今年の3月1日は自転車に乗り始めてから初めて仕事の休みと誕生日が被りました。絶対好きなところで過ごそうと思って前からわくわくしてたんですが、一週間前の予報だと雨マークがついていました。でも徐々に天気予報も好転して、最高の天気に。
今年はまだ自転車で日光に行けてないなと思って、日光に行ってきました。去年の3月にも今回と似たようなところを走ってたかな？
冬の日光周遊ライド - 自転車日和

今回は122経由ではなく、佐野から鹿沼へ向かうルートで行くことにしました(車載)
朝5時半過ぎに出発して8時ちょいに着いたので、大体2時間半くらい。実家からだともうちょっと早く着くんですが、今日は約80kmと短めの予定なのでのんびりいきます。

青空に男体山がいい感じに映えてます。最高～。

奥日光に行こうかなと思ったんですが、去年のほんのり雪の残った霧降高原をまた見たくなったので、霧降高原から川治へ抜けて今市に戻ってくるプラン。
最近本当に山を登らなくなったので、霧降高原道路ちゃんと登れるだろうかって心配だったんですよね。なんか結構きついイメージしかなかったから…。

今回はまったりポタリングの日ということで、去年寄らなかった霧降の滝に行ってみることにします。何気に来るのは初めてなんだよね。

自転車を置いて観瀑台を目指します。ちょっとハイキング気分。
ところどころ苔の生えている石段があって、クリートがずるっと滑って危なかったです。クリートカバーは無敵じゃない！

観瀑台に到着。青い空に雪山と滝！最高に綺麗だねえ～！もう少し空が入ってる構図にしたかったけど無理でした。
もし目の前にある木が全部桜の木だったら、最高の景色なんだろうなあ～。妄想の中での桜色に色付かせておくことにします。

今日はお金に糸目をつけずにグルメを堪能しようと思ってグルメプランもばっちり立てたんです。
大笹牧場でソフトクリームを食べて、おみやげにチーズケーキを買って、川治温泉の喫茶店でいちごパフェを食べて、今市でかき氷を食べて(これは営業してたら…)、鹿沼にもおいしそうなパンケーキのお店を見つけたから、そこもお腹に余裕があったら寄ってみたいな～なんて。
というわけで、まずは大笹牧場を目指します。
写真ぼやけちゃった。

標高1000mを超えてくると路肩に雪がちらほら。これは去年もそうだったかも？

この辺の景色ほんと好き。結構坂はきつくて苦しいんだけど、天気も良くて気持ちいいから、つらい気持ちはなく登れちゃう。
下界の最高気温は春並みとはいえ、標高高いしな～と思って長袖インナーに裏起毛の冬ジャージ着てたんですが、すごい汗かくから腕まくって半そでにしちゃった。気持ちよかったな～。

標高も1300mを超えて、キスゲ平園地が近付いてきました。
雪も大分道路の方にせり出てきてて、場所によっては雪解け水がかなりしみ出ていました。

キスゲ平園地に到着。さすがにこの時期に自転車で来る人はいないと思われているのか、サイクルラックは撤去されていました。なので、そっと建物の陰のところに置かせてもらうことにします。
階段は全部で1445段。いくぜいくぜ～～～！

ふぅ…結構のぼったな…(まだ100段くらい)
写真だとうまく表現しきれないんですけど、とにかく景色が最高の最高でした！

エッまだこんなに序盤なの……これは余裕で無理すぎる予感。

あとちょっとに見えるけどまだ半分以下なの辛すぎィ……DNFします…。

雪に飢えてる埼玉県民だから雪見ると喜んじゃう。イエーイピースピースv(^_^)v

実は今までビンディングシューズで階段チャレンジをしてことごとく敗れ去っていたので、マリンシューズを持ってきていたんです。ぺたんこ靴歩きやすい～！底もゴムになっているので、そんなにズルッとは滑りません(全然滑らないとは言ってない)
軽量でそんなにかさばらないので、ちょっと歩きパートが多くなりそうなときとか旅行ライドの時なんかは持ち歩くことにしています。

見よ！これが600段からの眺めだ！

北東の方には山の中に湖みたいなのが見えます。多分今市ダムかな？

絶景を補給したところでピークまでもうひと頑張り。
霧降高原道路のピークはこの先の展望スペースで、その後は大笹牧場までひらすら下り。すなわち、今日のライドの登りパートはもうおしまい！やったぜ！
もうちょっとのところで結構アカン感じの道が出てきたので、ここは自転車から降りて歩いて通過します。これは足付きノーカンということで…。

