山奥宮のライブカメラ映像からもほとんど山頂の雪が消えてしまいました。はあ…。

いつもの上桐原の交差点で122から外れて渡良瀬川を渡っても良かったんですが、せっかくなので走ったことない道を通ってみます。
高津戸橋を下に見ながら、なぜか無駄に登っていきます。おかしい。時々車は通りますが、静かで涼しくて良い道でした。

この季節になると大分緑が茂ってきちゃうので、渡良瀬川があんまり見えません。せめてはねたき橋が見えるところらへんで写真の一枚でも撮っておけばよかったなあ…。

浅川大橋を渡って小平へ。

しばらくは住宅なんかもあるけどじわじわとのぼり坂が続いていて、去年の自転車旅行の時に須坂から信州高山あじさいロードに向かった時みたいな感じがしました。
人里から離れてくると、聞こえてくるのは水の流れる音とホーホケキョだけ。日陰に入ると、ひんやりと空気が冷たくてとても気持ち良いです。

実際、この先にも民家が何軒かあったりもするのですが、車とすれ違ったのは1回だけ。
この辺のエリアは家を建てるのに県知事の許可が必要なんだそうです。物資を運んだりするための車両が入っていくのも大変そうな道もあったしね…。ちなみに携帯の電波は圏外でした。

藤の花もチラホラと咲いていました。そういえば玉敷神社のリベンジ(2回目)しなきゃと思っていたけど、さすがにもう今年は無理かなあ…。

小平の大杉がある場所から3kmほど登っていくと、本来の目的地であった小平座間線に到着です。ちなみにここまで来る途中に猿と遭遇しました。ギャーギャー鳴き声が聞こえるから鳥かな～と思ってきょろきょろしてたら猿と目が合いました。コワイ。私の中では桐生市って猿が出るイメージ全然ないんだけど…！？あれ？ここはみどり市にあたるんだっけ？

事前の調べでも通行止めにはなっていないようだし、通行止め看板も立っていたわけではないんだけど、ここまで来ておきながら先へ進むかどうしようか迷ってしまいました。
時間的にはまだ朝の8時半だから全然余裕はある。補給食は持ってきた。
でもね、①道が結構汚い。家があるところでもジャリジャリしてるところがあったから、林道に入った先はさらにジャリジャリかも。あと坂がわりときつそう。全面舗装って話だったけど、こんな人が通らない圏外の山の中でジャリジャリ急斜面のダウンヒルは普通に危ない。

②草木湖に出るまでに結構距離がある。この時は具体的に草木湖まで何キロくらいなのか分からなかったんだけど(調べてみたらのぼり7km下り7kmくらいだった)、入口で見た感じの坂が7km続くんじゃ結構きつそう。しかもここからさらに500mくらいのぼる。

あと、③暑すぎて飲み物からっぽ一歩手前だった。④熊注意の看板があった。実際猿にも遭遇してしまったし。

いろいろ理由を付けて引き返すことにします。そうだ、ここに来るのは秋が良い。紅葉しそうな葉っぱもたくさん見られた。隠れ紅葉スポットになるかもしれない。よし、帰ろう。
年々無茶な走りはしなくなってきていますが、それで良いんです。勇気と無謀を履き違えてはいけないと偉い人も言っていたしね、うん。知恵と勇気の両輪があるからこそうまくいくんです。あと運もあるかもしれないけど。とにかくこの先に関しては知恵がないし、準備も不十分。また今度来ることにしよう。

帰りに見逃してしまった小平の大杉を発見しました。大きい～。