自転車日和

一人旅好きな自転車女子のライド記録と雑記。ロングライド、ブルベと時々山登り。

初めてのアルプス満喫ライド・その1

4月17日は長野県に行ってきました。軽井沢以外で長野に自転車を連れて訪れるのは初めてです。
今月はイベントがあったり平日の休みがなかったりで、自分でプラン立てて自転車に乗る機会がないので、雪山がシーズンオフを迎える前に日光か嬬恋に行きたかったのです。
でも桜と雪山のコラボが見たかったので、白馬も行ってみたいな~と思いつつもちょっと遠いので悩んでいました。なじみのない場所だから、冬季通行止め情報を調べるのも億劫だし…。


(ちなみに有名なこの写真の場所が白馬だって知らなかったんですが、高萩の時に「桜のバックに雪山があるところ」という雑な説明でピンポイントで正解を頂いたおかげで候補に白馬が挙がりました。さすが色んなところを旅している人はいろんな景色を知っている…)


白馬の行き方分かんないよ~って言ってたら、親切なフォロワーさんに景観の良いルートとおすすめスポットを教えていただいて、気持ちは完全に白馬です。
とはいえ、良い天気の時に行きたいので、前日の夜まで日光と嬬恋と白馬の天気を見比べて見比べて……大差なくどこも11時には雲が出始めるようだったので白馬行きとなりました。



朝は4時前に出発し、ひたすら17号で藤岡へ。
藤岡で一息ついた後はそこから高速道路に入ります。高速の合流が苦手なので、なるべく早朝の車の少ないうちに藤岡に着きたかったのです。
高速に乗ってしばらくすると、妙義山のバックに雪の被った浅間山が見えたりして、めちゃくちゃテンション上がりました。車内には自分とルナちゃんしかいませんが、一人でめっちゃ喋りました。
佐久に入ると、どどーんと雪山が見えてもう別世界。これまたテンションがぶちあがりました。ぼっちだとこの感動を共有できる人がいない。悲しいなあ…。気楽だから一人大好きだけど。


順調に長野入りし、教えていただいた城山公園駐車場を目指します。
が、通勤通学時間帯のためかめちゃくちゃ渋滞。長野ICでおりてから城山公園まで1時間弱くらいかかった気がします。




城山公園に到着。関東はもう桜が散ってしまったというのに、長野の市街地は満開です。




水仙もいっぱい。すごいきれい。




自転車を車から降ろして出発。
もうだいぶあったかくなってきたので、4月に入ってからは長袖インナーに半袖ウェア、ダウンヒル用にウィンドブレーカーの軽装備。グローブはもちろん指切りです。荷物が少ないっていいなあ~。



城山公園から善光寺の裏側へ。
善光寺は高校のオリエンテーションキャンプで来たことがあります。長野オリンピックのスタジアムで運動会やったなあ。懐かしい。




善光寺のあたりからひたすら国道406号で白馬を目指します。
最初は車もりもり。意外と道幅が広いようで広くないので、ちょっと申し訳ない気持ちになりつつも、町中から上り坂なのでゆっくりペースで行きます。




少し進むと山の中へ。一般車は大分減りましたが、ダンプはたくさん走っていました。
この先、工事箇所が何か所かあったからですかね。年中いるのか、今ちょうど工事期間だったのかは分かりませんが…。




坂は比較的緩めですが、時折10%前後になることも。でも景色が綺麗なので楽しくのぼれます。




ちょいちょい集落(?)が見えます。こういうところに住んでる人たちはどうやって生活してるんだろう。
私は生まれた時から駅まで徒歩10分以内、駅には複数の路線が通っていて、コンビニもドラッグストアも徒歩で行ける場所に住んでいるので、今こういうところに引っ越したら生きていける気がしません。




