まだまだ嬬恋滞在・毛無峠編
せっかく遠出するのにレースだけして帰るのももったいないので、翌日の9/3も休みを取っていました。
この日はずっと行きたいと思っていた渋峠と、ツイッターでおすすめされた毛無峠を予定していました。
が、天気予報を見ると9時頃から雨予報。
例に漏れず2時に起床し(前日はまた暇なのと疲労で21時頃に就寝していました)、外の様子を確認。雨が降っている…。
だらだらスマホ遊びをし、4時。微妙に雨が降っている…。
どのみち眠れないし、時間が遅くなると雨も降るだろうということで、「早いですね」と言われつつ宿泊先のフロント業務が始まる6時ちょいすぎに出発しました。
泊まったホテルのご主人が良い方だったのでまた泊まりたい場所です。
宿泊先がパノラマラインの入口近くだったため、せっかくなのでキャベツ畑も見に行きました。
去年のパノラマラインライドの様子はこちら。
嬬恋村から渋峠へ向かうためには、万座ハイウェーを通らなければなりません。
万座ハイウェーは普通車も軽自動車も一律片道1050円。
昨日ここを自転車で登ったんだなあと思うと感慨深いです。
レースなので結構頑張って登りましたが、車でのぼるのも結構ふかさないとダメ。いつも自転車で登る道を車でも通るってことはないので新鮮な感じです。山って車でのぼるの大変なんだなあ…。万座ハイウェーを通過する頃にはガソリンの残が1メモリ減ってました。
約10km地点の嬬恋牧場愛妻の鐘。
そしてこれ。
パノラマライン北ルートの愛妻の丘にもありました。
朝早いせいか平日のせいか、他の車も1台しか通らずに万座ハイウェー終了。
前日に教えていただいた万座しぜん情報館の駐車場を拠点とします。
裏手にはきれいな水が流れていました。ほのかに硫黄のかおり…これって温泉水??
だんだん青空も見えてきました。とはいえまだ霧が…。
7時半すぎからまずは毛無峠に向かって出発。
だんだん晴れてきてるっぽいので、先に毛無峠に行って、そのあとに渋峠に行く頃には霧も晴れているだろうという魂胆です。
駐車場を出るとすぐに緩やかな登り坂です。
(写真は帰って来たから撮ったものなのでとても晴れてますが、朝はもう少し霧がたちこめていました)
緩やかかと思ったら、万座高原ホテルを過ぎたあたりから最大14%の激坂…なんだこのウェルカム感…類を見ないほどきつい…。スタート直後なのにもうすでにはあはあしながら登ります…。
スタート地点から500mほど登ったところで少し斜度が緩くなりました。
緩くなったところをを左折し、万座道路へ。毛無峠方面へ向かいます。
が、なんだこの…万座プリンスホテル前の激坂は……サイコンは最大15%を表示していました……。
まだこの日1kmも走っていないのに、もうすでに脚も心臓も終わりかけました。
ホテル前を通り過ぎてしばらくは8~10%くらいなんですが、そのあとは休み休み走れるくらいに緩やかになります。
朝方まで雨も降っていたので、日陰の部分は大分路面がぬれており、水たまりも出来ています。
でもこの朝早い時間の平日で車もこない温泉地の静かな感じ…気温は17℃、空気もひんやりしていて最高です…この道を独り占めしたような感じです。
しばらく登ると開けた場所に出たので写真を撮りました。ちょっとガスってますね。
再び走り始め、しばらくすると長野県に突入しました。
最近よく群馬と長野の県境に行ってるな~。
スタート地点から7kmほど登ると、毛無峠方面へ分岐する道が現れます。
そこを曲がると微妙に下り基調だったり地味に登ったりと、貧脚には優しい道がしばらく続きます。
わりと木が茂っている感じなんですが、時々木の隙間から見える景色が心と体を癒してくれます。綺麗すぎて涙が出そうでした。
長野の方はものすごい晴れている!良い天気だ!
でも群馬から立ち込めてるちょっと重めの雲がきれいな写真の邪魔をしてくるぞ!
群馬側は霧でまっしろです。
でも山肌が見える場所があり、毛無峠の頂上であることを教えてくれます。
最後の数百メートルは未舗装路。朝方までの雨でかなりぬかるんでいます。
そして到着!よく見る群馬県の看板です!
背景は安心と信頼のまっしろ!!
反対側はちょっとグンマーの霧が邪魔をしているものの、良い眺めです。
足元の毛が無いです。ハゲ山です。
峠のてっぺんではモデルさんが撮影していたり、暇を持て余したおじさんたちがラジコン飛行機で遊んでたりしました。
ここの標高は約1800m、朝9時前なので気温は15℃ほどと大分ひんやりしているんですが、半袖で汗だくの私…。かたや、撮影中のモデルとスタッフはダウンコートを着ています…。一体今の季節はなんなんだ……。
ここでの景色を満喫したところで、群馬側の霧は晴れそうにないので来た道を引き返すことにします。
が、さっきはぬかるんだ未舗装路をしばらく歩きました……。
つまりどういうことかというと……
うわああああ……ブレーキが……タイヤがカラータイヤになってる……!
うわああああ……シューズの隙間と言う隙間が埋まっている……クリートはまらねええ……!
うわああああ……前輪外したらヤバイことになってる……!
この泥の色がどう見てもうんこなのと、shit!の気持ちで完全にクソまみれ状態である……。
いつも持ち歩いているお財布兼ポーチには一枚だけ掃除で使っている布を入れているので、下りでブレーキがきかずに死んだりしないようにブレーキまわりとホイールのリムだけとりあえず綺麗にします。
タイヤと地面の接地面は走ってれば勝手に汚れ落ちてくれるだろうし…。
でも走ってるうちに気が付きました。
タイヤの側面は落ちないんですよ…これから渋峠で絶景と共に写真を撮るのに、こんなクソまみれな汚れた自転車は嫌だなあと思って、なんとか汚れを落とそうとしました。
ただ拭いただけじゃ、タイヤの溝に泥が詰まってしまうんです。かといって、こんな山道に水道なんて便利なものがあるわけでもなく…。
その結果、朝方までの雨で出来た水たまりでタイヤをきれいにすることにしました。
路肩でグローブを外して水たまりの水でばしゃばしゃ。
ちょうどこの時間にはホテルで朝食を終えてチェックアウトした観光客たちがぼちぼち道を通り始めてたので、なんともいたたまれない気持ちになりました(笑)
最低限の汚れが落とせたので、空模様を気にしながら急いで渋峠の方へ向かいました。
渋峠編につづく。