展望台に到着！絶景だ～！うわ～！空気がおいしい～！
お腹も空いてきたし、牧場に着いたらソフトクリームの他にも何かつまもうかな～！

毎年恒例の凍結スポット、六方沢橋手前のカーブです。
ここも安全に自転車から降りて歩いて……クリートがずるっと滑って転びました。いてえ。

自転車を右に倒してしまったのでやばい～！乗ってる時に右にこける分には、太い脚がクッションになってディレーラーノーダメージなんだけど…。この前ハンガー交換したばっかりなのに～！と思って変速してみたら大丈夫そうだったので、再出発。
直後に自転車が転がらずにブレーキかかってそのままズルッともうひとコケ。右側に追加ダメージ。
なんかおかしいなと思ったら、前輪がブレーキ片効きしていました。アーチが曲がっちゃったかな？と思って直してみても、また当たる。
んんん…？と思って、ブレーキのクイックリリースを開放してみても当たる。しかも右と左が交互に当たる。
えええ…？と思って、とりあえず凍結ゾーンを抜けてから自転車を転がしてみると、前輪が歪んでいる………まじか………。

とりあえずワイヤーを最大限緩めてみたけど、これでも当たっちゃう。
あれ？これ詰んだんじゃね…？

せっかくここまで来たし、大笹牧場まで行っちゃう？どうせあとは下りだし？いやいや、そしたら拠点まで最短でも30kmあるぞ。やめとけやめとけ。
来た道をそのまま引き返す？でも一番高いところまで登ってきちゃったから、あと14kmあるぞ。しかもスマホの電波も怪しいぞ。
いやこういう時のための自転車保険だ、キスゲ平園地まで頑張って戻ってレッカー要請しよう。
六方沢橋の真ん中でどうするのが一番いいかなあと思案しまくりました。しかし六方沢橋、景色はとてもいいんだけど、風鳴りの音がすごいのね。自転車でさーっと通過しちゃうと気付かないんだけど、橋の歩道で外を眺めてぼやーっと座ってたらすごい唸ってるみたいでびっくりしました。こりゃあ呼ばれて飛び込む人もいるわけだわ…。

引き返してきた展望スペースでまたちょっと絶景を補給する…。
レッカーどうするかなあと迷っていたんだけど、よく考えたら真昼間だし10km程度だったら徒歩でも全然行けるね？待ってる時間もったいないし、余計な仕事増やすのも申し訳ないしなあと思い直して、レッカーはやめてそのまま拠点まで歩くことにしました。

まっすぐ進んでくれない自転車を押して歩いていると、前方から自転車でのぼってくる人が…。私以外に命知らずがいたか……いやでも今年雪少ないからイケると思うよなあ……と思っていたら、向こうから「あいるさんですか？」って声を掛けてくれました。
お会いしたのは初めてですが、フォロワーのＴさんでした。それにしても毎回関心しちゃうんだけど、ちゃりだーの皆さんって、なんで初対面なのに「あ！この人だれだれさんだ！」って分かるんだろう？すごくないですか？自転車とかよく見てくれてるんだろうなあ…。
ちょっとお話して、この先めっちゃ凍結してるとこあるんで気を付けてくださいねと伝えてお別れ。
まだまだ10kmあるのでゴール目指してえっちらおっちら頑張って歩きます。

いいんだ、素敵な景色がまた見れるから！とポジティブにいくことにしました。このホイール直るのかなとか、まだ半年しか使ってないのになとか、今月出費激しいのに買い直すの嫌だなとか、いろいろネガティブな点もあるんですが、とりあえず無事に下山しよう。

その後、引き返してきたTさんが自転車貸すから駐車場まで行ってきな～とかこうやって下りてみたら～とか色々提案してくれて、初対面なのに神すぎでは…？と感動しつつもさすがにそこまで甘えるわけにもいかないので、Ｔさんを見送ってのんびり歩いて下りました。

変にブレーキがかかるからバランス崩して転倒するのが怖くて自転車に乗って降りなかったんですが、勾配が緩やかなところだったらそんなにスピードも出ないので時々乗ったりしながら、2時間弱かけて駐車場に戻りました。
よく考えたら前輪は常に中途半端にブレーキかかってるみたいなものだからそんなにスピード出なかったんだけど、急勾配になると後輪ブレーキだけだと対応しきれなさそうな感じでした。
あと前輪が右へ左へふらふらと回ってるのを見ながら走っていると、いつの間にか転びそうでほんと怖かった～！あとなんかシュッシュってSLみたいな音がするんだよ。日光だけにSL大樹かな？(ただの擦ってる音です)

なんとか車に戻って真後ろから見てみたらこんな感じでした。
前輪の上部がすごく左に寄ってるのお分かりいただけるだろうか。

そんなわけでせっかくの誕生日、しかも30歳の大台にも関わらず、踏んだり蹴ったりな幕開けとなりました。
景色が良くて、それなりにちゃんと登れたのはよかったけど、ご褒美なしでただのきつい坂登りに来ただけになってしまったのは本当に残念でした…。
あ、ちなみに大きな怪我はなく、体の右半分にたくさん青あざ作ったくらいで済んでます。

消去法でエントリーしたアタック愛鷹、過去のコース見てみたらしっかり登るコースで絶望してるけどなんとか頑張ろう…。

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