車線が減ったり増えたり。




山の中ですが、家が立ち並ぶ場所がちょいちょい出てきます。私の知っている山とは違う…。




裾花ダム。水が緑で綺麗です。




こういう場所すごい好き。




洞門を抜けると、山と山の間から念願の雪山が見えます。




再び先を目指して出発。




川の水が綺麗。美しい。南アルプスの天然水か。




トンネルも多いんですが、ダンプ多いし、上り基調でスピードを出して一気に突破するのも大変なので、反対側の歩道をのろのろと走ります。




看板が可愛い。おなじみの青看板と違うのもいいよね。




だんだんお目当ての山が近づいてきました。
が、それと同時に忍び寄る、曇り始める時間……。




鬼無里の集落に到着。久しぶりに信号を見たような気がします。




集落の中には旅の駅があります。食事処も何軒かありました。
旅の駅やら野菜の駅やらは各所にありますが、道の駅のようにスタンプが置いてないんですよね。残念。




大分のぼってきたような気がします。
ちなみにこの標高看板のところにはライブカメラがあるらしく、タイミングが良ければ何分かごとに更新されるライブカメラの写真に写るかもしれません。




町から離れて再び登りへ。




と思いきや、以外にも上り基調の平坦が続きます。
上り基調の平坦っていうのもなんか変だけど。それってのぼりじゃないですか…。




鬼無里の最終の店。なおこのもっと先にもぽつぽつと住宅がある模様。




小腹が空いたので補給食をもぐもぐしながら走っていると、猿が急に道に飛び出してきました。
びっくりして来た方向を見てみると、大量の猿が葉っぱをむしってもぐもぐしています。食料を狙って襲われたらたまったもんじゃないので、写真を一枚だけ撮って足早に通り過ぎます。




景色は再び山の中へ。




ガツンと登ることはないものの、地味な登り坂。




はあ~こういう景色たまんないよね~。




ここが鬼無里の端っこかな?




ぱっと来た方向を振り返ってみると、遠くに雪山が見えます。はあ~最高~。これで青空だったら文句ないんだけど、もたもた登っているので完全に曇り始めています。




バス停があったので時刻表を見てみると、驚異の1日4本。
ちなみに鬼無里を過ぎるとめっきり車を見かけなくなります。みんな鬼無里の人たちだったんだろうか。




鬼無里を通り過ぎると、また本格的な登りが始まります。




長野市から小川村へ。埼玉県民だから小川という地名には馴染みがあります。




標高700mあたりから雪がちらほらと見え始めます。
ちなみにこの国道406号には冬季通行止めがないそうなので、2月くらいに行けば雪壁が堪能できそうな気がします。ちょっと真冬のここには行く自信ないですが…。




ああ~いい景色だなあ~。




えっちらおっちら登っていると白馬村に入りました。




登っていると久々に洞門が見えます。
洞門の名前を見てみると「白沢洞門」と書いてありました。
そう、ここが第一の目的地なのです。




トンネルを抜けたその先には…




お待ちかねの絶景!後立山連峰!
(ちなみにここ、白沢峠(嶺方峠)というそうです)




バックが青空じゃないのが残念ですが、それでも目の前の景色に圧倒されます。




ルナちゃんと一緒に写真撮影~。あっ、おじさんちょうど移動してきて入り込んじゃった…。




平日だから誰もいないここで景色を独り占めできると思ってたのになあ…残念。
ちょっとおじさんとおしゃべりした後、先に山を下ります。
下っている最中も景色がとにかく最高すぎて、何度も足を止めて写真を撮ります。




道もなかなかのくねくね具合です。うーん、楽しい。




ああ~!綺麗だよ~!最高だよ~!




はあ~下りなのに全然進まない……。




ああ~~~!




下まで降りてきたのにまだこんな景色が拝めるの最高すぎでは……?




ようやく白馬の中心地へ到着。
ここまで40kmほどですが、3時間近くかかってしまい、もう11時過ぎ。
でも今日は100kmちょいの予定なのでゆっくりまったり行きます。




その2へ続く。

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